「子どもが高校生になりお弁当を持たせることになった」というご家庭、多いと思います。
でもこの❝お弁当作り❞、料理が苦手な人にとっては気の滅入る作業ですよね💦
SNSを見ると、見栄えがよくて美味しそうなお弁当ばっかりだし。
毎日のお弁当作りなんて幼稚園のとき以来で、勝手がよくわからないし。
今回はそんな方向けに、現役(男子)高校生の母である筆者がふだんやっている「10分でお弁当を完成させるコツ」をご紹介したいと思います。
「ズボラ&料理が苦手でも無理せず作れる方法、ないかな…」
そう思っていろいろ工夫した結果、2年たった今10分でお弁当を作れるようになりました(執念の勝利…笑)。早起きしなくてもいいので、毎日とても楽です。
これからのお弁当作りに不安のある方は、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
10分で高校生のお弁当を作るコツ
それではさっそく本題に入ります!
お弁当作りにあたって特に大切にしたのは、①平日10分で作れること ②それなりに(?)見栄えがすること の2つ。
その基本方針をもとに、以下の5つを実践しました。順番に説明しますね。
①:冷凍食品をフル活用する
まずは定番ですね。冷凍食品にどんどん助けてもらいます。
わが家では、冷凍庫の一角がお弁当用の冷凍食品コーナーになっており、
揚げ物・グラタン・シューマイ・ハンバーグなど、いろんな種類をそろえています。
冷食って昔にくらべて本当においしくなっていて、企業側の努力を感じますよね。
種類も多いので、いろんな商品を買って少しずつ使えば、食べる側も飽きないと思うんです。
しかもお値段もそれほど高くないです。(食材を買って料理するよりも、安くすむことも多い)
冷凍食品は賞味期限が長く在庫リスクが低いので、比較的値段をおさえやすいんだとか。
罪悪感を持つことなく、どんどん使ったらいいと思ってます。
特に「細長いおかず(春巻き、エビフライ、ちくわなど)」や「小さいおかず(ミニ唐揚げ・ミニコロッケ)」
を常備しておくと、スキマができてもすぐに埋められて便利ですよ。
②:大きいおかずから順番につめる
お弁当をつめるときに「大きいおかずから」を意識すると、スムーズに仕上げることができます。
慣れないときって、つい端っこからつめてしまうんですが、
これだとスキマができやすく、後で焦ります。(何回もやりました…)
つめるときは、メインとなる大きいおかずを入れる→スキマに小さいおかずを入れていく
の順番がいいみたいです。
また1段弁当の場合は、最初に重たいご飯をつめてからおかずを入れた方が、お弁当が安定しやすいでしょう。
まだちょっとスキマがある…というときのために、ミニトマト・キャンディーチーズなどがあると便利です!
さらに上級テクとしては「高低差をつける」「食材の形を活かして、立体感を出す」などがあります。
これは練習次第で身につく…と言いたいところですが、私はいまだできていません。
(センスの問題?(-_-;))
③:当日はできるだけ火を使わない(週末に作り置き)
ひと手間かかるものは、週末(時間があるとき)にまとめて作っておくと、平日が楽になります。
現在、わが家で常備しているのは卵のおかず&野菜のおかず。
この2つを一週間分作って冷凍しておきます。
【卵のおかず】
4個の卵を使って5日分まとめて作り、1日分ずつラップでくるんで冷凍します。
(冷凍すれば賞味期限は約2週間)
使う前日の晩に冷蔵庫にうつせば、翌朝には自然解凍されます。
そのほか以下のグッズを使って、ゆで卵を作ることもあります。
↓ほかの作業をしている間に、レンジでゆで卵ができるので超便利!
