もくじ
子どもが「私立(一人暮らし)も受けたい」と言ってきた!
「うちは国公立が前提だったのに、いきなり私立の名前を出してきた!」
「しかも、一人暮らしも希望ってどういうこと…?」
受験を控えた高3の秋〜冬にかけて、子どもから突然こんなことを言われて戸惑うご家庭、実は少なくありません。
わが家でも「遠方の私立はダメ」とずっと言ってきたはずなのに、
子どもが「友達も受けるから」と急に言い出して…驚きと戸惑いでいっぱいになりました。
修羅場の予感にゃ…💦
実際にわが家で起きた体験をもとに、対処法をご紹介します!
よかったら参考にしてくださいね。
まずは「なぜその大学に行きたいのか?」を聞いてみよう
子どもが「私立に行きたい」「一人暮らししたい」と言ったとき、最初にすべきことは 「なぜそう思ったのか?」をじっくり聞くこと です。
というのも、子ども自身が理由をはっきりわかっていないことが意外と多いからです。
たとえば、よくある理由にはこんなものがあります。
- 「友達も受けるから」
- 「国公立に落ちたときのために一応」
- 「試験科目が自分に有利そう」
- 「偏差値的に見栄えがよさげ」
- 「都会に出たい」
- 「一人暮らししてみたい」
これらの理由は気持ちとしてはわかるものの、数百万円単位の教育費をかける決め手になるかと言えば、ちょっと微妙…。
下の記事で紹介したように、国公立を私立に切り替えた場合、
学費が150万~300万円ほどアップしちゃうからね…。
理系なら院に通う可能性があるよね。
院の方も私立を選ぶと100万~150万円くらい余分にかかっちゃう。
つまり理系私立だと、トータルで500万円くらい学費がアップするかも、ってことだね。
一方で、こんな理由なら前向きに検討する価値があります。
- 「行きたい学部・学科がある」
- 「憧れの教授がいる」
- 「将来の進路につながる内容を学べそう」
受験シーズンの高3は、焦りや不安も強く、「周りに流されて」「なんとなく安心だから」といった動機になりがちです。
(わが家も子どもとじっくり話してみた結果、「友達も受けるから」「国公立が不安だから一応」というレベルの理由で、そこまで情熱があるわけではありませんでした。)
…もちろん、子どもの希望は叶えてあげたいです。
でも親が一生懸命貯めてきたお金を、なんとなくの理由で使ってしまうのも、違うと思うんです。
子どものこととなると、ついムリしがちですが…、
ちょっと待って!と言いたい!
子どもの気持ちも大事ですが、親自身の気持ち・今後の生活も大事です。
なぜこんなことを口すっぱく言うかというと、
私自身が18才のとき「なんかよくわからないけど、お金出せるでしょ」と安易に考えていたからです。
大人になってから、親に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになりました💦
「ダメ!」ではなく、現実を“見える化”して一緒に考える
ただ頭ごなしに「私立は無理」「一人暮らしはダメ」と拒否すると、子どもとの関係がギクシャクしかねません。
そこで大切なのは、教育費の現実を“見える化”して一緒に考えること。
- 私立に進学した場合、4年間でどれくらいの費用がかかるか
- 自宅通学と一人暮らしで、どれほど差が出るのか
- 奨学金やバイトを組み合わせた場合の負担感は?
これらを数字でざっくり出してみると、子ども自身も「これは無理かも」「自分も頑張らないといけないな」と、主体的に判断できるようになります。
「ダメ」ではなく「こうすればOK」の方向で話す
「どうしたら実現できるか」という視点で会話を進めると、子どもは前向きに考えられます。
- 奨学金を利用するなら、どのくらい借りる必要があるか
- バイトで生活費の一部をまかなう覚悟があるか
- 家計状況をふまえて、どこまで援助できそうか
こうしたことを話し合いながら、
「親にダメと言われたから諦めた」「親に頼み込んで無理やり行った」ではなく、
自分で納得して進路を決めることが大切です。
この話し合いは、親側にとってもメリット大きいよね!
「今貯めている分でまかなえるか」「足りない分はどのくらいか」「足りない分はどうするか」がハッキリするだけで、不安感は減ると思う…。
まとめ。対立ではなく“共有”をゴールに
進路希望がズレると、親子間で対立が起きやすくなります。
でも、本当に必要なのは「教育費を出す側(親)」と「使う側(子)」の意識のすり合わせ。
「現実を共有した上で、どうするか一緒に考える」姿勢を持てれば、子どもはきっと主体的に進路を選ぶことができるはずです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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