この春、下の娘が小学校を卒業しました。
この子が小学校にいる間ずっと、私は在宅ワーママとして働いてきました。
在宅ワークは「時間と場所に縛られない自由な働き方」「子どもと笑顔で過ごせる」なんて声もありますが、
実際のところ子どもにどう影響したか?ママの満足度はどうだったの?
という点は、経験者でなければわかりませんよね。
そこで今回は、「小学生の母、在宅ワーママをやってみて実際どうだったか」をレポートしてみようと思います。
在宅ワークに興味のある方・検討されている方の参考になれば幸いです。
小学生ママ、在宅で仕事をはじめる。
在宅で働き始めたのは、下の子が1年生のときです。
まわりはパートを探しに出るなど、「外に出る」ことを考える人がほとんどでしたが、
当時の私は長く療養していて、体調に不安がありました。
そこで「1日2時間くらいの仕事はないかな…」と、クラウドワークスを見始めたことが、在宅で働くきっかけとなりました。
当時私はうつ病の薬を飲んでいたんですが、これらの「向精神薬」ってやめるのがかなり難しいんです(途端にメンタルが不安定になっちゃうので💦)
でも在宅で少しずつ働けたおかげで、無理なく断薬できました。
「子育て」「仕事」を両方がんばれている、という自信が「断薬する勇気」につながりました。いい循環を起こせたんだと思います。
帰宅した娘をひざにのせて抱っこ。かけがえのない時間。
私の仕事スペースは、玄関からすぐの場所にあります。
学校から帰宅した娘は、まっすぐに私のもとへ来て、ひざに乗るのが習慣になりました。
抱っこして、背中をさすりながら、今日あったことを教えてもらいます。
笑顔の日ばかりじゃなくて、先生に腹をたてていたり、友達ともめて泣いていたりすることも。
そんなときも、すぐに話を聞くことができました。
また娘の具合が悪くなったときに、即迎えに行けたのも助かりました。
納期に間に合いさえすればいつ作業をしてもいいので、予定の変更も比較的カンタンです。
(まあ後で巻き返さないといけないので、大変は大変だけど…)
子どもの急な病気…しかたのないこととはいえ、周りへの影響を考えると罪悪感&気まずさでいっぱいになりますよね。その点を心配しなくていいのは本当にありがたかったです。
でも在宅ワークはいいことばかりじゃない。
ここまで聞くと「在宅ワーク、メリットがいっぱいでいいなあ✨」と思われるかもしれませんが…。
もちろん、在宅ワークにもしんどいことはあります。
しんどいことの1つ目は「集中のしづらさ」。
在宅ワークは「ノイズ」との闘いともいえます。
しょっちゅう話しかけられるし、テレビの音量は気になるし、そのたびに集中が途切れて、元に戻るのに時間がかかります。
大人なら「仕事中だから話しかけずにいようか」と思えても、
子どもの場合は目の前にママがいたら、話しかけちゃいますよね。
怒るに怒れなくて、でもついイライラしちゃう…。そんなことがよくありました。
また夫との間で「家のことは全てママに」という暗黙の了解ができてしまったのもつらかったですね。
都合がつけやすい分、どうしても私の方が対応することになってしまいます。
たまにならいいけど、毎回自分ががんばらなくてはいけなくて、しかも夫はノーダメージ…という状況に、やるせなさを感じることもありました。
キャリアを積み上げることが難しい在宅ワーク。
しんどかったことの2つ目は「キャリア・収入の不安定さ」です。
在宅ワークの多くは業務委託契約。
クライアントと対等な立場で契約が結べる一方で、
雇用関係ではないので「待っていれば仕事が与えられる」ことはありません。
1つの仕事をキッチリこなしたら、その実績をもって次の仕事に応募し、さらに実績を積んでいく…。
常に成長し続けようとする気持ちがなけば、先細りしてしまいます。
だから仕事中は全力だし、実績作りに焦るあまり実力以上の仕事を受け、疲弊してしまうことも。
自分のことに必死で、娘の担任の先生に「お母さん、最近仕事お忙しいんですか?」と聞かれたこともあります(^_^;)
子どものことがおざなりになってるの、バレバレだったんでしょうね💦
子どもと一緒に過ごす時間は長いけれど、ずっとかかりきりになれるわけでもない。
それが在宅ワークなんだと思います。
それでもやっぱり、在宅ワークでよかった。
じゃあ結局、外に働きに出た方が楽だったってこと?
いえいえ、そんなことはありません。
しんどいことも経験したうえで、それでもやっぱり在宅を選んでよかったと感じています。
実際にやってみて痛感しましたが、内向型HSPの自分にとって、自宅は一番自分らしくのびのびできる場所。
外に出たい気持ちがあるならいいですが、
「将来のためだから」「子どもの学費のためだから」と無理して外に出たら、きっと後悔していたと思います。
うつが再発していたかもしれないし。
それに仕事以外の部分(特に人間関係)に煩わされず、「仕事」「子育て」の2本だけに集中できたのもありがたかったです。
体力・気力が少ない分、優先度の高いものに集中したい!
「自分が望んだスタイルだから」という納得感があったからこそ、しんどい状況があっても乗り越えることができました。
…小学校の6年間を経て、
ガッツリおひざに乗っていた娘は、5年生くらいからひざの端にちょこん、と座るようになり、
6年生になると座ることもほとんどなくなりました。
日々成長していく子ども。
その姿を毎日見届けられたことは、大きな財産です。
そして成長したのは子どもだけじゃありません。
私も「コツコツ積み上げていくこと」「自分を積極的にアピールすること」を学びました。
しかも療養しながらです。
在宅ワークがなかったら、この経験は得られなかったと思います。
まとめ。在宅ワーママを選んで本当によかった
…というわけで、私の中の結論は「在宅を選んでよかった」です。
収入が安定しない、など課題も多い在宅ワークですが、もっと多くの人にこの働き方を考えてみてもらいたいなって思っています。
これからの時代、稼ぐ力は必須。
もし収入源が絶たれても、別のフィールドでまた稼いでいける…そんな自分になれたら、うれしいですよね。
もちろん在宅にこだわる必要はなくて、
在宅半分・外半分…。在宅に飽きたらまた外で(外に疲れたらまた中で)とか…。介護中だから在宅ベースで…とか。
人生は長いし、フレキシブルに動けると助かります。
私もまだまだ発展途上ですが、ようやく子どもの手が離れはじめたので、ここからますます自分のことに集中していきたいと思っています。
40代に入って体力も落ちてきたし、ここからはガムシャラにやるだけじゃなくて、効率的に働くことも考えたいにゃ。
だよね~。効率大事!
もし今回の話を読んで「在宅ワークもアリかもなあ…」と思ってくださる方がもしいたら、まずは一歩踏み出してみることをおすすめします。
小さなことからでいいと思うんです。
情報を集めるとか、短時間の仕事から始めてみるとか…。
クラウドワークスには、数分で終わる仕事(アンケートなど)もあるので、
そういった「これならカンタンにできそう案件」をやってみてもいいですね。
応援しています!
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