2022年度から小学校で必修化となり、ますます英語の重要性が高まっているのを感じますよね。
「うちの子、授業にちゃんとついていってる?」「周りは英語塾に通っている子も多くて、将来が心配…」
そんな不安が頭をよぎっている親御さんも多いかもしれません。
でもまだ小学生だし、費用はあまりかけたくない…。自宅学習でなんとかできると嬉しいんだけど…。
今回はそんな小学校中学年・高学年のお子さんを持つ方に向けて、わが家が英語力アップのためにやった取り組みを紹介します。
よかったら参考にしてみてくださいね。
- 自宅で英語力をつける方法を探している
- 英語塾に行かせるべきか、迷っている
英語学習は、2022年度から大きく変わっている!
実は…2022年度から学習指導要領が大きく改訂されています。
〈2021年度以前〉
小5から「外国語活動」がスタート。ただし教科として成績はつかない。授業時間は年35時間(週1コマ)。
〈2022年度以降〉
- 「外国語活動」が小3・小4へ前倒し。「聞く」「話す」を中心とした外国語活動を通して、楽しみながら英語に慣れさせていく。授業時間は年35時間(週1コマ)。
- 小5・小6では正式に教科化(成績がつく)。「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を総合的に学ぶ。授業時間は年70時間と従来の2倍に(週2コマ)。
be動詞・一般動詞・疑問詞なども小学生のうちに登場。また同時に600~700語の単語も習っていくことになりました。
(参考:文部科学省 新学習指導要領について)
以前なら中学でやっていた勉強を、前倒しでやるってこと?((;゚Д゚)))
…と心配になる方もいらっしゃると思いますが、そんなことはないのでご安心を。
小学生の段階では「必ず文法に沿って書けるようにしないといけない」「単語を覚えきらないといけない」というわけではなく、
- 英語で簡単なやりとりができる
- 文章を読んで意味を把握できる
- 英文の書き方のルールをある程度知っている
ようにし、中学への勉強へとスムーズにつなげていくのが目的なんだそうです。
(参考:ベネッセ教育情報「小学生英語では文法を教えないってホント?」より)
英単語・文法をしっかり学ぶのは、あくまでも中学に入ってから。私たち親世代の学習方法とは違って、文法よりもまず英語に慣れさせることを大事にしているんですね✨
学校側も学習の基礎をしっかり身に着けられるよう、工夫してくれています。
だから「早いうちに塾に通わせないと勉強についていけないかも…」と焦る必要はないと思います。
家庭でも英語に触れていく努力は必要かも。
…とはいえ、国が英語教育に本腰を入れようとしているのは確か。
塾通い…とまではいかなくても、自宅でもしっかりと英語の基礎固めはしておいた方がいいかも…。
と思ったときに、ふと思い出しました。
小さいときから英語塾に通っているイトコや、近所のお友達が「英検5級に合格したよ~🎵」と言っていたことを…。
塾では、小学生のうちに英検取得を目指すところも多いようです。
(中学受験の際に、級を持っていると優遇されることも)
だったら家庭学習だけで、英検に挑戦してみたらいいんじゃない?中学英語の、先取り学習にもなりそうだし。
そう思った私は、当時小5だった娘に英検受験をすすめてみることに。
ちなみに娘のプロフィールはこんな感じ。
好きな科目は図工。嫌いな科目は体育。
英語には興味ナシ。でも最近、中学受験組や塾通い組のイトコが「英検に受かった✨」と自慢してくるので、ちょっぴりモヤモヤしている。←要するに負けず嫌い
お家でママと勉強して、英検5級受けてみない?塾ナシで受かったら、みんなビックリするかもしれないよ!
…。
しばらく沈黙していた娘でしたが、それも悪くないと思ったのか承諾してくれました(負けず嫌いタイプには、「ライバルを意識させる」が一番効く!( ̄ー ̄)ニヤリ)。
名付けて、
「目標ができると、英語の勉強もがんばれるよね作戦!!」(そのまんまやん…笑)
自宅学習だと目標がなくてダレがちなので、ゴールをあえて設定する。
この方法で、英語力の底上げを目指すことにしました。
英検5級を受けることに!5級で出題される範囲は?
英検5級で出題されるのは、中学初級くらいの内容です。
出題される範囲をざっとまとめると、こんな感じ。
正答率が6割を超えていれば、合格する可能性が高いようです。
ちなみに合格者は受験者全体の約80%。
種類 | 時間 | 内容 | 出題方式 |
リーディング(筆記) | 25分 | ①正しい語句を選ぶ 15問 ②会話文中の正しい語句を選ぶ 5問 ③語句を並びかえる 5問 | マーク式 |
リスニング | 20分 | ①正しい応答文を選ぶ 10問 ②会話の内容について質問 5問 ③イラストに合う答えを選ぶ 10問 | マーク式 |
スピーキング | 3分 | ①音読 1問 ②音読の内容について質問 2問 ③自分について答える 1問 |
ただし5級(4級も)の場合、スピーキングテストは試験会場に出向く必要がなく、後日自宅で受けられます。また受けなくても、合否判定には影響がありません(判定されるのは、リーディング&リスニングのみ)。
(参考:公益財団法人 日本英語検定協会 公式サイトより)
小学生が習う範囲と、5級の出題範囲を見くらべてみた結果、
小学生が英検5級に受かるには、
- 中1レベルまでの単語をざっと覚えないといけない。(ただしマーク式なので、正確に書けなくてもOK)
- 中1レベルまでの文法を頭に入れておかないといけない。(be動詞・疑問詞・現在進行形・三単現のsなど…そういえばそんなのあったな…💦)
…ということが分かりました。
①の単語は小学校の授業である程度見慣れていると思うので、まだ覚えていないものだけピックアップして覚えればいいと思います。問題は②の文法。本格的に習うのは中学に入ってからなので、塾ナシで受かるには親の手助けが必要になりそう💦
小学校高学年、現時点での英語力はどのくらい?
英検の話が出たのは、小学校5年生の秋頃のことでした。
ちょうど2年間の「外国語活動」を経て、本格的な外国語授業がスタートしたばかりの時期です。
実際どのくらいの英語力が身についているの?が気になり、娘にいろいろ質問してみることに。
英語、どのくらい覚えてる?
言える単語ある?
ぜ~んぜん覚えてない。
マイネームイズ、とか…
それ知ってる!マイネームイズマヨネーズ!!学校で男子が言ってた🤣
先が思いやられますね…( ̄ー ̄)
詳しく聞いてみると、「曜日(マンディ・サンディ)」や「果物(アップル・バナナ)」や「学校(スクール)」など、一番初歩の単語は多少覚えているようでした。
でも「生徒(スチューデント)」「月(エイプリル・メイ)」とかになるともうアヤシイ…。
5級の合格率は約80%あるとはいえ、このありさまで果たして合格点を取れるのか…。
…そんな一抹の不安を抱えてのスタートでしたが。
1日5~10分の家庭学習を8か月続けた結果、どうにか英検5級に合格することができました(ヨカッタ…)。
単語・簡単な文法などもマスターできたようだし、受験する前よりもかなり英語力はアップしたのではないかと(*^^*)
次の記事で、実際に英検5級に向けて取り組んだこと・実際に使用したテキストなどについて紹介しています。
よかったら、あわせてお読みくださいね。