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絵本の読み聞かせで賢い子に育つって本当?【実際の効果を検証してみた】

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絵本の読み聞かせをすると頭が良い子になる!情緒面が育つ!

…そう聞いて寝る前にがんばって読み聞かせをしているけれど、眠い日やだるい日もあるし、正直毎日となると苦痛…。

ホントに効果があるの?

年齢が上がるにつれて読む量も増えてきたし、一体何歳まで続けるのが正解なんだろう?

そうモヤモヤしている親御さんも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、絵本の読み聞かせを中1まで続けてきた筆者が、実際にやってみて感じた効果についてご紹介しようと思います。

ひいろ

我が家では、息子が生後3か月~13歳の誕生日を迎えるまで約13年間読み聞かせを続けました。(今はもう高校生なので、さすがにやっていませんが笑。今は中1の娘に対し読み聞かせを継続中です。)

後半では読み聞かせを何歳くらいまで続けるのがベストか、についてもお話しています。

よかったら参考にしてみてくださいね!

この記事は、こんな方におススメ
  • 絵本の読み聞かせが面倒になってきた…
  • 絵本の読み聞かせって本当に効果があるの?
  • 絵本の読み聞かせには、具体的にどんな効果があるのか知りたい
  • 読み聞かせは何歳まで続けるのがいいの?ほかの家庭はどうしてる?

絵本の読み聞かせにはどんな効果が期待できる?

絵本の読み聞かせで得られるメリットとしては、以下があります。

賢い子になる

就学前から絵本の読み聞かせを行うことにより 学力がアップする 、という話はよく聞きますね。

文部科学省の学力調査(小学生・中学生)によると、

小さい頃に絵本の読み聞かせをしてもらった子ほど、国語・算数(数学)の平均正答率が高い という結果が出たそうです。(文部科学省 平成25年度全国学力・学習状況調査より

理由としては、

  • 多くの単語を耳にすることで 語彙力 がつく
  • ストーリーを理解しようとする経験を通して 読解力 がつく
  • いろんな言い回しを耳にすることで 言語化する能力 がつく
  • 視覚・聴覚両方が刺激されるので、海馬が刺激され 記憶力 もアップする

などが挙げられます。良いことづくしですね。

国語力(想う力)・社会力(観る力)・理科力(自然や物を感じる力)はともかく、読書で算数力(概念化・イメージする力)はさすがにアップしないでしょ~。

…と思いきや、算数に関しても学力アップが見られたとのこと。(ベネッセ教育総合研究所 読書量による学力の変化より

ひいろ

それはすごい!

実際に読み聞かせをした際の感覚だと…。

ちょっとあるかも。(★★★☆☆)

とは感じます。

例えばこんな結果が見られました。

  • ママ友に「〇〇(息子)君、物知りだね」と言われる
  • クイズ番組に強いほう
  • 中学では成績上位15%くらいをキープ(塾ナシ)
  • 娘の学校でのあだ名は「ロンパ(論破)ース」(理由:口達者だから。語彙力があると言えなくもない…笑)

ただ、算数力に関しては目に見えるほどの効果は感じられず…

ひいろ

親が気づかなかっただけで、ホントは効果があったのかもしれないけど!そう思いたい!

感性が育つ

絵本の中で、主人公はさまざまな経験をします。

その物語を追体験していくことによって、子どもも いろんな感情を味わう ことができます。

また動きのない「絵」を見るため、 イメージ力も鍛えられる でしょう。

  • 感受性 が豊かになる
  • 想像力・空想力 が養われる

なぜ主人公の感情を疑似体験できるのか。

それは、物語が頭に入ってくることにより喜怒哀楽を司る大脳辺縁系が刺激されるから。

大脳辺縁系…喜怒哀楽や情緒などをつかさどる場所

つまり絵本でいろんな感情を味わうことによって、 周囲の気持ちを察する優しい子に育つということですね。

これに関しては…。

すごくある。(★★★★★)

といえると思います。

たとえばわが家の場合、小さい頃(~7歳くらいまで)の息子は、周囲の感情にかなり鈍感でした。

ひいろ

「○○が△△したでしょ、そのとき××君が○○したからママは今悲しいんだよ」って逐一説明しないとこちらの気持ちが伝わらず…。娘はすぐに察してくれるのに笑

でもじょじょに性格が変わっていき、今ではケンカしている友人の間にさっと入って間を取り持てる「空気読める男子」に成長しています!

相手の気持ちやタイミング・距離感・その場全体の雰囲気など…

周りの人に気持ちよく過ごしてもらうには、これらすべてを正確に読み取る必要があります。

絵本で「こういう出来事があると、人はこんな気持ちになる」と繰り返し学ぶことで、感受性が磨かれていったのかもしれません(*^^*)

情緒が安定する(親も)

親子間のスキンシップが増えることにより、子どものメンタルが落ち着く

これもよく言われますね。

体をくっつけ合い、ゆっくりと言葉を交わすことによって「愛されている」という実感が持てる…。

そして最新の研究によると、

絵本の読み聞かせは子どものみならず、 親側のメンタルを安定させる効果もある のだとか!

