内向型の「1人が好き」「刺激が苦手」という特徴。
世間にだいぶ知られるようにはなってきましたが、それでもやっぱりウケがいいのは外向型ですよね。
そのため外向型になりきろうとして、うまくいかなくて撃沈…という人も多いんじゃないでしょうか。
私も長年、まわりの価値観に合わせようとして、本当の自分がよくわからなくなっていました。
でも最近、だいぶ❝自分らしい幸せ❞に近づいてこれた気がしているので、
似たような境遇の人の参考になればと思い、書いています(*^^*)
内向型は、まわりの価値観にあわせると生きづらい
内向型の幸せって世間とズレている…というか 真逆 なんですよね。
大学生の頃「一度とことんヒマになってみよう」と思って、サークル活動等を一切やらず、ひきこもっていた時期があります。
長期休みに入ると人に会う機会もないし、1人暮らしなのでひたすら孤独な日々…。
でもそのとき、
「あれ?毎日おだやかだし、人の顔色見なくていいし、焦らずにすむし、すっごいラクやん…」
って思ったんですよね。
「1人ぼっちはさびしい」って、都市伝説だったの??w
でも「1人でゆっくりしたい。予定も何も入れたくない」
っていかにも生産性が無い気もするし…、人に会いたくないとか、そんなの甘えだよ!がんばらなきゃ!って言い聞かせてました💦
子どもの頃からすりこまれた価値観「明るい方がいい」「活動的であれ」「成長したいはず」「孤独はNG」に、ゴリゴリに支配されていたんです(-_-;)
人生の中で、外向型っぽくふるまっていた時代は長いです。
たぶん20代の頃の友達は、私のことを❝社交的な人❞とすら思っていたことでしょう。(遊びの幹事とか、率先してやってた)
でも実際には「なりたい自分」と「実際の自分」のズレが大きすぎて、葛藤してばかりでした。
なんだかいつも疲れていて、30代に入ると本格的に体調を崩しています。
…でもそもそも「なりたい自分」の方が、間違ってたんです。
生きづらさも、体調不良も、自分に嘘をつきつづけたツケなんだってこと、40年たってやっとわかりました。
自分の性格ではなく、環境を変えていく
内向型が知られるようになってきたとはいえ、今でもスタンダードは「外向型」。
内向型の「1人でいたい」「人にあまり関心がない」「目立ちたくない」という特性は、
なかなか大きな声では言いにくいです。
「あなたにあまり興味がなくて~」とか、さすがに口にできないしね…。自分の内面に過集中してるだけで、興味のポイントが違うだけなんだけど、うまく表現できない💦
だからつい「もっと人に興味を持たなくちゃ」「コミュ力あげなくちゃ」と、がんばり方を間違えてしまうんですよね。
でも本当は、あなたは何一つ変わらなくていいんです。
変えるべきはあなたの性格ではなく、環境です。
外向型の方が生きやすいのは事実だし、外向型の気質を取り入れようとするなら、それでOK。
でも本来の自分のままで、幸せに生きたいと願うなら、環境をてこ入れした方が近道です。
たとえば私なら、自分に「どんな環境を望む?」と質問してみたら、こんな答えが出てきました。
・焦りたくない、自分のペースを守りたい。
・予定のない1日がサイコー。エネルギーが満たされる。
・人とできるだけ会いたくない。(会うと1人反省会ばっかりしちゃうから)
・ゆっくり妄想にひたる時間がほしい。
・少数の大事な人と、信頼でつながりたい。
・勝つことに執着しない。平和が一番。
・目立つことは避けたい。冒険はちょっぴり。
・物欲あまりない。地位もあると面倒なので避けたい。
・でも人の役に立てると、ちょっと嬉しいかな。
・時間を大切に使いたい。
その価値観が「いいか」「悪いか」は一切考えず「自分にとって心地いいか」だけで選びました。
望みをピックアップしたら、できるだけそれに近づける方法を考えて、実行にうつします。
私の場合は、仕事を在宅にして、仕事量も少なめにしました。
収入が減った分は、支出をおさえることでカバーします。断捨離をおこない、家計簿アプリでムダをどんどん省きました。
人付き合いは最小限に。予定もできるだけ入れません。
罪悪感からやっていたこと・なんとなくやっていたことも、どんどんなくしていきました。
そうすることによって、以前にくらべて予定が格段に減りました。
世間は忙しそうですが、私1人、台風の目になったかのごとく静かな日々。
「ああ、この生き方を求めてもよかったんだ。誰に罰されることもないんだ」と気づきました。
(今までは、みんな忙しそうだし自分もがんばらなきゃ、って思い込んでいたんですよね)
どんな人の前でも、自分らしくいる
望みどおりの環境をゲットするには、まわりの協力も不可欠だと思います。
そこで私は決心しました。
誰に嫌われてもいい。最終的に1人きりになってもいいから、自分には嘘をつかないようにしようと。
そこで、周りに対しても「私は1人でいる時間が幸せ」と、ハッキリ伝えるようにしました。
遊びのお誘いがあっても、気が乗らなかったら「今は1人でいたい気分だから」と断っています。
以前は会いたいと言われたら「うん、会いたいね💕」と返すのが礼儀だと思っていたんです。誘ってくれたことは嬉しいし、断ってばかりだと1人ぼっちになるかもしれないしと思って。
でも相手との未来に気を取られて「自分の気持ち」をおろそかにするのって、違うなって思ったんです。
そして実際に断ってみると、どうなったと思います?
①そのまま疎遠になる人 ②「わかった。そういう時期なんだね」と快諾してくれる人
の2パターンに分かれました。
おかげで付き合える友達は減ったけれど、②の人とはこれからもつかず離れずの距離で、いい関係を築けそうです。
仕事量を減らす決断にも、勇気がいりました。
でも夫に「私は焦るのが苦手なの。収入は減るけど許してくれる?」と告げると、
「生活はなんとかなってるし、いいんじゃない?」とあっさり承諾。
世界は自分が思っていた以上に優しかったんだと、今更ながら気づきました。
制限をかけていたのは、自分だったんですね。
どんな人の前でも「私はこんな人間です」と臆さず話すことで、幸せに近づいていけることがわかりました。
自分の幸せは、自分だけが知っている
最近私は、毎日がとても充実しています。
1日を振り返ってみても、いやなことをしている時間がほとんどありません。(ブログ書くのも楽しいし…)
みんながんばってるんだから、私もガマンしなきゃ
という考えって、自分を縛るし、まわりの人も縛るし、結局は誰のためにもならないんじゃないかと。
自分の望む生き方を知ること。そして貪欲にそれを追求すること。
そうすれば、すぐには変わらなかったとしても、数か月・1年…とたつうちに、
「あれ?そういえば最近楽しいことが多いな」となってくるはずです。
ボクは、どんな生き方がしたいんだろう…。働き方は?家族との付き合い方は?友達は?趣味は?持ち物は?
こんな風に、たくさん自分にきいてあげてください。
最初はおぼろげでも、だんだん形になってくると思います。
そしてもし、世間の価値観とズレていたとしても、頭ごなしに否定しないこと。
直感でこれがいいと思ったもの・なんかいやだなと思ったものって、大体その通りなんですよね💦
自分の幸せは誰かに聞いてもわかりません。自分の中にしか答えはありません。
もし今の自分には難しい願いだったとしても、「どうにかして叶えられる方法はない?」と問いかけてみてください。
日々の積み重ねで、幸福度は各段にアップすると思います(*^^*)