プロフィールにも書いていますが、私は10年ほどうつを患っていました。
一番ひどかったのは、症状が出てから3年目。
薬を飲んでも落ち込みがやまず、体重は1年で10キロも減りました。
(周りからも「やせすぎじゃない?」「大丈夫?」と心配されました…💦)
何もやる気になれず、体力もなくなって、
子どもの参観日に這うように出かけて、でも立ち続けることができず教室の後ろで床にへたりこみ…。
でもそんなどん底期を抜け出そうともがく中で、唯一「やってよかった」と感じられたことがあったんです。
お金も時間もいらない方法なので、もしよかったら参考にしてみてください。
当サイトでは基本的に、お金や時間を極力かけずにメンタルUPさせる方法を紹介しています。(私自身が自分にお金を使うことに罪悪感を持つタイプなので…。かけているのは本の代金くらいです)
どん底だからこそ「ありがとう」と口にしてみる
もうズバリ書いちゃいましたがw、それは
「ありがとう」と言うことです。
「ありがとう」と思えることなんて何もないんだけど…もしかして今、そう思いませんでした?
…わかります💦 でも、もうちょっとだけお付き合いくださいね。
当時の私も、「ありがとう」とはとても思えませんでした。
思うように動かない体や、がんばれない自分の性格が大嫌いで、消えたいとさえ思っていました(死にたい、というよりは消えたいという感じ…)。
でもそんなどん底期だからこそ 感謝 が大事だったと、今なら分かるんです。
「感謝の言葉が大事」と気づいたキッカケ
「感謝」に目が向くようになったきっかけは、1冊の本でした。
体調が悪くてフラフラだった頃、ママ友の1人に「この本、今のひいろさんに必要だから読んでみて」とすすめられたのです。
「すごく良かったよ」「読んでみてよ」ならスルーしていたと思いますが、「必要だから」とはっきり言われたのでミョ~に心に残ったんですね。
そのときに紹介されたのが、この本です。
当時はとても疲れていて、難しい本はまったく読む気がしなかったのですが、
この本はひらがなが多かったので、スラスラと読めました。
そしてこの本の中には、こんな一文が。
不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句を言い続けると、そのとおりの人生になる
シンプルな言葉でしたが、いやシンプルだからこそ、グサッときました💦
…確かに当時の私は、悪い現象にばかり目を向けていて、愚痴・不平不満が止まらなかったんですよね。
でも…実際悪いことばっかりなんだもん…。なんで自分だけ?って言いたくなるじゃん…。
さらにその本には、こんな言葉もありました。
「ありがとう」を言い続けると、また「ありがとう」と言いたくなる現象が降ってくる
わかるよ。わかるけど…「ありがとう」って思ってないのに言っても意味ないだろうし…。
でも、そんな私の心を見透かしたかのような一文が添えてあったんです。
「ありがとう」の言葉は、心をこめなくてもいい
本心では思ってなくてもいいの?それならできるかも…。
半信半疑でしたが、当時の私にはほかに状況を良くする方法が見つかりません。
(カウンセリングを受けたこともあったんですが、自分にお金をかけることの罪悪感があまりにも強くて、結局すぐにやめてしまい…。
この本の代金を払うだけでも、当時はかなりの冒険でした)
その後私は、家事をしながら「ありがとう」をひたすら繰り返すことに(誰に向けて言っているのかも、よく分かりませんでしたがw)。
すぐには状況が変わりません。
でもこの行動がキッカケとなって、ちょっとずつ気持ちが上向き始めたんです。
まるで玉ねぎの皮が少しずつむけていくような感じでした。
ママ友の言った「今の私に必要」という言葉は本当でした。後日そのことを伝えると「うん、実はひいろさんの『中の人』に、この本を読むよう伝えて、って頼まれたんだよね」と(^_^;)
それまで彼女は、霊感があることを言わないようにしていたそうです(気味悪がられるから)。でも私があまりにもボロボロだったので、伝えようと決心したんだとか…。
もしかすると口にしていないだけで、こういう特技を持っている人、案外あなたのそばにもいるかもしれません。
当時の私は、スピリチュアル関連の話をまるで信じておらず。
でもこの経験がきっかけで「不思議な世界があるんだなあ」と思うようになりました。
何より、自分を救ってくれましたからね(たぶん…自分がw)
なぜ自分への感謝が大事なのか
