クレマ(泡)のある本格コーヒーやカフェラテを、自宅で手軽に楽しめるコーヒーマシン「バリスタ」。
ネスレの販売するコーヒーメーカーの中でも特にコスパが良く、おうち時間を充実させたい方や、在宅ワーカーのリフレッシュタイムにぴったりのアイテムです。
でも発売以来次々と新しいモデルが登場しており「種類が多すぎて、どれが自分に合っているかわからない💦」という人も多いかもしれません。
そこで今回、在宅ワーカーとして約10年間バリスタを愛用し続けている筆者が、各機種の特徴をご紹介します。
まとめるにあたって大事にしたのは「主婦目線」!おいしいコーヒーを自宅で楽しみたいけれど、高すぎるのは困る…と思う人も多いはず。
特に1か月あたりどのくらいコストがかかるのか、は気になりますよね。この記事では詰め替えパックの種類や値段も紹介しているので、インスタントコーヒーとの違いもチェックしてみてください。
バリスタに興味がある方・機種選びで迷っているという方は、ぜひ参考にしてください!
- バリスタの特徴や、自宅に導入した際のメリットが知りたい
- バリスタに興味があるが、どのタイプがいいかわからない
- 設置したときのコストが知りたい
ネスカフェバリスタとは?
ネスカフェバリスタは、ネスレ日本が販売する家庭用コーヒーマシン。
(ネスカフェとは、ネスレが製造・販売するコーヒーブランドを指します)
コーヒーパックをセットしスイッチを押すだけで、レギュラーソリュブルコーヒーを作ることができます。
インスタントコーヒーの手軽さ(お湯を入れるだけでOK・保存OK)と、ドリップコーヒーの味わいの良さ。両方のいいトコ取りをしたい、と試行錯誤して生まれたのがこのレギュラーソリュブルコーヒーです。
インスタントコーヒー(便利)とドリップコーヒー(本格)の中間点にあるコーヒー、と考えるとわかりやすいかな。
ネスカフェバリスタの魅力は?
ネスカフェバリスタの魅力は4つあります。
ネスカフェバリスタの魅力①:いろんな種類のコーヒーが作れる
バリスタでは、おもに5種類のコーヒーがいれられます。
- ブラックコーヒー
- マグサイズのブラックコーヒー
- エスプレッソ
- カプチーノ
- カフェラテ
↑氷を数個入れて「エスプレッソ」ボタンを押せばアイスコーヒーも💕
また詰め替え用のコーヒー粉もバラエティ豊か(記事後半で解説しています)。
気分にあわせていろんなタイプのコーヒーを楽しめます。
バリスタの公式HPには、いろんなアレンジレシピが載っています。お客様が来るときや、休日ゆっくりとコーヒーを味わいたいときに、オシャレなカフェメニューに挑戦できますよ。
毎日同じ味を楽しむのも良し、気分によって変えるのも良し…。
これだけ種類があれば、飽きずにすみそうですね。
ネスカフェバリスタの魅力②:操作がカンタンで、お手入れも楽
ドリップコーヒーの場合、コーヒー豆をフィルターに広げて、お湯を注いだら蒸らして…と手間がかかります。
でもバリスタであれば、スイッチをポチっと押すだけ。
朝の忙しい時間帯も、家事の合間にさっと作れます。
また日常のお手入れも、給水タンクや攪拌部(かくはんぶ:粉とお湯を混ぜる部分)をさっとゆすぐだけでOK。
所要時間は30秒くらいです。
コーヒー粉がなくなったときは、専用のカートリッジを差し込めばすぐ補充できます。
(こちらは所要時間1分くらい?超不器用な私でも、こぼさずキレイに補充できました!)
