突然ですが。
あなたは、人聞きのいい・頑張っている感じのする・少なくとも「私は~やってます!」と胸を張って言えるような、
キチンとした人になろうとしていませんか?
…私は、なろうとしていました💦
でもこの考えだと、いつまでたっても足りない感覚から抜け出せないんですよね。
キチンとした人になろうとせず、グダグダで、マイペースで…。
そんな本来の自分のままでいることを選んだら、ぐっと日々がおだやかになりました。
何者かになろうとしなくていい
子どもの頃よく「大人になったら何になりたいですか」って聞かれましたよね。
私の子どもの頃の夢は、イラストレーターでした。
なんか横文字でカッコよさそうだったからです。
(当時仲の良かった友達は、インテリアコーディネーターって言ってました。同じく横文字でカッコよさそうだから笑)
大人になったら、人に堂々と伝えられるような❝何者か❞にならないといけないと思い込んでいたんです。
そして自力で稼いで、できればたくさん稼いで…。
…でもね。こんな考え方は、資本主義が生み出した幻想なんですよ。
本当は、何者にもならなくていいんです。
唯一なるべきなのは「自分」です。
自分がどんな人なのかをよく理解して、そこからブレないことが大切で。
自分を知ったあとは、職業としての会社員になってもいい。主婦になってもいい。
フリーランスでも、起業家でも、投資家でも、自給自足でも、誰かからもらうのでも、暮らせればなんでもいいんです。
ただ自分になること。本来の自分に戻ること。
自分のままで、この人生を味わい尽くすこと。
人生は本来、これだけできれば十分なんだと気づきました。
本来の自分として生きる
「何者かになれ」と教えられてきた私たちは、つい今の自分を否定して、もっとすばらしい人になろうとしがちです。
でも全員が全員、目立つポジションにつく・つきたいわけじゃありません。
友人や家族にとって安らぐ人になること、小さな幸せを見つけていくことが人生の目的という人もいます。
1人で淡々と生きて、いろんな感情を味わい尽くすことが人生の目的という人もいます。
もちろん立派な成果を成し遂げる人もいるでしょうけど。
そもそも立派かどうかなんて、時代が変われば変わるし、国によっても、世代によっても変わってしまうものです。
どっちでもいいんです。どっちの方に価値があるかなんて、考えなくていいんです。
世間は「働け!頑張れ!」という空気で満ちていますが(とくに日本は💦)、
もし自分がゆるふわな人生を目指すなら、そういう情報は思い切ってシャットアウトしましょう。
頑張るかどうかは、あなたが決めることであって、世間が決めることではありませんから。
どんな自分にもOKを出す
人生長く生きれば生きるほど「~でなければ」という思い込みでがんじがらめになってしまいます。
この思い込みは潜在意識の奥深くに鎮座していて、なかなか消えてはくれません。
私も長い間、口では「みんな違ってみんないい」なんて言いながら、
実力のある人には引け目を感じ、立場の弱い人は見下すという風に、
ジャッジするクセが抜けませんでした。
人をジャッジするということは、自分もジャッジするということ。
自分からは逃げ隠れできませんから、ジャッジし続けている限り、
自分に認められるために頑張り続けなくてはいけなくなります。
ちょっとの間も惜しんで努力して、我慢して、自分を変えなくてはいけなくなります。
でも、今が楽しくなかったらむなしいですよね。
そもそもこんなに頑張って、ステキな未来が来るかどうかもわからない。明日この世にはいないかもしれないわけだし。
あてのない未来よりも、今が大事だ!
そう思って私がまず取り組んだのは、「自分のダメな部分をゆるすこと」でした。
- すぐに仕事をサボってしまう自分 →OK👌
- 気分屋で、やりたいことがコロコロ変わる自分 →OK👌
- 人をすぐにジャッジする自分 →OK👌
- 要領の悪い自分 →OK👌
- 自分の意見を曲げない頑固な自分 →OK👌
誰かにムカッと来るときは、たいてい自分の中にも同じ気質があって、それをゆるせていないだけだったりします。
凸凹は、凸凹のままでいいことにしました。
凹んだ部分は、誰かに助けてもらえばいいわけで。他人はそのためにいるんですから。
どんな自分にもOKを出すクセをつけると、だんだんまわりの欠点(と思い込んでいる部分)にもOKが出せるようになります。
結構地道な作業だけど、すべてまるっとOK!という心境に近づいてくると、
頑張っていない自分に対して、罪悪感が湧きにくくなるんです。
私はこの作業を続けたおかげで、頑張りグセがかなり減りました。
「もうムリ」「あとは頼む」「助けて」と言いやすくなり、土日は1日中ダラダラと好きなことをして、
そんな自分に罪悪感を持たず「あ~やすらぐなあ💕」と全肯定できるようになってきています。
ずっと「自分には何か足りない」と思っていましたが、
本当は足りないんじゃなく、必要がなかっただけでした。
そのことに気づいたら、毎日が今までよりずっとおだやかになったんです。
もっと早く気づいておけば…と思ったので、
過去の自分に伝えるイメージで、この記事を書くことにしました。
私と同じく、頑張り続けてヘトヘトになっている方の、参考になれば幸いです。