「Webライターを始めようと思うけど、書き方のイメージがよくわからない」
「Webライティング特有のルールとか、あるの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな悩める初心者ライターさんに向けて、Web記事を書くときの基本的な考え方を解説していきます。
まず Webライターとしてのあり方・基本となる考え方 などをおさえていきましょう!
初心者ライターの方・これからWebライターになろうと思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
↓細かい書き方のテクニックについては、以下の記事で紹介しています。
Web記事を書くときに大切な考え方
Web記事はインターネット上に掲載する記事のため、紙媒体(雑誌や本)とは違った書き方やルールが存在します。
まずは違いを理解しておきましょう。
①:検索エンジンに認められる必要がある
まず第1に、Webライターは検索エンジン(インターネットプログラム)に評価される記事を書く必要があります。
なぜなら検索エンジンに「質の低い記事」と判断されてしまうと、ネット検索時に上位表示されにくくなってしまうからです。
(上位に表示されなければ、読者の目に留まるチャンスを逃してしまいます💦)
もちろん読者にとってわかりやすい記事を書くことは大前提。
ただWebライターは「検索エンジンにとってもわかりやすいか?」という視点(これをSEOといいます)も大事、ということです。
具体的にどういった点に気をつければいいか、については後ほど説明しますね。
↓検索エンジンってそもそも何?という疑問をお持ちの人も多いかもしれません。そんな方はぜひこちらもどうぞ。あわせて読むと理解が深まると思います。
②:自分の書いた記事は読んでもらえない
2つ目はえっ!と思われるかもしれませんが…(^^;)
Web記事を執筆するときは「自分の書いた記事は読んでもらえない」と思って書いた方がいいと思います。
Web記事の読者は、限られた時間の中で多くの情報を収集しようとしています。
本や雑誌を買ったときのように、その記事自体が読みたいわけではありません。
ですから「この記事、思ってたのと違う」と思った瞬間、すぐに読むのをやめてしまいます。
また読み飛ばして必要なところだけ読みたい、という気持ちもあるでしょう。
(書き手としては切ないけど、自分が検索したときを考えるととしかたないな、って思いますよね💦)
そのためWebライティングは「読む気がない読者に対し、いかにスピーディに&的確に情報を届けられるか」がキモになります。
③:読み手をしっかりイメージしてから書く
3つ目はWeb記事に限った話ではありませんが…、
読み手を具体的にイメージしてから書き始めることがポイントになります。
「誰に読んでもらいたいか(ターゲット)」や「その人にどうなってほしいか(ゴール)」があいまいなまま書き始めると、
誰に向けて書いているのかわかりにくい記事になってしまい、読者の共感を生み出すことができません。
(そんなつもりはなくても、少しずつポイントがズレてしまいます💦)
初心者相手に専門用語やカタカナ語をたくさん使ってしまったり、的外れなアドバイスをしてしまったり…私も何度も失敗しています泣
ですから書くときにはターゲットとなる読者の年齢層・性別・興味関心などを考慮し、理解しやすい言葉や表現を選ぶ必要があります。
これをペルソナ(ユーザー像)設定といいます。
Web記事を書く際には、必ずペルソナ設定をおこないましょう。
また最終的にその人にどうなってほしいか(知ってほしい・買ってほしい・してほしい、など)も意識して書けば、効果的なアプローチができますね。
執筆を引き受けるときには、必ず「誰の・何の悩みを解決する記事なのか」をクライアントに確認しておきましょう!
…ちなみに当ブログのペルソナ設定は、こんな感じです。
- 30代~40代主婦
- 思春期(小学校高学年~高校生)の子どもがいる
- 内向的・HSP気質な人
- ちょっとしたことで悩みがち
- 自分の性質を理解して、強みに変えたい
- やや節約志向で、教育費にもあまりお金をかけたくない
- 家で1人で過ごすのが至福の時
- 友人は少ないが、深い付き合いをしたいと思っている
- 現在は専業主婦、もしくはパート主婦
- いずれは自宅で働くのが夢
- 仕事とプライベートのバランスを取りたい(バリキャリではない)
一言でいえば「過去(5年前くらい前)の自分」
ペルソナは誰か1人(過去の自分や、身近な誰か)を設定するのが効果的です。イメージがわきやすくなりますよ。
どんなWebサイトの記事を書くときにも、上の3つは大前提となります。覚えておいてくださいね。
Web記事ってどんな構成で作られているの?
