最近、「『そのままの自分だと認められない・愛されない』という思いからの行動」を手放せるようになってきました。
おかげでやりたいことをガマンしたり、やりたくないことをやったりする時間が減り、
以前よりゆったり過ごせています。
でもこの信念、今も手放せずにいる人って多いんじゃないかなあ…。
そんな考えがふと頭をよぎったので、
今回は「しあわせはいつも自分のこころがきめる(あいだみつを氏の有名な詩ですね)」をテーマに記事を書いてみることにしました。
人生は、幸せという「感情」を味わうためにある
まず大前提として。
人生は何かを成し遂げるためじゃなく、幸せという「感情」を味わうためにあります。
これがうつに悩み、40年間「人生ってなんのためにあるの?」と考え続けた私が、最終的にたどりついた答えです。
幼い頃から私たちは、
「夢を叶えよう」
「何者かになろう」
「結果を出そう」
と何度も教えられてきました。
でも成し遂げたものは何1つ、あの世に持って帰れません。
この世界での出来事は、せいぜい数十年の夢なんです。
いずれ消えてしまうもののために、ガマンし続けたり、合わない環境でムリし続けたりして、本当にそれでいいんでしょうか。
本来は、ただ生きているだけでいいんです。
生まれてきたということは、すでに神様から「生きていい」とお墨付きをもらったということ。
プラスで何かを手に入れようとしなくていいんです。(もちろん手に入れてもいいけど)
小さな赤ちゃんは、その存在だけで周囲を幸せにしますよね。
それと同じで、あなたはいるだけで、誰かを幸せにしています。
もしかすると「でも自分はもう大人だし、何かを与える立場でなきゃ…」と思うかもしれませんが。
それは社会が勝手に決めたルールであって、真実じゃありません。
私の母は3年前にがんで亡くなりましたが、体がどんなに悪くなっても、寝たきりになっても、
生きていてくれるだけで周囲に喜びを与えました。
役に立たなくなったから、いなくなってもいいなんてことはありませんでした。
すべての人が本来、いるだけで完璧な存在で、「自分を生きること・自分の幸せを追究すること」だけが使命なんです。
何に幸せを感じるか。それは自分が決める
幸せという感情も、人によって形が違います。
…たとえばあなたが、大谷翔平選手だったとしましょう。
(いきなり話がぶっ飛んでてもーしわけない(^_^;))
あなたにとってはマスコミに騒がれることも、誰かの注目を集めることも日常茶飯事で、さほど嬉しくはなく。
目標や、自分との約束を果たせたときが、一番心満たされる瞬間かもしれません。
…一方、そんなあなたの前世は、田舎に暮らす1人の主婦。(またまた突飛でゴメン💦)
人付き合いもさほどなく、淡々と毎日を送っていますが、静かな日々に喜びを感じています。
そんなあなたにとっては、美しい夕焼けを目にしたり、季節の匂いを感じたときが、一番心満たされる瞬間かもしれません。
この2つ、世間に与える影響度はかなり違うけれど、
本人の境遇にとっては、幸せ度はさほど変わらないはずです。
大勢の人に尊敬される方に大きな価値があって、自分だけで幸せを感じることはさほど価値がない…。
そんなことはありません。
何で幸せを感じるかは、自分が決めていいんです。
(まさに、あいだみつをさんの詩の通り✨)
だからもし人がうらやむような成果を出せたとしても、本人が「こんなのたいしたことない」と思えば、それは幸せじゃなくなります。
逆に誰からもほめられなくても「これが私の幸せ」と決めてしまえば、たちまち幸せが手に入ります。
社会的な成功や、ゆったりした時間や、誰かとつながる瞬間というのは、手段にすぎません。
その事象から「感じたこと」が全てです。
私は私のままで、すばらしい
「物価高で~」「AIに仕事を奪われて~」「戦争が起きるかも」など、
世間には焦りを感じさせる情報があふれていますが、
どうか自分がやるとうれしくなること、心が満たされることに時間をたくさん使ってください。
「それじゃ生活が成り立たないよ」「誰かに負担をかけちゃうよ」と遠慮すれば、今までと同じ生活になります。
でも「しあわせはじぶんのこころがきめる」と覚悟すると、少しずつ望む方向への道筋が開けてきます。
外側に目を向けやすい今だからこそ、もっと自分の内側(感性)を磨いていきましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。