「今日は絶対に外せない用事があるのに、子どもが熱を出した」「大変なときに限って、子どもの具合が悪くなるので困っている」
とお悩みのワーママの方、多いと思います。
でもこの「大事なときに限って」現象が、偶然ではなかったとしたら…。
今回はやり場のない怒りや、焦りのあるママの気持ちが、少しでも楽になればいいなと思って書きました。
よかったら参考にしてみてください。
個人的な見解なので、「こんな考え方もあるんだな~」と軽い気持ちで聞いていただければ幸いです。
子どもの熱は、偶然じゃない!
私も以前は「ただの偶然」「運が悪かっただけ」と思っていたんです。
でもあるとき、霊感の強い友達に(プロフィールでも書いていますが、霊的な感度の強い友達が多くて(^_^;))このことを嘆くと、
小さな子どもはママの気持ちを敏感に感じ取るからね~。偶然じゃないよ。子どもの不調にどんな意味があるのか、気づくことが大事だよ。
と言われました。
そのときは「え~そうかな?ただの偶然だと思うんだけどな…」
と半信半疑だったのですが、そのあと子どもが病気になるたびにわが身を振り返った結果。
たしかに私の「精神の不安定さ」が影響を与えているかも。
と判断するに至りました。
(この「母と子が同調する」現象、西洋医学の先生の中にも感じていらっしゃる方が結構いるようです。病院の先生に「お母さんの方に何か心配事…ありません?」と聞かれたこともあります💦)
大事なときに限って子どもが不調になるワケを、考えてみた。
自身の経験や、世間の声を分析してみた結果。
「仕事が忙しいとき」や「子どもから離れて何かしたいとき」に限って子どもが病気になる、という現象には2つのケースがあるように思いました。
ケース①:ママが「本当はやりたくない!」と思っている
1つ目は、ママの否定的な感情に反応して、子どもが強制ストップをかけるケースです。
たとえば、
・今ががんばりどき!
・成長したい!というかするべき!
・先にやっておいた方が得だよね…
・周りに迷惑をかけるわけにはいかないし。
・疲れた、ゆっくりしたいな…
・ホントは気が進まないんだけど…
・やるのが、実はこわいんだよね。
理性では前に進もうとしているのに、心の「奥の奥」=本心 ではやめたいと思っている場合。
この「本当のキモチ」に反応した子どもが、熱を出すことによってママの願いを叶えようとします。
でも本当のキモチって、身勝手だし、効率的じゃないし、常識から外れていることも多いです。
またママ本人が、自分の本心に気づいていないこともあるでしょう。
だから現実には、
「やろうと思ってたのに、なんで思い通りにいかないのーーー!!」と焦っちゃうんですよね。
でも実は(やめたいという)本当の願いが叶っているのデス…💦
もしこのケースに当てはまるかも?と思った場合は、
- 私の本当の気持ちはどこにある?
- 私の本当の願いを、叶えてあげることはできない?