【野菜のおかず】
スーパーで買い出しをしたときに、安売りしている野菜(ほうれん草、小松菜、ピーマンなど)を1束買って、野菜メニューを作ります。
おかずカップに1日分ずつ分けて入れて、タッパーにつめ、まとめて冷凍すればOK。
こちらは汁気が多いので、つめる前にレンジで30秒ほど過熱し、出た水分をキッチンペーパーで吸い取っておきます。
Googleで「○○ お弁当 冷凍 レシピ」と検索(○○は買った野菜名を入力)すれば、クックパッドやYouTubeなどでいろんなレシピが見つかりますよ。
(キーワードとキーワードの間に半角スペースを入れて検索すると、絞り込み検索ができます)
↓たとえば小松菜であれば、こんなメニューがあります。
そのほかブロッコリーを小分けにして冷凍しておく方法もおすすめです。
ブロッコリーは1房ずつ分け、熱湯で2分ほどゆでたあと、ラップで1つ1つくるんでフリーザーバッグに。解凍方法はこちらを参考にしてください。
お弁当の冷凍ブロッコリーを綺麗に解凍技♡(クックパッド)
スーパーに行くと、ハンバーグのたねなどの「あとは焼くだけ」商品も多く売られているので、
それらもついでに調理して1日分ずつラップでくるみ、冷凍しておきます。
これで当日は、火を使わなくてOK!(ウインナーなど、カンタンなものは当日焼いてもいいですね)
④:おかずの「色」でバリエーションを出す
茶色系のおかずばかりだと❝手抜き感❞が出てしまうこともあります。
そんなときは「5色」を意識してつめるようにすると、ソコソコ見栄えのいいお弁当になると思います。
5色とは、
- 赤(トマト、パプリカ、イチゴなど)→食欲をそそる
- 黄(卵、コーン、みかん、かぼちゃなど)→お弁当が明るくなる
- 緑(ブロッコリー、ほうれん草、きゅうりなど)→さわやかさを与える
- 茶(鶏肉、豚肉、ウインナー、ちくわなど)→落ち着きを与える
- 黒(のり、ひじき、こんぶなど)→お弁当全体をひきしめる
の5つ。
これに白いご飯やパンが加わるので、実質6色ですね。
「5色って大変そう!」と思われるかもしれませんが、これが意外とカンタンで、
赤→ミニトマト、黄→冷凍にした卵焼き、緑→冷凍にしたブロッコリー、茶→揚げ物の冷凍食品、黒→のり あたりを常備していれば、楽勝です。
(もし無ければ、カラフルなピックやバランを入れてもいいですね)
時間はかけなくても、カラフルにするだけでおいしそうなお弁当ができます。
…ただし、男子の場合は「彩りはいいから、肉をいっぱい入れて」と言う子も多いかも。
そんなときはご要望にお応えして、茶色弁当でもいいと思います。
⑤:そもそもお弁当を作らない
そもそもお弁当を用意しない日があってもいいと思います。
(お弁当作り、の話なのに「作らない」とか言っちゃってスミマセン笑)
高校は校内に学生食堂が用意されているところも多いし、登校途中にコンビニでお弁当を買ってもいいですよね。
学生食堂はワンコインあれば、お腹いっぱい食べられます。
費用面も食堂=500円、お弁当=材料費300円未満くらいなので、毎日だとキツイかもしれないけど、たまに利用するくらいなんてことありません。
子どもだって、お弁当以外のものを食べたい日もあるだろうし。
だからしんどい日や、めんどくさい日はそちらを頼っちゃいましょう。
まとめ。毎日のお弁当作りは10分で十分。母が笑顔でいられる環境作りを心がけよう。
わが家のお弁当は、基本こんな感じです。(部活の日はタッパー追加で)
中身はあまり変わりばえしないけど、その分迷わず作れるのでこれでいいやって思ってます。
(おにぎりだけじゃなくて、まぜご飯の日とかも作れば、さらにバリエーション出るかも)
先ほどご紹介した流れで作ると、こういうお弁当が10分で完成します。
(ただしコツをつかむまではもうちょっと時間がかかるので、最初は余裕をもって準備してくださいね)
10分なら…気の進まない日や寝坊した日も何とかなるかも、って思いません?
私もこの体制ができてから、毎日淡々と準備できるようになりました。
お弁当作りは朝一番の作業ですから、できるだけ心身の負担にならない形にしたいですよね。
家族にとっては、イライラしながら手間暇かけたお弁当を出されるよりも、テキトーでも母がニコニコしている方が、嬉しいと思うんです。
「がんばらないお弁当作り」、ぜひ試してみてくださいね!