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絵がキレイで読みやすい!小学生におすすめの伝記漫画はどれ?【本好きママが徹底解説】

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歴史上の偉人・有名人の生きざまがわかりやすく描かれた伝記漫画。

でもたくさん種類がありすぎて「どのシリーズが自分の家庭に合ってるの?」と迷ってしまうかもしれません。

この記事では、図書館大好き&これまでに読んできた図書・絵本の総数5,000冊以上 の筆者が、

「読書が苦手、あるいは伝記初心者の人でも読みやすい」と感じた伝記漫画シリーズをピックアップしています。

子どもに合う伝記漫画をお探しの方や、入学・進級祝いのプレゼントに伝記漫画を考えている…というときにも、ぜひ参考にしてくださいね。

ひいろ

最近の伝記漫画はストーリー構成にも力を入れています。昔のちょっと堅苦しい伝記漫画に苦手意識のある親世代の人にも、ぜひ読んでもらいたいです💕

この記事は、こんな方におススメ
  • 子どもにおすすめの伝記漫画を知りたい
  • 種類が多すぎて、どの伝記漫画を選べばいいか分からない
  • プレゼントにぴったりの伝記漫画はどれ?

最近の伝記漫画に見られる傾向は?

伝記漫画は、歴史上の偉人や有名人を  漫画  という形で紹介したもの。

取り上げられるのは大きな業績を持つ&過去の人というイメージが強いですが、最近では

  • 存命中の方(平成天皇、将棋の羽生名人など)
  • 有名だが賛否両論ある人(マリーアントワネット、小早川秀秋など)

などもラインアップにあがっています。

また一昔前は、偉人のすごいエピソードをひたすら描く、という感じでしたが…。

最近では欠点の部分(野口英雄の金遣いの荒さとか、葛飾北斎のゴミ屋敷の話とか)も、忠実にストーリー化されています。

美化しすぎていないところも、最近の伝記漫画の魅力かなと思います。

ひいろ

「立派すぎて自分とは次元が違う」と思わず、偉人を身近に感じられるかも!

そして 漫画の読みやすさもアップ

コマ割りが大きくなり、主人公の心情に寄り添った構成になっているので、感情移入しやすいと思います。

「絵のタッチや情報量の多さが苦手で…」という人も手に取りやすいですよ。

出版されている伝記漫画シリーズはいくつある?

現在出版されている伝記漫画シリーズの中で、主要な6シリーズをご紹介します。

(ほかにも刊行されているシリーズはありますが、今回は近年発売された読みやすいものをピックアップしています)

 出版社出版年料金
学習まんが人物館小学館1996年~1,045円(税込)
コミック版世界の伝記ポプラ社2011年~1,210円(税込)
コミック版日本の歴史ポプラ社2010年~1,210円(税込)
学習漫画世界の伝記NEXT集英社2010年~1,210円(税込)
学研まんが NEW伝記シリーズ学研2014年~1,100円(税込)
角川まんが学習シリーズ まんが人物伝角川書店2017年~990円(税込)

児童・若者向けの本を多く出版している有名出版社がそろい踏みですね。

ではさっそく、各シリーズの特色について説明していきます!

おすすめの伝記漫画シリーズ1:学習まんが人物館

  • 絵柄はシンプルで、雰囲気は昔の伝記本に似ている
  • 取り上げられている人物は60人以上
  • 存命中の方も登場
  • ザ・学習漫画

小学館が発行する伝記漫画。

第1弾「ケネディ」を皮切りに20年以上、国内外のさまざまな偉人・有名人を紹介し続けています。

中には「平成天皇」や「羽生善治氏」など、存命中の方も。(その場合は通常のシリーズとは違い「学習まんが人物館スペシャル」と名前がついています。)

デザインはシンプルで読みやすく、巻頭と巻末にその人物に関する資料が掲載されています。

本編の情報量も多く、まさに❝王道の学習漫画❞という感じ

選ぶならやっぱり定番のタイプのものがいい…そんな方におすすめのシリーズです 。

ひいろ

小学館は子ども向けの歴史漫画・図鑑などをたくさん発行しており信頼度はピカイチ。また長く刊行されているシリーズなので、安心して読むことができます。

個人的には「清少納言と紫式部」が面白かったです。同時期に宮廷に仕えていた女流作家2人の人生を比較できるという、歴女にはたまらない構成…✨紫式部は2024年の大河ドラマ主役にも選ばれています。ぜひこの機会に読んでみてください。

↓外国の偉人セットも販売されています。(2024/6/24追記)

