進学・進級の季節がやってきましたね。
この春から息子が高校生になる、という方も多いと思います。
そして「中学までは給食だったけど、高校からはお弁当。弁当箱のサイズや、おかずの量がわからない💦」
と困っている人もいるかもしれません。
現高2の息子を持つ私も当時、同じ状況でした。毎日お弁当を作るなんて幼稚園のとき以来で、何をどうすればいいのか。
料理も苦手だし、お弁当作りが不安でしかたありませんでした。
でも2年たった今、ようやく弁当箱選び&お弁当作りのコツがつかめてきたので、今回はその経験を踏まえ、
男子高校生におすすめの弁当箱
を紹介したいきたいと思います。よかったら参考にしてくださいね🎵
弁当箱選びの前に、男子高校生の生態を知っておこう
本題に入る前に、まずは「敵を知る」ところから始めましょう。←敵っていうのも何だけど…笑
男子高校生は、小さなお子さんや大人とは食べる量も違うし、生態も(?)女子とはだいぶ違います。
まずはそこを押さえておいた方が、弁当箱選びに役立つと思ったので、
まずはDKお弁当あるあるについてご紹介します。
(それよりも先に、おすすめの弁当箱を知りたい!という方は「現役高校生の母が選ぶ、男子高校生におすすめの弁当箱10選」を直接ご覧くださいませ。)
男子高校生の生態①:とにかくよく食べる
男子高校生は、食欲旺盛です。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、
男子高校生(15歳~17歳)の1日に必要なカロリーは、約3,000kcal※。
(※身長170cm、体重60kg、ふつうの活動量の高校2年生男子を想定)
ざっと比較してみると、このくらい違いがあります。
高校生(男) | 高校生(女) | 成人(男) | 成人(女) | |
必要カロリー量 | 約3000kcal | 約2300kcal | 2650kcal | 約1900kcal |
成人女性であるお母さんから見ると「ホントによく食べるなあ…」「胃袋どうなってんの?」
と思う位の量になるわけですネ…。
また男子中学生と比較してみても、このとおり。
中学生(男) | 高校生(男) | |
必要カロリー量 | 約2,600kcal※ | 約3000kcal |
かなり量が増えるようです(;^_^
普段の運動量・成長期のピークがいつ来るか によっても必要量は変わってくると思いますが、
高校生になると、中学時よりも食べる量は増える
と思っておいた方がいいと思います。
わが家の息子は、高1の秋頃が食欲のピークでした。その頃は900mlの弁当箱でも足りなくて、タッパーにおにぎりを追加していました。
高1~高3の間でも食べる量は変化するので、都度「お弁当足りてる?」と確認し、足りなければパンやおにぎりを追加した方がいいかも。
ちなみに、男性高校生の弁当箱のおすすめサイズは、
900ml前後(運動部など、活動量が多い場合は1000ml以上)
だそうです。(女子高校生は600~700mlが目安)
男子高校生の生態②:物の扱いが雑・すぐに壊す
これも男子の母なら「ウンウン(*-ω-)」とうなずいてくださると思いますが…、
持ち物の扱いがテキトーで、すぐにモノを壊すのが男子高校生です。
お弁当を持たせた場合、
弁当箱は、カバンの中で横倒しにされる可能性が高い(逆さになってることもフツーにありそう)
と思っておいた方がいいでしょう。
こぼして周囲がベチャベチャになったこともあるので、できるだけ汁気をキッチンペーパーで吸い取ってからつめるようにしました。
あと、電子機器と弁当箱を一緒にするのは厳禁!口酸っぱく注意した方がいいですね💦
そのため男子高校生の場合は、まっすぐカバンに入れやすい2段弁当の方が使いやすそうです。(弁当箱のサイズも大きいしね…)
またよく壊すのも、男子高校生あるある(高校生に限らず、男子あるあるですね💦)
それは弁当箱も例外ではありません。
わが家でも2年間で3回買い替えました…( ̄ー ̄)遠い目
留め具や内フタを落とす・ぶつける事故が多発するので(なぜそんなに事故が起きるのか、謎すぎる…)、
あまりお値段の高い弁当箱にしない方がいいかな…と個人的には思います(その方が、母のショックが少なくすみそう)。
男子高校生の生態③:弁当箱を過酷な環境に置く
男子高校生の弁当箱は、温度差のはげしい場所に置かれることも多いです。
たとえば部活。
「Z世代の部活動に関する意識調査」「中学生・高校生の 学校運動部活動の活動実態」などの調査結果によれば、
男子高校生の運動部所属率は、約50%。(女子は40%未満)
女子よりも男子の方が運動部に入る可能性が高いため、ロッカーや体育館などに弁当箱が置かれることも多いかも…。
