うつで本格的に動けなくなったとき、私が最初に思ったこと。

それは、

「私、自分のこと、心から愛してたんだな。忘れちゃってただけなんだな」

ってことでした。

家ネコ

どういうこと?

ひいろ

いきなり何の話?って感じだよね。笑。

でも今回のうつを経験して、私はかなり本気でそう思っています。

私、実は産後うつにもなっています

私は今回が初めてのうつ病ではありません。

第2子を出産したあとにも、産後うつになっています。(そのまま本格うつに移行し、回復まで何年もかかりました💦)

その際長引くうつに対して一番効果を感じたのが、

自分に「ありがとう」と声をかけること。

だったんです。

↓詳しくはこちらの記事で書いています。

ひいろ

「今日も頑張ってるね」

「ありがとうね」

「よくやってるよ」

そんなふうに自分自身に声をかけるクセをつけると、不思議と少しずつ気持ちが落ち着いていったんです。

気休めとかいうレベルじゃなく、本当に回復を後押ししてくれたように思っています。

だから私は、今回うつになる前から、最初からそれを思い出せばよかったんです!!

……ところが。

すっかり忘れていました。笑。

家ネコ

チャンチャン♪

ひいろ

昔のあの苦労はなんだったんだ…(-_-;)

最近の記事でも書いていますが、今回うつになる前の私は「仕事も家庭も頑張っている同年代の女性」と自分を比べてばかりいました。

「できる自分」でなければ価値がない

今振り返ると、私に足りなかったのは「もっと頑張ること」じゃなかったんだと思います。

何もできない自分にも価値があると思うこと=自分をほんとうに愛すること。

これができていませんでした。

過去記事で何度も「専業主婦の自分に誇りを持とう」と伝えてきたくせに、

やっぱり心の奥の方では根強い「無価値感」がこびりついていて。

(働いていても、たぶんこの無価値感はなくならなかったと思います)

それが更年期の時期の心身の変化によって、さらに増幅されたんだと思います。

自分への愛って、キラキラした自分磨きをするとか、自分にご褒美を買うとか、そういうことだけじゃありません。

何も持っていない自分。

何も生み出せない自分。

誰かの役に立てない自分。

寝ているだけの自分。

そんな自分にも「価値がある」と心の底から思えること。

私は、それが「自分を愛する」じゃないかなと思っています。

でも私、結局ここを克服できていなかったんですよね。

だんだん回復して、人並みのことができるようになって。

在宅で仕事をしたりもして。

家事もできる。子育てもできる。

いろんなことができるようになって、「よかった、私はもう大丈夫」と思っていました。

ところが気づけば、

「できる自分でなければ価値がない」

という以前の自分にすっかり戻ってしまっていました。

この無価値感って、ほんっと~~~~~に!根深いです。

そして私と同じような考え方をしている人って、実はかなり多いんじゃないかなと思っています。

家ネコ

「ちゃんとしなきゃ」

「人並みにできなきゃ」

「役に立たなきゃ」

「もっと頑張らなきゃ」

そうやって頑張っているうちに、

「何もできない私には価値がない」

というところまで、自分を追い込んでしまう…。

私もそうでした。

ふだんは意識しなくても、メンタルが悪化しやすい時期(特にPMSの時期)になると、

「私なんて、別にいなくてもいい」

と投げやりな気持ちになることが何度もありました。

今思えば、ものすごい自己否定です。

私なんていなくてもいい。

私は弱い。

私は何もできない。

こんな自分には価値がない。

そんな言葉を、頭の中で何度も自分に浴びせていた結果…。

「しーらない。だったらもう働かない!」と体にさじを投げられた

そうなんです。

投げられちゃいました。

体って、そういう自分の思考の刃(やいば)をずっと受け止めてくれてたんですよね。

更年期で眠れていなくて、ストレスもあって。

そこにさらに精神的な圧力まで加えられて。

そして、ついに体が、

「……しーらない。だったらもう働かない!」

と言われた気がしました。

もちろん、うつって「自分を責めたからなる」みたいな単純な病気ではありません。

肉体面でのストレスも大きく関係していたはずです。

でも私の場合、この「自分への攻撃」もかなり大きな負担になっていたと思っています。

私は専門家じゃないので、これは個人的な意見ですが。

うつって、

根本的には「自分への愛が枯渇している状態」なんじゃないかな。

私と同じような症状で悩まれている方、

ひょっとして思い当たるところ…ありません??