と振り返ってみてほしいです。
ケース②:子どもが親を成長させようとしている
2つ目は、意外かもしれませんが…。
子どもが親に対し「思うようにいかない中から、どう活路をひらくか?」を学ばせようとするケースです。
(なぜ子どもが学ばせようとするのか、については後で説明します)
心からやりたい!と思っており、波に乗っているのに、
なぜか子どもが熱を出して中断させられる、というとき。
その目的は「親を成長させるため」の可能性があります。
子どもの病気は前触れなく起こりますから、普段なら絶対しないような行動(周りに頼る・本音を伝える・途中であきらめるなど)を取らざるをえません。
場合によっては「レスポンスの早い自分」「計画的に動ける自分」といった、カッコイイ自分像を捨て去らなくてはいけないこともあるでしょう。
でもこの経験を通して、親は「人や自分に期待しすぎないこと」「なんとかなる、という楽観的な姿勢」を学ぶことができ、
人間の器が広がる
のです。
このケースの場合、子が親を成長させるためにやるので(もちろん無意識に、ですが)、
より成長につながるタイミング(=「今だけはマジでやめて!」っていうとき笑)に起こります。
今こういう現象が起きているということは、あなたの中に「変えるべき何か」があるはずなので、
- こだわり・思い込みを手放してみる
- 今までのやり方を変えてみる
を心がけるといいんじゃないかと思います(*^^*)
心の優しい人ほど、「仕事相手に申し訳ない…」と思ってしまうかもしれません。でもこの現象は「罪悪感も一緒に手放してね」という合図でもあります。
周りに負担をかけたのは事実かもしれません。でもそれはお互いさま。「申し訳ない」ではなく、「助けてくれてありがとう。次は私が助けるからね」と置き換えればいいと思います(*^^*)
「私の愛情が足りないの?」と不安にならなくていい
自分のここぞ!というタイミングと重なりすぎていて「私がさみしい思いをさせてしまったの?」と罪悪感を持つママも多いと思います。
でもここではあえて、その気持ちも捨ててしまいましょう。
あなたは普段、忙しい時間の中でやりくりして、せいいっぱい子どもと向き合っているはず。
それで十分です。
ママも1人の人間です。
仕事に集中する時間・自分の楽しみに熱中する時間 があっていいのです。
ケース①にしろ②にしろ、お子さんはあなたに何かを気づかせようとしています。
もしかするとこの気づきの中に、
最近子どもとの時間が足りなかったかな?
というものも含まれるかもしれません。
でもそれは気づいてから、行動にうつせばいいのです。
子どものママへの愛はまさに「無償の愛」です。
ママに罪悪感を抱かせようとか、苦しませようとか、思うことはありません。
…ただしお子さんの環境で思い当たること(新しい環境に入ったばかり・学校に何か不安があるなど)がある場合は、
お子さん自身に強いストレスがかかっている可能性があります。
この場合は、お子さんの生活環境を見直した方がいいかもしれません。
親は、子どもによって育てられる
この件から分かるように、お腹の中で子どもを育てる母&子は、生まれたあとも細胞レベルでつながっているようなんです。(ちなみに、父と子にはそこまでのつながりは無いらしい…)
だからママの感情の揺れを、子どもは敏感にキャッチします。
そして、
どちらかというと❝上の子❞の方がつながりは深い傾向があり、
子どもが中高生くらいになると、少しずつ同調は消えていくようです(個人差アリ)。
子どもがママから離れて、少しずつ自分の人生を生き始めるということかもしれません。
うちの場合は、上の息子が長らく「大事な時に限って」現象担当でした笑。そして息子が高校生になるとそういうこともなくなり…
…と思ったら、入れ替わるように今度は下の娘が担当に就任(^_^;) わざわざ引き継がなくてもいいのに…と母は苦笑いです。
私たちはふだん、「親が子どもを育てる」と考えています。
でも実際には子どもが親に気づきを与え、人間的に成長させようとしているんです。
(魂の視点で見てみると親と子は対等な関係。むしろ親より子どもの方が「精神的に成熟している」ケースもあるくらいです。←思い当たる親御さんもいらっしゃるのではないかと)
「子育ては親育て」なんて言いますが、まさにそのとおりですね。
まとめ。「物事には必ず意味がある」と考えると、いろんなことが見えてくる。
私はふだん「物事には必ず意味がある」と考えるようにしています。
もちろんそれは私の中の真実であって、「ただの偶然だよ」と考えて生きるのも全然OK。
どちらのスタンスで生きるかは自由です。
でも「意味がある」と考え、その意味は何?とつきつめるクセをつけると、
人生を客観的に見やすくなり、気持ちも楽になるんですよね。
お子さんの不調で予定が崩れるとイライラするし、「まるでわざとやってるみたい…」と恨みたくなることもあると思います。
でも「この現象は自分にとって大きな意味がある」「必然だった」と思えると、気持ちはずいぶん軽くなるんじゃないでしょうか。
もちろん、いざというときのために「スケジュールに余裕を持たせる」「子どもの体調管理に気を配る」も大事ですよね。
現実的な対策と、自分の内面への気づき。両方を取り入れていくことをおすすめします。