ネスカフェバリスタの魅力③:圧倒的なコスパの良さ
バリスタの最大の魅力といえば、なんといっても「1杯あたりの値段の安さ」です。
ネスカフェから販売されているコーヒー類の、1杯あたりの値段を表にしてみました(ついでにコンビニ&喫茶店の値段とも比べてみました)。
- バリスタ用カートリッジ
- ネスカフェ ゴールドブレンド(瓶入りタイプ)
- ドルチェグスト用カプセル(カプセル式コーヒーマシン用)
- ネスカフェ ゴールドブレンド(スティックタイプ)
- コンビニのコーヒー(コンビニ内のマシンで飲めるコーヒー)
- 喫茶店のコーヒー
1杯(約2g)あたりの値段 | |
①バリスタ用カートリッジ | 約20円 |
②ネスカフェ ゴールドブレンド(瓶タイプ) | 約15円 |
③ドルチェグスト用カプセル | 約50円~75円 |
④ネスカフェエクセラ(スティックタイプ) | 約23円 |
⑤コンビニのコーヒー | 約120円~380円 |
⑥喫茶店のコーヒー | 約350円~1,000円 |
1杯あたりの値段は、約20円!
カートリッジはスーパーでよく安売りされているので、さらに値段をおさえることもできそう。
またネスカフェバリスタで、1杯コーヒーを入れたときの電気代はこのくらい(1kwhあたり31円で算出)です。
- ブラックコーヒー:約0.9円
- カプチーノ:約1.3円
電気代をほとんど気にせずコーヒーを楽しめるのも、バリスタの大きなメリットです。
私は在宅ワーカーで、バリスタで1日2杯カプチーノを飲んでいます。この場合、1か月にかかる費用は
(20(円)+1.3(円))×2(杯)×30(日)=1,278(円)
1,200円くらいになります。
これに本体代(機種によって異なりますが、1万円前後)がプラスされるイメージです。
これなら贅沢すぎることもないし、気楽な気持ちでコーヒー生活を楽しめますよね。
ネスカフェバリスタの魅力④:専用アプリがある
「毎回同じコーヒーだと飽きるかも…」という心配も無用です。
バリスタでは全ての機種にBluetooth機能が搭載されており「ネスカフェアプリ」と連携させると、コーヒーの濃さや量・泡立ち具合を調節できます。
飽きてきたら、カスタマイズし直してみてもいいですね。
家族で濃さに好みがある場合でも、それぞれの一番好きな味に設定できますよ。
またアプリでコーヒーを入れるとポイントがたまり、商品と交換できるシステムになっています。
交換できるまでには結構時間がかかりますが、毎日コーヒーを飲むだけでポイントがたまるのは嬉しいです。
ちなみにポイントは
- コーヒーを1杯入れるたびに10P
- 年間ボーナスとして1000P
- 誕生日ボーナスとして500P という感じでたまっていきます。
ネスカフェバリスタ、買うならどれ?
2009年の登場以来、次々と新しい機種が登場し続けている「バリスタ」。
しかし販売中止になったものも多く、2024年4月時点で販売されているのは以下の4つとなっています。
- バリスタ50(フィフティ)
- バリスタ W(ダブリュー)
- バリスタDuo(デュオ)
- バリスタSlim(スリム)
1つずつ順番に、特徴&どんな人におすすめか解説します。
①ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ 50
バリスタの中で、機能面とコストのバランスが最も優れているとされるのが、バリスタ50(フィフティ-)です(型番 SPM9639/HPM9639/XPM9639)。
※SPM・HPM・XPMはカラーバリエーションを表しており、各々の性能に差はありません。
大きな特徴は以下のとおり。
・バリスタの中では、もっとも価格が安い
・ひととおりの機能(5種類のメニュー+アイスメニュー)がそろっている
・比較的スリムで、狭い場所にも置きやすい
・タンク容量は800mlで、ブラックコーヒー約5杯分
以上の特徴から、
- バリスタのスタンダードタイプが欲しい
- あまり予算をかけたくない
- マイペースお届け便(※)に興味がない
- できるだけスリムなものがいい
(※)マイペースお届け便はバリスタW独自のシステムで、W-Fi機能のない50では使えません。詳しくは後述します。
レッドのほかに、ピュアホワイト/プレミアムレッド/ウッディブラウン/プレミアムブラック も販売されています。
※現在販売中のサイトのみ、ボタンを表示させています。
ちなみに50は2021年3月にリニューアル(型番は9639)されており、旧型の「9634型」にはエスプレッソ/アイスメニューボタン(濃いコーヒーを抽出してくれるボタン)がありません。(当サイトで紹介しているのは新型のみ)
エスプレッソ/アイスメニューがないと困る!という場合は、ご購入の際に型番をしっかりチェックしてくださいね。
②ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ W
バリスタWは2024年10月現在、ネスレ通販サイトでは販売されていません。(2024/10/16追記)
バリスタ50の後継機として登場したのが、バリスタWです(型番 SPM9638/HPM9638/XPM9638)。
※スマートリオーダー=自動再注文
大きな特徴は以下のとおり。
・Wi-Fi機能があり、マイペースお届け便が利用できる
・コーヒー粉や水が少なくなると、ライトで知らせてくれる(またコーヒータンクが上からよく見えるため、粉残量を把握しやすい)
・50に比べるとタンク容量が200mlアップ(ブラックコーヒー約7杯分)
・50よりも攪拌部のパーツが減り、お手入れがさらに楽に!
