夫や妻に「もっとこうした方がいいんじゃない?」と一生懸命アドバイスをしても、なぜかちっとも受け入れてもらえない…
そんなことありませんか?
私も長らくそんな悩みを抱えてきました。
私は、自分がやってみて良かった!と思うことを、パートナーに口酸っぱく言ってしまうクセがあります(長女気質のせいか…)💦 他の人なら冷静に見守れるのに、パートナーは自分の延長のように考えてしまうんでしょうね。
でも「変わってほしい」という気持ちで接すると、不思議なくらい相手は変わってくれません。
そして変わってくれないと分かっているのに、こりずにまた口を出してしまう自分がいたりして笑
…ところが!!
「変わらなくていーや。この人はこれで100点満点で、何1つ欠けてない」
と見方を変えた瞬間、今度は相手がどんどん変わっていくんです。
最近そういう面白い現象が起きたので、ぜひシェアさせてください。
結婚した当初、パートナーは「完璧な存在」だった
あなたがパートナーと結婚したときのことを、少し思い出してみてください。
パートナーのどんなところが好きで、結婚しようと思いましたか?
たとえば私であれば、夫の「地に足のついているところ」「つらくても簡単に投げ出さないところ」が本当にステキだな、と思っていました。
(私がちょっと浮世離れした性格なのでw、堅実なところにすごく魅力を感じていたんですね)
ところが結婚生活が長くなるにつれて、
その長所の裏の部分…「新しいものを取り入れないところ」「頑固なところ」が目に付くようになってきました。
パートナーだからこそ、他の人なら気づいても言わないことを、ちゃんと伝えなくちゃ!
でも何度伝えても、びっくりするくらい伝わらないんです。
たいていは、
- 「そういうこともあるかな」と聞いているんだかいないんだか、という反応
- こちらの意図を全然理解していない(トンチンカンな返事が返ってくる)
- そのときは「たしかにそうだね」と言うが、すぐまた同じことを繰り返す
という感じ。
やっきになって伝えようとすると「自分を否定されている」と感じるのか(まあ実際、否定してるも同然ですね💦)、余計にガードが固くなり、はなから話を聞いてもらえなくなります。
何年も同じことを繰り返してきて、
あるとき私は「もういーや。つかれた(T_T)」とさじを投げました。
どうせ人は変わらない。自分を変えることだけに集中しよっと。
でもそのときに思い出したんです。
結婚した当初は、自分がパートナーに全幅の信頼を置いていて、彼のことを何1つ欠けたところのない存在だと思っていたことに。
(厳密にいえば欠点はありましたが、少なくとも「直してもらわなきゃ」とは思っていなかった…)
なのにいつの間にか、欠点ばかりに集中していたなあって。
手放したとたん、願いはかなった
長年握りしめてきた相手への執着を手からパッと放し、自分だけに集中する。
もちろんすぐにそうなれたわけじゃありません。
うっかりアドバイスしてしまったこともあります。
でもそんな自分を反省し、また何か文句を言いそうになって「ダメダメ」と押しとどめ、「そういえば最近前よりも夫の欠点をスルーできるようになった気がする…」と思った頃。
夫に突然こう言われたんです。
「いい加減○○を繰り返しているのってダメだなって思って。
最近、やり方を△△に変えてみてるんだよね」
この△△は、これまで私が何度も何度も…口酸っぱく言ってきたことでした。
でも「夫に変わってもらわなくてもいいや」と思った瞬間、本人の口から「変えたんだ」と言われるという…w
私は「確かにそうだね。すごいね、そんな風に気づけるなんて」
と返しました。
内心「それ、私がずっと言ってたことやん!」とツッコんでいましたが、口に出すのはガマンガマン( ̄* ̄)
(夫は「自分で決めた」「自分で行動した」ことに手ごたえを感じている風だったので)
「願いは執着しないとかなわない」なんてよく言いますが、確かにその通りなんでしょうね。
追いかけている間は逃げられてばかりだったのに、「もうどっちでもいーや」と思った瞬間にかなうんですから。
自分に集中していればいい
子育てもパートナー育ても、結局は同じことなのかもしれません。
口で「こうしなさい」といくら伝えても何の説得力もなくて、自分の行動だけに集中し、その姿を見せているだけでいいのかも(男は背中で語る!的な…)。
このブログでは一貫して「自分の内面に集中しよう」と伝えていますが、まさにコレが真髄なんだと思います。
そしてパートナーに対しては「今のままで完璧である」と思い出すこと。
もし欠点があったとしても、欠点のままでいいんだと思います。
「私もあなたも、そのままでいいんだ」というメッセージを伝え続ければ、欠点を補ってあまりあるほどの長所が発揮されやすくなります。
(実際に、パートナーが堂々とふるまってくれるようになるからです)
また今回の私のケースのように、自分に自信が生まれたパートナー自ら「もっと自分はこうしていく」と伝えてくれることもあるようです。
まとめると、
①相手の欠点を直そうとしない(相手も自分も、そのままで完璧✨)
②結婚当初に感じていた、相手の長所に注目する
③自分の内面に注目して、相手にアレコレ口出しするのをやめる
この3つが、夫婦円満のコツかもしれない…と思いました。
「言われなくても、私はずっとそうしてるよ!」っていう方がいたら、余計なお世話になっちゃいますが…💦💦
もしも私と同じように、ついパートナーの言動にダメ出しをしてしまう…という方がいらっしゃいましたら、
今回の記事の「相手を変えようとしない」という話が大事なキーワードになってくるかもしれません。
もし何か感じることがあったら、ふだんのパートナーシップにぜひ取り入れてみてくださいね。