本当に動けなくなって、初めて「自分が一番大切」と気づいた

そして、ここがおもしろいところなんです。

「自分なんて、別にいなくてもいい」

なんて思っていた私。

いざ本当に動けなくなって「このまま動けなくなったらどうしよう」という状態になったら、どうなったと思います?

…めちゃくちゃ怖かったんです。

立てない。

動けない。

このまま起き上がれなくなったらどうしよう。

このまま何年もこの状態だったら?

怖い。

怖い。

怖い。

ひいろ

…あれ?

私、自分のことめちゃくちゃ大事にしてるやん。

「別にいなくてもいい」どころか、

自分より大切なものなんて、この世にないやん。

やっと気づいたんです💦

気づいたというか、身に染みたというか、腑に落ちたというか。

本当に動けなくなったとき、自分の中に残っていたのは、結局「自分への愛」でした。

生存本能みたいなものでしょうか。

自分が壊れてしまうのが怖い。

自分が死んでしまうのが怖い。

この体を失うのが怖い。

だって、自分は自分にとって、たった一人しかいないから。

ひいろ

「私なんていなくてもいい」なんて、ウソばっかりでした。笑

そこで私は、産後うつのときにやっていたことを再開しました。

動かない体をさすりながら、

「ありがとうね」

「ごめんね」

「今までずっと頑張ってくれてありがとう」

と、ひたすら声をかけました。

体は動かず、頭は不安でいっぱい。

でも自分の体に「ありがとう」と言い続けるだけで、気持ちがぐっと楽になりました。

今日一日、生き延びることだけ考えよう

うつの症状がひどくなると、頭の中の声がとてもうるさくなります。

一度、あまりにもいろいろ考えてしまうので、ノートに頭の中のことを全部書き出してみたことがあります。

すると、出てくるわ出てくるわ。

「そのうちずっと起き上がれなくなるよ」←不安

「私は家庭のはみ出し者」←絶望

「いきなり動けなくなる、なにこれ」←恐怖

「私はなぜこんなに弱いの」←怒り

「胸がバクバクして怖いよ」←悲しみ

不安。恐怖。怒り。悲しみ。

よくまあ、これだけ出てくるな!というくらい、ネガティブ思考のオンパレードでした。

ひいろ

頭の中で「ネガティブ祭り」開催中~♪

参加者、全員ネガティブ。笑

家ネコ

でもそれが「うつ」っていう病の特徴なんだよね💦

でも、これも少し違った見方ができるようになりました。

もちろん、うつのときの思考はとてもつらいです。

「こんなこと考えちゃダメ」と無理に前向きになる必要もないと思っています。

でもこのネガティブ思考も、結局は私を守ろうとして出てきてるんですよね。

家ネコ

「どうにかしなきゃ!」と危機感をあおって、危険を回避する行動をとらせようとしてるんだよね。

ひいろ

すっごい迷惑…(T_T)

でもこれも「生きようとする力」が自分を守ろうとしているからなのかもしれません。

結局つきつめればぜんぶ「愛」なんです。

だから思考を憎むのはやめました。

「はいはい、心配してくれてありがとうね」と必死に胸をさすりました。

当時は未来のことを考えると怖くてたまらないので、

「今日一日、生き延びることだけ考えよう」

と思っていました。

明日のことは、明日の自分に任せる。

来月のことなんて知らない。

ましてや老後なんて、今は知らん!笑。

食べて、寝て。

そして今もボロボロの状態で、必死にバランスをとろうと頑張ってくれている体に、

「ありがとう」と言うだけ。

これが私の、うつ急性期の過ごし方でした。

でも今振り返ればこれが、一番回復を早めてくれたように思っています。

ABOUT ME
ひいろ
ぼっち生活をこよなく愛する、へなちょこ40代後半HSP主婦。WEBライター・ブログなどをコツコツとやりながら、長年の夢だった、ひとり時間を満喫する暮らしを楽しんでいます。