子育てや家事を日々がんばっているのに、今日はなんだかイライラが止まらない。
つい家族にきつく当たってしまい、そのあと自己嫌悪…。
――そんな日、ありませんか?
家族のために尽くしたい気持ちはちゃんとある。
でも、本音を言えば「たまにはゆっくりしたい」「自分のしんどさにも気づいてほしい」んですよね。
もうこうなると、私の中の“タタリ神”が覚醒してしまう。
すべてを呪い殺すまでおさまらない、みたいな(笑)
…いや、ほんと笑いごとじゃないんですけどね。
この記事は、そんな“過去の私”と、“今タタリ神寸前のあなた”へ向けたメッセージです。
もくじ
まず「自分を満たす」ことから始めよう

シャンパンタワーの法則って聞いたことありますか?
一番上のグラスに注いだシャンパンが、下のグラスへと自然に流れていく――というアレです。
この一番上のグラスは「あなた自身」。
その下に家族や友人、仕事仲間がいて、まずは自分にしっかり注ぐことが、結果的にみんなのためになるんです。
でも、親になるとつい逆をやってしまいがち。
- 子どもには服を買うのに、自分は「まだ着られるから」と後回し
- 家族にはあったかいご飯、自分は冷めた残り物
- ひとりで全部の家事をこなしても、「ありがとう」どころかスルーされる
最初は自分から進んでやっていたことでも、だんだん「当たり前」にされると、怒りや悲しさが溜まっていきますよね。
せっかくの愛情が、イライラの源になるのは悲しすぎます。
「親なんだから」よりも、「自分を大切に」が先

私たちはつい、「子どもが最優先」と思いがちです。
でも、人生の主役は自分。
誰かを大切にするには、まず自分が満たされていることが前提です。
「自分さえ我慢すれば」と思っていても、その無理はじわじわと、家族(とくに子ども)に伝わってしまいます。
子どもは、言葉じゃなく「親のあり方」を見て育つからです。
「母親はずっと我慢してるもの」
「父親はいつもピリピリしてる」
そんな姿を見せ続けたくはないですよね。
それでも難しい時は、セルフコンパッションを
「自分を大事にしよう」って言われても、
心の中に鬼教官がいて「まだ甘えてる!もっと頑張れ!」と怒鳴ってくること、ありませんか?

人格否定にまで及ぶ、鬼教官のキツイしごきに心はグラグラ…
私も長いことその声に支配されてきました💦
そんな人にこそ試してみてほしいのが、セルフコンパッション(=自分への思いやり)です。
たとえばこんな風に:
- 「イライラする…そんな自分が嫌」と思ったとき、
→「そっか、疲れてるんだね」と声をかけてあげる - 「もっと頑張らなきゃ」と思ったとき、
→「よくやってるよ、ほんとに」とねぎらってあげる
最初は気恥ずかしいかもしれません。
でも、慣れると自分の本音が少しずつ分かってくるんです。
そうすると、ムリなく自分の願いを叶える行動が取れるようになります。
↓セルフコンパッションについて、詳しく書いています。よかったらどうぞ💕
私が「自分を満たす」ためにやってみたこと

最後に私の体験談を。
自分を満たす、をキーワードに以下のような行動を心がけてみました。
例1)自分にもちゃんとお金を使う
節約のため、ずっと自分の欲しい物を我慢していました。
でも「子どもには買うのに自分はダメ」って、バランスがおかしいんですよね。
子どもの服を買うついでに、自分にも一枚。
それだけで参観日のテンションが全然違いました✨
例2)こっそりスイーツを楽しむ
お菓子をひとりでこっそり食べる。これ、最高の自分時間です。
家族が見てないときなら、罪悪感もゼロ(笑)
「自分だけのために何かをする」って、意外とパワー回復になりますよ。
例3)「もうムリ」と思う前に休む
昔は限界までがんばって、最後に爆発するパターンでした。
でも今は、しんどくなる前に「今日はお惣菜でいこう」と切り替えたり、「手伝って」とハッキリ言うようにしています。
すると意外と、ちゃんと手伝ってくれるんです。
まとめ。最優先されるべきは、あなた自身です
この記事は、いつも家族のためにがんばっている「真面目でやさしいあなた」に向けて書きました。
わがままになれ、という話ではありません。
でもあなたが満たされていないままでは、誰も幸せになれない。
あなたは宝物のように大切な存在です。
その価値に、自分自身が気づいてあげてくださいね。
おまけ。フランス式に学ぶ「親が楽しむ姿」の大切さ
フランスでは、子どもが寝たあとに親だけでワイン片手にパーティ…なんてこともあるそうです。
それを見た子どもは、「大人っていいな!早くなりたいな!」と思うんだとか。
そんなふうに、子どもにとって「希望のある大人像」でありたいですね。
それでは、今日はここまで。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました(*^^*)