ここからはもう少し深掘りして、実際のWeb記事がどういう骨組みで作られているのか、に焦点を当てていきます。
①:パラグラフ(段落)ごとにまとめる
Web文章は、パラグラフ(段落)ごとにまとめていくことが多いです。
「1つのパラグラフの中で1つのテーマを語る」を基本とし、別の話題に飛ばないようにします。
パラグラフを使う理由は、段落ごとに情報を整理しやすくするため。
途中で話題が変わると、話の流れを理解しにくくなっちゃいますよね💦
また読者が「この話題はもう知ってる」「自分に関係ない」と思ったときに、すぐに読み飛ばせるというメリットもあります。
パラグラフの中は、以下のような構成で作られています。
①見出し(そのパラグラフのテーマを一言で表現)
②画像(視覚的に理解しやすいよう関連する画像を入れる、文章だけだと疲れるので羽休めという意味もアリ)
③まとめ(このパラグラフは○○について書いてあるよ!と冒頭で語る)
④③で語った内容を詳しく説明する
⑤最後は空白行を作って、次のパラグラフと区切る(この話題はここまで、と視覚的にわかりやすくする)
当記事もパラグラフで作っています。
そのほか箇条書きなども駆使して、読みやすいレイアウトにしていきます。
②:結論・まとめを最初に伝える
Web文章は「結論・まとめから書く」が基本となります。
文章の有名な構成として「起承転結」がありますが、これだと結論までが長すぎて離脱される可能性大です。
ですからWeb文章ではまず冒頭で答えをズバッと伝えましょう。
そのあとに補足説明をしていけばOKです。
結論だけを知りたい読者は最初の1文を読んであとは読み飛ばし、さらに詳しい説明を聞きたい読者は引き続き読んでくれるはずです。
「そうは言っても初心者だし、書くときのイメージがピンと来ないなあ…」
そんなときにはPREP法がおすすめです。
PREP法とは以下の4つの頭文字を取った、文章のフレームワークのこと。
- Point (ポイント): 伝えたい結論
- Reason (理由): 結論に至った理由
- Example (具体例): 理由を裏づける具体例
- Point (ポイント): 再び結論
Web文章では多くの記事で、このPREP法が使われています。
PREP法を実際に使った文章がこちらです。
【おすすめのカフェを紹介する】
P:都内にある「〇〇カフェ」は、落ち着いた雰囲気で美味しいコーヒーを楽しむことができます。
R:このカフェをおすすめする理由は「落ち着いた雰囲気」「美味しいコーヒー」「アクセスしやすい」という3つのポイントがあるからです。
E:「〇〇カフェ」は「木目調のインテリアで統一された、温かみのある空間」「自家焙煎のスペシャルティコーヒー」「駅から徒歩5分」と魅力満載。
P:仕事や勉強の合間に、ゆっくりとくつろぎたい方にピッタリのカフェです。ぜひ一度、足を運んでみてください。
「具体的な情報」や「数字」を使って文章に説得力を持たせることができれば、さらにグッドです✨
③:信頼できる情報を盛り込む
情報の信頼性も大事なポイントです。
特にWeb記事を執筆するときは、基本的にインターネット検索をおこなって情報を集めることになると思います。
ただネットの情報は不確かなもの・古いものも混じっているので、信頼できる情報を見極めることが大切。
できるだけ信頼度の高いサイトを参考にしましょう。
優先順序としては
公的機関のサイト>専門業者のサイト>法人メディアのサイト>個人ブログ
という感じです。
また情報が最新のものかどうかも、しっかりチェックしておきましょう。
※情報を持ってくる際には、出典を明記するなどして、情報の出所をハッキリさせましょう。
④:SEOを意識して書く
冒頭でもお話しましたが、Web記事を書く際にはSEO対策(=検索エンジンに認められるための対策)もあわせておこなう必要があります。
そのために重要になってくるのが「検索キーワード」。
たとえば「自分にぴったり合うハンドクリームがほしい」と思ったら、ネット検索で「40代 おすすめ ハンドクリーム」といった単語を入力して調べると思います。これらが検索キーワードです。
以下の場所にキーワードを配置すれば、検索エンジンに見つけてもらえる確率がアップします。
- 記事のタイトル(見出し1)
- そのほかの見出し(見出し2、3…)
- 本文
- メタディスクリプション(記事の大まかな内容を説明した文章)
- ※上にいくほどSEO効果は高いそうです
検索キーワードはSEO対策のかなめなので、クライアントもかなり力を入れています。
初心者ライターの場合、キーワードは事前にクライアントから与えらえることがほとんどだと思いますが、
「キーワードはSEO対策のために必要なんだな」という前知識があれば、諸々のやりとりがスムーズになるでしょう。
まとめ。最初は知識がなくても大丈夫。少しずつWebライターとしてのあり方を学ぼう。
ここまで読んでもしかすると「いろいろ難しそう、自分にできるかな…」と心配になった人もいるかもしれません。
でも大丈夫!
Webライターを始めた5年前の私は、こんな知識も何もなく、クライアントから言われるままワケもわからずに執筆をおこなっていました。
初心者ライターの場合、SEOやネットのしくみに詳しくないことはクライアントも重々理解してくれています。
多くを求められることはないし、疑問点は質問すれば大丈夫。
ただ今回紹介したポイントをあらかじめ知っていれば、クライアントの意図がわかりやすくなると思います。
ぜひ心に留めておいてくださいね(*^^*)
※もし今回の記事を読んで「Webライターをやってみたいな」と思ってくださった方がいらっしゃいましたら、
Webライター初心者におすすめのサイト・クラウドワークスにぜひ登録してみてください。
Webライターのお仕事に気軽に挑戦できますよ!
↓登録のしかたについては、以下のサイトで詳しく説明しています。よかったらあわせてチェックしてみてくださいね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。