マイペースお届け便とは、バリスタW限定の注文サポートサービスのこと。
Wi-Fi機能が搭載されているWでは、コーヒーの在庫がなくなったタイミングで自動的に再注文が可能です。
【バリスタWのマイペースお届け便とは】
ネスカフェアプリでコーヒーのお届け頻度・お届け量を設定しておくと、定期的にコーヒーが届くサービスのこと。
「コーヒーを買い忘れる心配がない」「まとめて購入することで、お得に購入できる」「コーヒーの種類や量を自由にカスタマイズできる」などのメリットがあります。
お届け頻度は、1週間に1回~4週間に1回の中から自由に選べます。
以上の特徴から、
- コーヒー粉の買い忘れをなくしたい
- コーヒー粉・水が減ったときにすぐ教えてほしい
- お手入れの手間を極限まで減らしたい
わが家では、2023年9月にバリスタ50が壊れたのを機に、Wに買い替えました。
買い替えの理由は、コーヒー粉の補充し忘れをなんとかしたい、と思ったから。
50のときは「アレ、今日は味が薄い?」と思ってから粉がなくなっていることに気づく…という感じで、地味にストレスがあったんです💦
Wは残量が少なくなると光って教えてくれるので、すごく助かっています。
コーヒー粉はスーパーの安売りのときに買いだめしているので、マイペースお届け便は使っていませんが…、
「買い忘れが心配」という方には、かなりおすすめのサービスだと思います。
レッドのほか、プレミアムレッド/ウッディブラウン も販売されています。
※現在販売中のサイトのみ、ボタンを表示させています。
今回写真で紹介しているのは、Wのウッディブラウンです。上品な色合いで、キッチンが落ち着いた印象になりましたよ。
③ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ Duo
バリスタDuoは、バリスタの最上位モデル(型番 HPM9637)。
「おうちで飲むカフェラテは、どこまでおいしくなれるのか?」をコンセプトに作られており、
Wのメニューにプラスして「アイスブラックコーヒー」「アイスマグサイズブラックコーヒー」「アイスカフェラテ」が追加されています。
またミルクタンクが搭載されており、ラテメニューもボタン1つで作ることが可能。
(ミルクタンクを使いたくないときには、牛乳を入れたあと「ジェットボタン」を押せばOKです)
・8種類のメニューが作れる
・ミルク用のタンクも搭載されているため、ミルクを別途入れる必要がない
・水のタンクがWの2倍(ブラックコーヒー約14杯分)で、水を入れ替えるストレスが少ない
・コーヒー粉、クリーマー、水の残量を教えてくれる
以上の特徴から、
- 極上の一杯を自宅で楽しみたい
- ラテメニューも手間なく作りたい
- 1日にたくさんいれる予定がある
- 存在感のあるマシンを置きたい
ホワイトカラーも販売されています。
④ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ Slim
2023年10月に新たに登場したのが、スタイリッシュな外観が特徴のバリスタSlim(型番 SPM9640/HPM9640/XPM9640)。
名前の通り、今までの機種より厚みが5センチほどスリムに(横幅11.2cm)。
また薄型ながら多機能なのもSlimの特徴で、8種類のメニューのほか「お湯のみ(300ml、アプリを使えば温度や量も調整できる)」を出す機能も追加。
お値段はやや高めですが、見た目の良さと機能性、両方を兼ね備えたモデルとなっています。