(もし冷蔵庫があっても、そこに入れることを本人が忘れたりなんかして…こわーい((((;゚Д゚))))💦)
ほかには、
- 友達とじゃれ合っていて、食べる時間が遅くなる
- 肉や揚げ物を好むので、お弁当自体が傷みやすい
- 時間がなくて後から食べる
- 残した分を、長い間放置してから食べる
など…。男子高校生のお弁当には、イロイロと危険がともないます。
弁当箱を用意する際は「過酷な環境でも安全に食べられるか」の視点が必要になりますね…。
男子高校生の生態④:弁当箱を出さない
最後は、「食べ終わった弁当箱を出してくれない」「翌朝出してくるので困る」というもの。
中には「催促すると、イライラされる」という悲しい声も、男子高校生の母から聞こえてきます…。
高校生になると体力がついてくるし、宿題なども多いので、親よりも入眠時間が遅くなりやすいです。
母が寝たあとで弁当箱を出されたら、朝バタバタしますよね💦(そもそも出してくれていなかったら、もっと大変なことに…)
この「弁当箱出さない問題」に困っている方、とても多いようです(Yahoo!知恵袋も、母たちの怨嗟の声であふれています笑)。
ですから高校入学の際には「弁当箱、水筒は自分で洗う」というしくみを作ることをおすすめします。
もし朝になっても弁当箱が出ていなかったら、ラップでくるんだおにぎりだけにする、という強硬手段に出てもいいかも。
大学生になれば1人暮らしをするかもしれないし、自分で食べたものくらい片づけられるようにならないと…。
高校生は子育ての最終段階。たとえ反抗期でイライラされても「そこはゆずれない!」と強い姿勢でいましょうね!
…でも「おにぎりだけはさすがにかわいそう」と思う方もいるかもしれませんね。
そんなときは、予備の弁当箱を持っておくのも1つの方法です。
(わが家では、いざというときのためにもう1つ弁当箱を用意しています。
余計なイライラを作らずにすむので、この方法もアリかもしれません)
…以上、男子高校生のお弁当あるあるを4つご紹介しました。
不安にさせてしまったら申し訳なかったです…💦
(そういうおっちょこちょいなところも含めて、息子って可愛いんですけどね(^^;))
でも「量重視」で「見栄えにはそれほどこだわらなくていい」のが、男子弁当のいいところでもあります。
まずは量をつめられる弁当箱を選ぶこと!そこからはじめましょう!
現役高校生の母が選ぶ、男子高校生におすすめの弁当箱10選
ここからは男子高校生におすすめの弁当箱を、以下の3つのカテゴリーごとに紹介していきます。
- 2段タイプの弁当箱
- 1段タイプの弁当箱
- 大容量タイプの弁当箱
2段でおすすめの、男子高校生向け弁当箱
2段弁当箱には、以下のようなメリットがあります。
・ご飯とおかずを別々にできるので、見栄えがいい
・ご飯とおかずが密着しないので、傷みにくい
・カバンにおさまりやすい
・ただし大きなおかずは入れにくい
↑わが家ではこちらを使っています。上段400ml・下段460mlの幅広タイプ。お手頃価格で、お財布にも優しいです。(ただ900mlに満たないので、部活をやっている子や大柄な子だと足りないかも…)
フタは4点でロックするタイプのため、多少乱暴に扱っても外れる心配はないと思います。またフタとパッキンが一体になっており、パッキンの付け忘れや洗う際の手間もナシ。耐久性の高さ・品質の良さはさすがの日本製です。
↑高い保温・保冷性能を持つサーモスの弁当箱。専用保冷ケースがついており、暑い日の温度上昇をゆるやかにしてくれます。バンド&パッキンでしっかり固定するので、汁漏れもしにくいようです。
容量は高校生男子におすすめの900ml。食べ終わったあとは一段にまとめられるため、持ち運びやすいでしょう。上段だけ使うこともできるので、午後の軽食や夜食にも重宝しそう。
↑スタイリッシュなデザインが魅力の2段式ランチボックス。ウッド&シルバーの2色展開です(Amazonはウッドのみ表示)。容量は950mlとかなり大きいので、食べ盛りのお子さんでもきっと満足できるハズ。
こちらもパッキン一体型で、洗う際の手間を省くことができます。付属のランチバッグは上部分にかなり余裕があるようなので、お弁当以外のもの(お菓子や果物など)も入れられそうですね。
1段でおすすめの、男子高校生向け弁当箱
1段弁当箱には、以下のようなメリットがあります。
・大きなおかずを入れられる
・のっけ弁当(ごはんの上におかずをのせる弁当)が作れる
・洗い物を少なくできる(パーツが少ないため)
・ただし大きいのでカバンに入れにくい
