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「子育てに疲れた」「イライラが止まらない」そんな時にまずやることは?

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子育てや家事を日々がんばっているけれど、今日はなんだかイライラが止まらない。

思わず家族にあたってしまい、自己嫌悪も止まらない(´;ω;`)

そんな経験をお持ちの方も多いんじゃないでしょうか。

ひいろ

家族のためにがんばりたいという気持ちはあるんです。でも、自分だってたまにはゆっくりしたい。自分のしんどさを周りにも分かってほしい。そういう気持ちが、ときにあふれ出してしまうんですよね…。

本当はおだやかに本心を伝えたいけれど、でもこの時点で感情はすでに臨界点を突破。人が変わったようになり、周りを傷つけてしまいます。

こうなるともはやタタリ神。

全てを呪い殺すまで、終われません笑 ←いや、笑いごとじゃないけど…

今日はそんな過去の自分や、今現在タタリ神予備軍となっているお仲間にメッセージを伝えたくて書きました。

親の皆様にこそ、自分を最優先にして生きてほしいです。

自分を最初に満たすことの大切さ

心理学で取り上げられることの多いシャンパンタワーの法則を、ご存じですか?

ホストクラブなどでよく見かけるシャンパンタワー(行ったことないけど笑)。

シャンパンをピラミッドのように積み上げ、一番上の段からお酒を注いでいきます。

上から注ぐので、1つひとつのグラスに注がなくても下段までお酒が行き渡るんですよね。

シャンパワーの法則では、この一番上のグラスを「自分」に見立てます

二段目は家族・三段目は友人・四段目は仕事仲間…という風に、自分にとって大切な人間関係の順に置き換えていくイメージですね。

そしてまず自分にお酒(喜び・リラックスできる時間・お金など)を注ぐ、そうすれば下段にも恩恵が行き渡るよ…っていうのが、シャンパンタワーの法則の概要です。

でもほとんどの人が、下段から先にお酒を注いでいるのではないでしょうか。

ひいろ

特に「父」「母」というポジションにいる場合、子どものシャンパンにまず注がなきゃ…と思いがちですよね。

自分のシャンパンが後回しになっている例
  • 子どもには洋服を買うけれど、自分の分は後回し。(「まだ着れるからいっか~」って思っちゃう)
  • 子どもには真っ先に美味しいところを食べさせるのに、自分は端っことか冷めたところ。(「ママはなくていいのよ」とすら言っちゃう)
  • 家族に安全・安心を提供したい。そのためにがんばっているけれど、気づけばいつも自分だけが働いている。
  • こまごました用事を率先して片づけているのは私。それなのに家族はそのことに気づいていない。でも伝えても「ふ~ん」で片づけられて終わる。

自分から望んでそうしてるんです。

それなのに平然と自分を奴隷のように扱ってくる家族に対し、怒りの感情が湧いてきます。

ひいろ

家族はこちらの言葉を「言葉通り」受け止めているだけなのにね…。

家族のために縁の下で働くのは、大きな 徳積み になります。

(隠れて徳を積むほど、神様に喜ばれるって言いますからね…)

でも内心不満タラタラ・モヤモヤだらけだと、せっかく積んだ徳もプラマイゼロになってしまうかもしれません。

そんなの悲しいですよね。

親がまず自分を満たすことが大切

人生の中で一番大切なのは、子どもではありません。

自分です。

なぜなら、この世界の主人公は「自分」だからです。

子どもより自分を優先、なんて自分勝手な気がする…。

と抵抗感があるなら、子ども=自分(どちらも同じくらい大切) と考えてもいいかも。

もし家族にたくさん貢献をしている自覚があるなら、それに見合う報酬を受け取るべきです。

何か行動をすると(相手に気を配る、などでも)、必ずエネルギーが発生します。

某マンガで「等価交換」なんて話がありましたが、自分が与えた価値への報酬を受け取らない場合、

どこかにひずみが生まれ、バランスが崩れます。

そして崩れたバランスはパートナーに…ならまだいいですが、家庭の中でもっとも弱い立場の「子ども」にしわ寄せがいくことも多いです。

罪悪感  という形で、です。

たとえば自分のお母さんを思い出してみてください。

自分のことはいつも後回しで、ガマンばっかりしている…という「ザ・昭和の母」ではなかったでしょうか。

そんなお母さんを見ているうちに、だんだん

自分もガマンしなきゃ。

不自由でいなきゃ。

無意識にそんな気持ちが生まれてきてしまうんです。

…思い当たるところ、ありませんか?(私はすごくあります)

だからこそ、

親は自由で、楽しそうにしているべき

だと思うんです。そうすれば、子どもも遠慮なく自分の幸せに進んでいけます。

満たすのが難しいときは、セルフコンパッションがおすすめ

じゃあ自分をまず幸せにしよう!