おすすめの伝記漫画シリーズ2:コミック版世界の伝記

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  • 取り上げられている人物は50人以上(現在も続々刊行中)
  • パッと目を惹く鮮やかなデザイン
  • 情報量はやや少なめで、低学年でも読みやすい
  • 伝記漫画を初めて読むときにおすすめ

ポプラ社が発行する伝記シリーズで、2011年から刊行スタート。

伝記漫画としての歴史は1の「学習まんが人物館」に比べると浅いものの、華やかなデザインに惹かれて購入する人も多いようです。

情報量は、他の伝記に比べるとやや少ない印象…。

でもその分、小さい子でも読みやすいと思います。

対象年齢は小学3年生・4年生ですが、 低学年の子が初めて読む伝記シリーズとしてもおすすめできます

取り上げられている人物も多く、かなりのハイペースで発行され続けているので「次は誰が題材になるかな?」と楽しみになりますよ。

ひいろ

「伝記漫画」の概念を見事にひっくり返してくれたのが、こちらのシリーズです。初めて見たときは、あまりにも表紙がキレイでびっくりしました。

こちらのシリーズのおすすめは、各国の女王たちの生涯を描いた「エリザベス女王」「クレオパトラ」「エカチェリーナ2世」「マリア・テレジア」「イサベル1世」など。いずれも賢く・強く・美しい女王ぞろいで、その美貌と生きざまにうっとりすること請け合いです…。

↓当シリーズは第2期・第3期のセットも出ています。(2024/6/24追記)

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おすすめの伝記漫画シリーズ3:コミック版日本の歴史

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  • 取り上げられている人物は80人以上(現在も続々刊行中)
  • 対象は日本の歴史上の人物のみ
  • 戦国時代・幕末の人物が多く、ややマニアックな人も登場
  • 日本の歴史に興味のある人におすすめ

同じく、ポプラ社から出版されている伝記シリーズです。

「人を通じて歴史を知る」をコンセプトに、日本の歴史上の人物を1冊にこめて紹介しています。

監修は歴史番組の監修・時代考証でおなじみの歴史家、加来耕三先生が担当。

最新の歴史研究に基づいて丁寧に描かれているので、 歴史を勉強するには最高の1冊 だと思います。

登場するのは戦国時代・幕末の人物が多め(人気の時代ですからね…)。

「大谷吉継」「細川ガラシャ」「後醍醐天皇」など、知名度はイマイチ?な人物も伝記化されています

地元の有名人も、いずれこちらのシリーズで伝記になるかもしれませんね。

ひいろ

当シリーズからは、日本の歴史的な戦いにフォーカスを当てた本も登場。(「蒙古襲来」や「関ケ原の合戦」など)戦いの様子をイラストで確認できるのはいいですね。記憶にしっかりと残りそうです。

ただ歴史の流れをある程度分かっていないと、読みにくいかも…。他の伝記シリーズに比べるとやや難易度は高い印象です(歴史が苦手な子は挫折する可能性アリ)。子ども1人で読む場合は、小4くらいからがおすすめです。

おすすめの伝記漫画シリーズ4:学習漫画世界の伝記NEXT

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  • 1980年代に出版されたシリーズの続編
  • 女性の登場人物が多い
  • ストーリー構成、セリフ回しがうまい
  • ドラマチックな展開を求める人におすすめ

集英社が発行する伝記シリーズです。

なぜNEXTなの?と疑問を持たれる方も多いかもしれませんね。

実は集英社では、1989年に全40巻の伝記シリーズを出版しています。

その際に紹介しきれなかった人物にフォーカスを当てたのが、こちら。

前回のシリーズと比較するとデザインは現代風のかわいらしい雰囲気に。女性の登場人物も増えています。

また「ナイチンゲール」「ヘレンケラー」「エジソン」などの超有名人も網羅。NEXTだからといってオマケのような印象はありません。

イラストの雰囲気は2の「コミック版世界の伝記」に似ていますが、テンポの良さや迫力はこちらの方が上かもしれませんね。

女性の活躍が見たい方、一般の漫画のようなドラマチックな展開を求める方にぴったりのシリーズです

ひいろ

私が大人になって初めて手に取った伝記が、こちらのシリーズの「ナイチンゲール」でした。主人公が自分の使命に目覚めていく過程が丁寧に描かれていて、じ~んとしたのを覚えています。

またユダヤ人であったために隠れ家生活を強いられ、強制収容所で命を落とした「アンネ・フランク」も素晴らしい作品に仕上がっていました。お父さんのオットー氏が、娘の遺品である日記を手に取るシーンは…号泣必至です。