東北大学の川島隆太教授の研究によれば、絵本の読み聞かせを通して母親の「子どもの行動に対するストレス」が減る という結果が出たそうです。(本の読み聞かせ」が親子共に効果絶大な根拠 より)

子どもがお話に集中している姿を見ることによって、親側の気持ちも静まるということでしょうか。

これは、けっこうある。(★★★★☆)

だと思います。

子どもが自分の話にゆっくりと耳を傾けてくれるのは、純粋に嬉しいです。

ひいろ

ただし、静かに耳を傾けてくれたらの話…。

全然聞いてくれなかったり、何度も同じ本を読む羽目になったりする(←これはよくある)と、逆にストレスは増えるかも…。ということで☆1つマイナスです。

子どもの気持ちが理解できる

読み聞かせの際の 子どもの反応を通して、その子が「何に興味を持っているか」が分かります

これも大きなメリット。

絵本というと「物語」をイメージする方が多いかもしれません。

でも、読み聞かせの題材はなんだっていいんです。

図鑑でも、字のない本でも。

読み聞かせを続けていると、だんだん「食いついてくるジャンル」「あまり関心のないジャンル」が分かってきます。

ひいろ

たとえばわが家の場合なら、息子は「恐竜」「危険生物」「冒険もの」が好き。乗り物はイマイチでした。一方娘はジャンルを問わずなんでも読みますが、特に好きなのは「伝記」。

そして甥っ子・姪っ子の場合はそれぞれ「車」「童話」に興味を惹かれていました。子どもによって感動するジャンルは違うようです。

絵本は子どもの個性を知るヒントになります

特に、子どもが自分のことをあまり話さないタイプだった場合、すごく役に立つと思います。

…というわけで、すごくある!(★★★★★)

「親の達成感」も大事なポイント!

最後に忘れてはいけないのが、 親側のメリット

子育てって、勉強や仕事にくらべると達成感を味わいにくいかもしれません。

育つまでに何年もかかるし、思うようにいかないことだらけだし…。

仕事や家事が忙しくて、子どもの話に耳を傾ける余裕がない。

私は親として、ちゃんと子どもに向き合えているのかな?

そういった漠然とした不安があるときに、絵本の読み聞かせは効果的です。

1回につき1~2分くらいでもいいんです。

「寝る前の儀式」として習慣化してしまいましょう

(感情はこめなくてもOKです。「感情をこめない方が、子どもの想像力が養われる」という説もあるくらいなので…)

1日あたりの時間はたいしたことなくても、1年・2年…と続けていくうちに子育てへの大きな自信につながっていくと思います。

…というわけで、こちらもすごくある!(★★★★★)

ひいろ

あくまでも個人の感想なので、お子さんの個性などによっても結果は変わってくると思います。あらかじめご了承ください。

読み聞かせは何歳くらいまで行うのがベスト?

子どもに好影響があり、親にとってもメリットが大きい、絵本の読み聞かせ。

では多くのご家庭では、子どもが何歳になるまで読み聞かせを行っているのでしょうか。

文部科学省の調査によると、 「3歳くらいまで」が全体の約2割、「6歳になるまで」が約6割強、「低学年まで」で約9割 という結果だったそうです。(文部科学省:親と子の読書活動等に関するアンケート調査 より)

ひいろ

この結果から、「小学校に入学するタイミング」または「3年生に上がるタイミング」で読み聞かせを卒業する家庭が多いことが分かります。

ただし中学年(3・4年生)になると理解力がアップし「科学系」「伝記」なども読めるようになります。

知識量を深めるチャンスなので、4年生くらいまでは読み聞かせを続けた方がいいかな…と個人的には思います。

ひいろ

5年生以降も続ける場合は、絵本では物足りなくなるはず。

挿絵ちょこっと・字がいっぱいの本を読むことになると思います。(ちなみにわが家では現在、娘に「ハリーポッターシリーズ」を読んでいます。体調によっては読むのがつらかったり、滑舌が悪すぎたりすることも…💦)

でも高学年になると会話量も減ってくるし、コミュニケーションを深めるチャンスともいえます。子どもが望んでくれて、親の体力も許すのであれば小学校卒業まで読み続けるのもアリだと思います。

まとめ。読み聞かせは大変!でも続ける価値はある。

この記事では、絵本の読み聞かせにどんな効果があるのか、についてご紹介しました。

たとえば以下のような効果が期待できそうです。(個人差はあれど…)

  • 国語・算数の学力がアップする(本のジャンルによっては、社会・理科の知識もつきそう)
  • 感受性が養われる
  • メンタルの安定に役立つ
  • 子どもについて知る良い機会になる
  • 子育てがんばってる!という達成感も

また各家庭では読み聞かせを何歳くらいまで続けているか?については以下の通り。

  • 「小学校に上がるタイミング」は全体の6割
  • 「中学年(3年生)に上がるタイミング」は全体の9割
  • それ以降続けるご家庭も、時々ある(全体の7%くらい)

皆さん、よく頑張っていますね。本当に頭が下がります(´;ω;`)

絵本の読み聞かせには良い効果がたくさんあるようなので、負担にならない程度に続けられるといいですね。

別記事で読み聞かせを続けていくコツについても紹介しているので、よかったら一緒に読んでみてください。

では本日はここまで。最後まで読んでくださりありがとうございました(*^^*)

ABOUT ME
ひいろ
ひとり時間をこよなく愛する内向型主婦で、高校生と中学生の母。おこもり好きが高じて、現在在宅でWEBライターとして活動中です。(ライター歴5年)