・8種類のメニューが作れる
・スティックタイプのコーヒーや、ティーバッグにも使える
・今までのバリスタの中で、もっともコンパクト
・タンク容量は1100mlで、ブラックコーヒー約7杯分
以上の特徴から、
- いろんな飲み物に使いたい
- 限られたスペースを有効的に使いたい
- コーヒーメーカーをあまり目立たせたくない
- 最新型のバリスタが欲しい
マットブラックのほか、プレミアムダークレッド/プレミアムホワイト/プレミアムブラック も販売されています。
※現在販売中のサイトのみ、ボタンを表示させています。
ネスカフェバリスタの使い方
ネスカフェバリスタの使い方は、以下のとおりです。
- 給水タンクに水を入れる
- ラテの場合は、ミルクを入れる
- ボタンを押す
私はふだん、牛乳を入れてカフェラテを作っています。冷たい牛乳を入れると温度は10度くらい下がりますが、十分美味しいし、やけどせずにすみます。
冷めるのが嫌な方・まろやかさにこだわりたい方は、ネスレブライト(専用のミルク)を入れてくださいね。
コーヒーのカートリッジ(詰め替え)は、8種類から選べる!
ネスカフェバリスタには、現在8種類の詰め替え商品があります。
特徴をざっとまとめると、以下のとおりです。
種類 | 特徴 | 1杯(約2g)あたりの値段 |
①ネスカフェ ゴールドブレンド | スタンダードタイプ | 約15円 |
②ネスカフェゴールドブレンドコク深め | コク深めでしっかりとした味わい | 約17円 |
③ネスカフェゴールドブレンド香り華やぐ | 爽やかでフルーティ | 約18円 |
④ネスカフェゴールドブレンドカフェインレス | 味わいそのままカフェイン97%カット | 約24円 |
⑤ネスカフェゴールドブレンド コロンビアブレンド | シトラスのような柔らかな味わい | 約20円 |
⑥ネスカフェゴールドブレンド ホンジュラスブレンド | カカオのような程よいコク | 約20円 |
⑦ネスカフェプレジデント | 芳醇な香りとみずみずしさが特徴 | 約55円 |
⑧ネスカフェロースタリーダークロースト | 最上級ブランド、ロースティーな香りとコク | 約50円 |
※以前は「ネスカフェエクセラバリスタ専用」「ネスカフェ 香味焙煎 豊香」「ネスカフェ 香味焙煎 柔香」などもありましたが、2023年春夏までで出荷は終了しています。
日常使いできるもののほか、自分へのごほうびや贈り物にピッタリのシリーズも。
①~④は初心者向け、⑤⑥は味わいにこだわる方向け、⑦⑧は高級志向の方向け、といった感じでしょうか。
本体のメニュー×詰め替えの種類 をかけあわせれば、さらにいろんな味わいを楽しめそうですね!
参考までに、①~③のカートリッジを以下に紹介します。
必要があればご利用ください。
まとめ。バリスタがあれば贅沢なひとときを、カンタンに手に入れられる。
発売当初はいろいろと不具合もあったバリスタですが、最近では大きく改善され、使いやすさがアップしています。
最後に、amazonに届けられた口コミをご紹介しますね。
このバリスタは手軽ながらも本格的なコーヒー体験ができ、コーヒーを愛する人々におすすめです。
水と粉さえセットしておけばボタン一つで一定量の湯・一定量の粉で毎回抽出できるので失敗がありません。
世代を重ねて改善され今では文句なく使えるようになってますね。
引用元:amazon
現在販売されている4機種は、いずれも使いやすいモデルばかり。
あなたの日常にぴったりのタイプが、きっと見つかると思いますよ(*^^*)