↓2024年大河の主人公、紫式部も登場しました!とってもかわいい絵柄に仕上がっているので、少女漫画を読むような感覚でスラスラ読めると思います。(2023/12/22追記)

おすすめの伝記漫画シリーズ5:学研まんが NEW伝記シリーズ

  • 「日本の伝記」「世界の伝記」の2種類が刊行
  • オールカラーで読みやすい
  • 折り込みページもあって迫力満点
  • 華やかなので、ちょっとおしゃれなプレゼントにぴったり

学研が発行する伝記シリーズです。

「世界の伝記」「日本の伝記」の2つが用意されており、「世界の伝記」は6人、「日本の伝記」は16人が取り上げられています(上の画像は「日本の伝記」)。

他のシリーズに比べると冊数は少なめですが、2022年からは新たに「日本と世界の伝記」シリーズも刊行。

今後の発展に期待大!の学習漫画です。

こちらのシリーズで特筆すべきは、 デザインの華やかさ

すべてのページがカラーで、また強調したい部分は三つ折りの折り込みページなどを使って大胆に描いています

いい意味で「学習漫画らしくない」本といえそうです。

「プレゼントなので、現代風のオシャレな装丁がいいな…」というときは、こちらがおすすめだと思います。

ひいろ

出版年は2014年と最近ですが、学研はもともと小学生向けの学習雑誌を長年発行し続けている老舗。信頼度はバツグンです。

こちらのシリーズのおすすめは「ワンガリ・マータイ」!アフリカで3000万本もの植林活動を行い、ノーベル平和賞を受賞した女性活動家の生涯が丁寧にまとめられています。実はワンガリさん、日本語の「もったいない」という言葉とも深い関係が…。SDGsへの関心が高まる今、ぜひお子さんに手に取ってみてもらいたい本となっています。

↓当シリーズからも、紫式部の伝記が出ています。もちろんオールカラーなので、平安王朝の華やかさをより身近に感じやすいと思います。そして髪の毛はまさかの紫…(紫式部だから?)(2023/12/25追記)

おすすめの伝記漫画シリーズ6:角川まんが学習シリーズ まんが人物伝

  • コンパクトサイズで持ちやすい・収納に便利
  • 他のシリーズに比べると安い
  • 人気漫画家やイラストレーターがカバーイラストを手がけている
  • 3冊セットなどもあり、手軽に買える

角川書店が発行する伝記シリーズです。

映画・ゲームなどさまざまなジャンルでヒット作を出し続けている角川書店ですが、学習漫画に対するこだわりにも並々ならぬものを感じます。

大きさは「四六判」で、新刊の小説と同じ大きさ。

子どもでも持ちやすく、自宅の本棚に収納する場合も場所を取りにくいでしょう

またテーマに沿ってピックアップされた3冊セットも用意されているので、進級や進学のちょっとしたプレゼントにおすすめだと思います。

人気漫画家やイラストレーターがカバーイラストを担当している点も魅力です。

『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズのいとうのいぢ氏、『ケロロ軍曹』の吉崎観音氏など豪華ラインアップで、若い世代になじみ深いと思います。

ひいろ

同じく角川出版から刊行されている「日本の歴史」シリーズは、「児童書 学習まんが 日本の歴史」ジャンルでなんと7年連続1位!内容にも期待が持てますね。

イラストもかなり目を惹きます。コンパクトな分迫力にはやや欠けますが、自宅用として購入するならこちらが一番かも。

個人的には、こちらのシリーズの「クレオパトラ」がなまめかしすぎました。いつまでも眺めていられるほど美しくて、さすがは世界三大美女✨

個人的におすすめの伝記漫画シリーズは?

ここまで、計6つの伝記シリーズについて特色&魅力をご紹介しました。

各社こだわりぬいていて、甲乙つけがたし!ですが…。

個人的には6の「角川まんが学習シリーズ」が一番かなあと思います。

イラストの美しさ・読みやすさ・お値段 いずれもレベルが高く、安心して読めるシリーズではないかと。

どの伝記シリーズがいいか迷ったら、参考にしてみてくださいね。

では本日はここまで。最後までお付き合いくださりありがとうございました(*^^*)

ABOUT ME
ひいろ
ひとり時間をこよなく愛する内向型主婦で、高校生と中学生の母。おこもり好きが高じて、現在在宅でWEBライターとして活動中です。(ライター歴5年)