ただ「なぜ自分への感謝が大事なのか」「なぜ心をこめなくても効果があるのか」という疑問は残ります。
この2点について、自分なりに考察してみました。
①「私は不幸だ」という考えが揺らいでくる
1つめの理由がこちら。
社会心理学に「認知的不協和」という考え方があります。これは、
自分の「認知(考え)」と「行動」に矛盾があると、不快に感じる感覚のこと。
この現象が起きているんじゃないかと思いました。
「ありがとうと思えることが何もない」と思っているのに「ありがとうと口にする」のは、大きな矛盾ですよね。
それでもめげずに行動し続けると、今度は
「ありがとうと思えることが何もない」→「いや実は、ありがとうと思えることあるよね?」
という風に、「認知」の方が変わっていくのではないかと。
…まあそう簡単にうまくいくとは限りませんが、どん底のときって自分をひたすら責めてしまいがちです。
その「自分責め」の時間を減らせるだけでも、潜在意識に良い影響があるんじゃないかと思いました。
②アファメーション(自己暗示)としての効果
もう1つの理由が、こちらです。
アファメーションとは、なりたい自分を宣言すること
日本には古くから、「言霊」という言葉がありますよね。
スピリチュアル界で有名な「引き寄せの法則」でも、自分が発した言葉(エネルギー)は自分に返ってくるといわれます。
つまり、
前向きな言葉を発していると、潜在意識の中にポジティブなイメージがたまり、本当に「ありがとう」と思える現象が増えてくる
のではないかと。
「良いこと」「悪いこと」の定義はあいまいなので、実際に良いことが増えているかどうか断定はできません。
でも前向きな発言を繰り返すことにより、だんだんポジティブがしみついてきて、ネガティブなことがあっても心に残らなくなるんじゃないかと感じました。
偽の「ありがとう」が本当の「ありがとう」に変わる
嘘でもなんでもいいので「ありがとう」を繰り返していくと、
現象に対する捉え方が変わってきます(実際の出来事は変わらなかったとしても)。
つまり「ありがとう」と心から思えるようになってくるということです。
「ありがとう」は、本当に最強です。
あらゆる感情の中でも「ありがとう」は特に高い周波数を放っているっていいます。
「ありがとう」は脳にも良くて、口にするとだんだんオキシトシン※が出てくるんだそう。
※オキシトシン=子育てなどの際に分泌される愛情ホルモン
またこのオキシトシンは、ドーパミン(快感)&セロトニン(安心感)の分泌も促すとされているんです。
オキシトシン・ドーパミン・セロトニンは3大幸せホルモンと呼ばれています。この3つが分泌されたら、体調も良くなりそうですよね!
もし現状に突破口が見つからないときは、まず「ありがとう」を口にするところから始めてみることをおすすめします。
先ほどお伝えしたように、
- 心がこもっていなくてもOK
- ありがとうの対象がなくてもOK
です。
この本を手にとって8年。
今では私、結構な「脳内お花畑人間」になっていますw
もしかするとこのページにたどりついたあなたにとっても、良き本となってくれるかもしれません。
(私が経験したように、あなたの「中の人」からのメッセージである可能性も。記事を書くにあたり「必要な人に届け!届け!」とかなり念を送ったので笑、その可能性は高いです!)
もしよかったら、気分転換に手に取ってみてくださいね(*^^*)
「ありがとうの神様」は、同じシリーズであと2冊が出版されており、
どの本も「生き方」「人間関係」「病気」「子育て」などについて書かれています。
2015年出版。
2016年出版。
2017年出版。
1冊読めば大体の内容はつかめますが、ちょっとずつ中身が違うので、よかったら全部読んでみてください💕(市の図書館などにも全冊置いてあると思います)
ちなみに私は「ありがとうの神様」だけを購入し、あとは図書館で読破しました。
【ここからはオマケです】
↓「今回紹介した小林正観さんの本を、気軽に試し読みできないかな~」と探してみたところ、いくつかの本がKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)で無料で読めることが分かりました。
たとえばコチラ。
これらもすごく良かったです。現実を変えたいとジタバタしているのがアホらしく思えてくるかも(;^ω^)
正観さんの本の雰囲気を知りたい!という方はぜひチェックしてみてくださいね。
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