↑工具箱のようなデザインと、ミリタリーカラーでぱっと目をひく弁当箱。カラーバリエーションも豊富で、色を選ぶだけでもワクワクしますね(Amazonはブラウンのみ表示)。4点ロックタイプで、うっかり中身がこぼれる心配もありません。容量は900ml。
フタがこんもり盛り上がっており、厚みのあるおかずもラクラク入ります。2段に比べると広さもあるため、サンドイッチ弁当も作れそうですね。(揚げ物や焼き魚も入れやすそう…)
↑アルミタイプの弁当箱です。アルミは軽くてじょうぶなので、弁当箱の素材として人気があります。また熱伝導にも優れているため「熱しやすく冷めやすい」のが特徴。保冷剤といっしょに使えば、長時間しっかりお弁当を冷やせます。
容量は850mlのほかに600mlタイプ・1000mlタイプもあるので、家族でサイズ違いを使ってもオシャレですね。ただ(アルミのため)レンジや食洗器は使えないのが残念。
↑弁当箱の中でも特に壊れやすいのが、ロック部分です。こちらの弁当箱はロックではなく、本体をゴムで止めるタイプのため、壊れにくく長く使えると評判です。
デザインもオシャレで、高校生男子に喜ばれそうですね。深型でフタがドーム状になっているため、大きいおかずもつぶさず入れることができます。のっけ弁当をしたいときにおすすめです。容量は870ml。
大容量でおすすめの、男子高校生向け弁当箱
大容量の弁当箱には、以下のようなメリットがあります。
・ご飯とおかずをたっぷりつめられる
・デザートなどをつめるスペースも作れる
・栄養バランスに優れたお弁当が作れる
・ただし持ち運びが大変
↑フタの内側に保冷剤が内蔵された弁当箱。市販の保冷剤を脇に入れておくよりも、高い保冷効果が期待できます。前の日の晩に冷凍庫に入れておくだけで、翌朝にはヒエヒエのフタ兼保冷剤に早変わりです。(フタを取り外せば、レンジや食洗器の使用もOK)
1000mlの大容量タイプ&シンプルな無地一色のデザイン。カラバリも豊富です(Amazonはブラウンのみ表示)。機能性のいい弁当箱をお探しの方におすすめだと思います。
↑サーモスでロングセラーとなっている2段式弁当箱。ステンレス製でさびにくく、じょうぶなため「長持ちする」と好評です。色うつりやニオイうつりもしにくいため、油分の多いおかずを入れても汚れをすぐに洗い流せますよ。
保冷効果の高い保冷ケースつきなので、夏場でも安心してお弁当を持ち歩けそうですね。容量は1100mlで、上段に380ml・下段に720ml入ります。ただしステンレスのため、レンジ使用は残念ながら不可💦(食洗器はOK)
↑ハードな部活でがんばるお子さんにおすすめなのが、こちらの容量1.3Lタイプの弁当箱。上段620ml・下段680mlで下段にはお茶碗3.4杯分のご飯をつめることができます。女子の弁当箱ざっと2つ分ですね。すごいボリュームです。
「よく食べるので、足りるか不安がある」という場合は、このくらい大きいサイズにした方がいいかもしれませんね。(もし大きすぎたら、浅くつめればいい話だし…)食べ終わったあとは重ねて収納できるので、たくさん入るわりにはコンパクトに持ち運べます。
↑さらに大きい弁当箱はあるかな…と思って探したら、ありました!サーモスの1.8L入る弁当箱で、高校球児に大人気だそう。下段950ml、上段は420mlが2つで、1回で2000kcalの食事をとることができます。3つの容器とおはし入れをまとめて収納できる、保冷ポーチ付き。
下段にご飯(炭水化物)・上段1つは肉や魚(タンパク質)・もう1つはサラダ(野菜や果物)という使い方ができますね。(口コミには「1つに麺類を入れている」という声も…)多すぎるときは容器を1つ減らしてもいいし、いろんな使い方ができそうです。
【番外編】
↑「温かいお弁当を食べてもらいたいけど、学校でレンジが使えない」そんなときに便利な、保温弁当箱です。ご飯容器は真空断熱構造になっており、保温効果の高い専用ポーチも付いているため、寒い季節でもあたたかいご飯を食べることができますよ。
お茶碗2.5杯分のご飯をつめることが可能。さらに300ml容器が2つ付いています。ポーチはストラップ付きで、通学カバンの持ち手に引っかけられるので、持ち歩きもカンタンです。
まとめ。高校生男子はよく食べるので、大きめの弁当箱がおすすめ。
1つ目で紹介した弁当箱に、実際におにぎり・おかずをつめてみるとこんな感じです。
小柄(165センチくらい)な息子ですが、部活のある日はやはり量が足りなくて、タッパーにおにぎりを追加しています。
体格・運動量・もともとの食事量 によっても違いますが、男子高校生はやはりよく食べます💦
「足りなかった」と言われると悲しいので、心もち大きめの弁当箱を用意しておいた方がいいかもしれませんね。
あなたのお子さんにぴったりの弁当箱が、見つかりますように!