「受験生の親」で検索すると、候補に出てくるのは…
「受験生 親 うるさい」
「受験生 親 うざい」
ドキッとしますよね。私も検索してみて、ふるえあがりましたw
うざくてごめんよ…((((;゚Д゚))))
でも冷静に考えると、受験期の子どもにとって親がかなり“うっとおしい存在”になっている可能性があるってことですよね。
なぜそうなってしまうのか?
それは、おそらく親が「構いすぎている」からじゃないでしょうか。
そしてその背景には「親自身の不安」があるように思うのです。
2025年に長男の受験を経験した中で、気づいたことをまとめました。
よかったら参考にしてください!
もくじ
受験期こそ「課題の分離」が大切
↓以前こちらの記事でもご紹介しましたが、アドラー心理学には「課題の分離」という考え方があります。
何か問題があったときには、
「その問題をクリアできないと最終的に困る人」を、そ問題の“責任者”とみなします。
そして親子それぞれが、自分の課題にだけ責任を持つ。
これが子育てにおいて本当に大切だと、私自身つくづく実感しています。
特に受験期は、どれだけ課題の分離ができているかが試される、親の正念場ともいえます。
子どもの人生を、親の人生のリベンジとして見ていないか?
子どもの選択に、過度に介入しすぎていないか?
親が“子どもの課題”に入り込みすぎると、どうしても口出しや干渉が増えてしまいます。
そして、それが子どもにとっての「うるさい」「うざい」につながってしまうんですね。
幸福度を高めるのは「自己決定」
2018年に行われた「日本経済の成長と生産性向上のための基礎的研究」という調査によれば、
幸福度に大きく関係するのは次の3つだそうです。
- 健康
- 良い人間関係
- 自己決定
逆に「年収」や「学歴」は、この3つほどは幸福度に影響を与えていないとのこと。
…これ、びっくりしませんか?
だって今勉強をがんばっているのは、学歴を手に入れるため。
学歴を手に入れようとするのは、高い年収を得られるかもしれないから。
それなのに、この2つよりも「自分で決めた」の方が幸せにつながりやすいなんて…。
子どもにとって大事なのは、受験で勝つことよりも「自分で決めた」と思える経験を重ねていくことなのかも。
自分で決めた道であれば、たとえ苦しいことがあってもふんばれると思うんです。
でも、親や学校に言われて選んだ道だと、何かあったときに「親のせい」「先生のせい」と他責になってしまうかもしれません。
「それって誰の課題?」の視点を持つ

子どもが受験で悩んでいるとき、親はどうしても助けたくなってしまいます。
でも、そのときに一歩立ち止まって考えてみてください。
その課題をクリアできなかったときに、最終的に困るのは誰か?
たとえば…。
🟢子どもの課題:成績が伸びない、勉強に集中できない、周りに嫉妬する、体調をうまく管理できない など
🟡親の課題:子どもが苦しんでいるのを見るのがつらい、教育費のやりくりが心配、世間体が気になる など
子どもの課題には、親が手を出しても根本的には解決できません。
そして親自身の課題(不安や心配)は、自分で対処するしかないのです。
親は自分に集中していい
私が受験期を通して思ったのは、
親は親で、自分自身の人生に集中していい
ということです。
もし受験のことで不安がつのるなら、
- 書き出して整理してみる
- 信頼できる人(パートナーや友人など)に話してみる
- 軽い運動で発散する
もっと大胆に、
- 趣味に没頭する
- 推し活を楽しむ
- パートナーとデートする
でもいいですね。
ちなみに私は③にはげみました!ウフフ💕
それ以外にも、自分のテンションが上がることをたくさんやりました。
「受験生の親だからこうすべき」は、この機会に手放しましょう。
子どもはもうすぐ大人になります。
家を出て自立する日も、そう遠くはないかもしれません。
だからこそ今こそ、親も自分の人生に目を向けておくべき時期だと思うんです。
まとめ。親がやるのは衣食住のサポートだけで十分

別記事で「親がやること」を挙げているので、矛盾を感じる方もいるかもしれませんが…。
本音を言えば、受験生の親としての役目は、
- ごはんを用意する
- 体調を気にかける
- 勉強できる環境を整える
このくらいで十分だと思っています。
ほかのことはプラスアルファであり、気が向けばやればいいけど、やらなくてもいいのではないかと。
成績・進路・学部選びは、子どもが自分で決めて、自分で責任を取るものです。
子どもが困難にぶつかったとき、親が一緒に苦しむ必要はありません。
親がブレずに立っていることが、子どもにとっての安心感になります。
そしてブレないためには、まず親が自分自身を整えていくことが大切。
罪悪感を持たずに、「私が元気になれば子どもへの貢献になる!」って考えるといいね♪
もしお子さんの受験のことで不安がつのったときは、参考にしてみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*^^*)