そう思っても、いざとなると「自分にはそんな価値はない!もっとがんばれ!」と心の中で叱咤する鬼教官が…。

そういう人も多いかもしれません。

人格否定にまで及ぶ、鬼教官のキツイしごきに心はグラグラ…

ひいろ

私も長年、「自分責め」という鬼教官にお尻を叩かれ続けました💦

そんな方には、セルフコンパッション という技法がおすすめです。

セルフコンパッションは直訳すると 自分への思いやり

ネガティブな感情が湧いてきたときに「そんなこと思っちゃダメ」「もっとがんばれ!」と押さえつけるのではなく、「わかるよ」「そんな気持ちなんだね」と共感してあげる。

悩んでいる親友に話しかけるように、をイメージすると分かりやすいと思います。

最初は昔からのクセで、つい厳しい声かけの方が多くなってしまうかもしれませんが、練習を繰り返すとだんだん上手になります。

そしてセルフコンパッションがうまくなると、だんだん自分の心の奥の「本心」が思いをちゃんと伝えてくれるようになります。

(鬼教官の勢いが強いときは、自分の本心すらよく分からないことも多いですが…)

親友に話すように、自分に話しかける

 ↓

自分の気持ち・願いが分かってくる

 ↓

その願いを叶えてあげるべく、行動する

このサイクルを繰り返すことによって、だんだん「自分を大切にする・幸せにする」感覚がつかめてきます。

↓セルフコンパッションについて、詳しく書いています。よかったらどうぞ💕

ちょっとずつ自分を満たしていった体験談

最後に私の体験談を。

まず自分を満たす、をキーワードに以下のような行動を心がけてみました。

どれもすぐにできることです。

例1)自分にまず支払う

以前の私は、子どもの学費をためるため節約にはげんでいました。

少しのお金もムダにしたくないし、欲しいもの・食べたいものがあってもガマンガマン…。

でもチマチマと節約しているそばから、子ども関連の用事でお金が消えていきます。

必要なら仕方ないけれど、「不注意で壊したからまた買って」とか「他の子も持ってるから買って」とかだと、心の中では納得できずにイライラ…。

でも「自分のものは買っちゃダメ」って制限をかけているのは、自分自身なんですよね。

だから思い切って、子どもの服やイベントごとなどの出費があるときは、自分の分もちゃんと買うようにしました。

ひいろ

無理やり買う必要はありません。でも欲しいものが出てきたときには、ちゃんと叶えてあげることが大事かなって思います。

子どもの「ついでに」買ったお気に入りの服で参観日に出かけてみたら、テンションの上がること✨

例2)美味しいものでお腹も心も満たす

食事のときも、ちゃんと自分の分を確保するようにしました。

どうしても足りないときは家族を優先しますが、あるときはちゃんと自分もいただきます。

また「美味しいお菓子を自分だけでこっそり食べる」にもチャレンジ。

子どもの目の前でやるとさすがに罪悪感がハンパないので、まずは家族の見ていないところで…。

これだと自分はハッピー・家族は何も知らない、ということで丸く収まります( ̄ー ̄)ニヤリ

ひいろ

最初こそ「え?いいの?」と思いましたが、何事も慣れですね。だんだん罪悪感なくできるようになりました笑

例3)「休みたい」という願いを叶えてあげる

以前は無理をしてがんばったあげく、イライラが止まらない…を繰り返していました。

そしてタタリ神化してからやっと、おびえた家族に手伝わせる…という悲しいスタイル。

家族にも顔色をうかがわせてしまい、ホントに申し訳ない限りです。

そこで、決めました。

疲労を感じたら ①やめる(もしくは手ぬき) ②お金で解決する(お惣菜を買うなど) ③「調子が良くないから、手伝って」とハッキリ言う いずれかにすると。

いざやってみたら、ちゃんと手伝ってもらえるし大した問題も起こりません。

「ちゃんとやらなきゃ」の「ちゃんと」のラインは、自分が勝手に引いたものだったんですね…。

ひいろ

これらを「しんどくなる前に」やるのがコツです。普段からコップに水をちょこちょこ注いでいくイメージかな…。普段からやっていると、不思議なくらい怒りが出にくくなるんです。そして今度は「家族のために尽くしたい!」という気持ちが湧いてきます💕

まとめ。最優先されるべきは、あなたです。

世の中には、常に自分ばかり優先させている親もいるかもしれません。

でもそんな人達のようになれと、言いたいわけではありません。

今回の記事は「自分優先で本当にいいの?」と戸惑ってしまう、真面目で心優しいママやパパの心が少しでも楽になることを祈って書きました。

あなたは誰よりも尊重されるべき、宝物です。

たとえ自分がそう自覚していなくても、です。

宝物にふさわしい扱いを、自らがしてあげてくださいね。

ひいろ

ちなみにフランスでは、子どもを早く寝かせて親だけでパーティに繰り出す…なんて話もあるみたいですね。その姿を見て子どもは「いいな~早く私も大人になりたい!」と思うんだとか。

できることなら子どもには、希望いっぱいの大人の姿を見せたいですよね。「大人になったら楽しそうだし、好きなことできるし、お金も好きに使えるし、うらやましい…」と思ってもらいたいです✨

それでは、今日はここまで。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました(*^^*)

ABOUT ME
ひいろ
ひとり時間をこよなく愛する内向型主婦で、高校生と中学生の母。おこもり好きが高じて、現在在宅でWEBライターとして活動中です。(ライター歴5年)