今日この文章を読んでくださっているあなたは、もしかすると今、パートナーとの関係につまづきを感じていらっしゃるかもしれません。
「まわりの夫婦は仲良くやっている気がする。うまくいっていないのは私たちだけ?」って。
…でも大丈夫です!
どんな夫婦でも、結婚はうまくいかなくなる時期が来ます。
一番身近な人との関係で真剣に悩むからこそ、大きな気づき&成長がある。
それが❝結婚❞だと思います。
銀座まるかん創業者の斎藤一人さんが「チャペルの鐘、あれは試合開始のゴングだからね」とおっしゃっていましたが、まさにソレ笑
パートナーには期待も大きいし、ぶつかり合う時期があるのも当たり前なんです。
この記事では、パートナーとの関係に悩みがあるという方にむけて、結婚20年目を迎える筆者が考える、
心穏やかな結婚生活を送るコツをご紹介したいと思います。
ちなみにこの記事では「スキンシップを増やす」「2人の記念日を一緒に祝う」といった、双方の協力が必要なものは外しました。
自分1人でできる心がけばかりなので、今からでも実践できると思います。
- パートナーとケンカばかりで疲れた
- パートナーについ依存してしまう
- 夫婦円満のコツを知りたい
結婚生活で大事なこと①:幸せになると決める
まず何よりも大切なこと。
それは「私はこの結婚で幸せになる」と決意することです。
昔のヒット曲で、
「大人の階段のぼる君はまだシンデレラさ。幸せは誰かがきっと~運んでくれると信じてるね~」
なんて歌詞がありますが、結婚生活をうまくいかせようと思うならやっぱり、
幸せは自分で作るもの
と考えていなくちゃいけません。
人間はついネガティブな情報や、不安要素の方にとらわれがち。
だからこそ「幸せになれる・前向きになれる考え方」にできるだけ目を向ける努力が必要だと思います。
パートナーが何かしてくれるのも、一緒にいてくれるのも、当たり前ではないのです。
結婚生活で大事なこと②:自責思考を持つ
パートナーとの関係に限ったことではありませんが、
何か起きたときの原因を常に「自分」に置くこと。これも大切です。
結婚生活ではついつい「相手に変わってほしい」「私は間違ってない」と思いそうになります。
でも指摘したところで、相手の性格やふるまいを変えることって難しいんですよね💦
こんなときにキーとなるのが、自責思考だと思います。
「全部私が悪い」と思え、ということではありません。
今起きている出来事は、
自分に何を気づかせようとしているんだろう
と、自分中心の視点でもう一度捉えなおす、ということです。
心理学には「投影」という考え方があります。これは自分の中にある思い込み・願望・好悪といった感情を、相手を通してみる現象のこと。
たとえばパートナーに対して「なんて頑固なの!」とイライラするとき。実は自分の中にも「頑固で考えを変えない自分」がいて、その姿が鏡のように映し出されているだけだったりします。
自分の中にあるからこそ、強く心が反応するんですね。
パートナーを見ていや~な感情が湧いたら。
相手に伝えるよりも先に「人のふり見て我がふり直せ」です!
自分が態度を変えると、自然にパートナーの態度も変わっていくこと、多いですよ。
結婚生活で大事なこと③:自分の機嫌は、自分でとる
自分の機嫌は自分でとる。これもとっても大事!
パートナーにはつい「察してほしい」という甘えが出てしまいます。
(特に女性は、自分と同レベルくらいの❝察し力❞を期待してしまいがちですよね💦)
でも長年一緒にいるパートナーであっても、相手が何を望んでいて、何をすれば機嫌が良くなるかは、
本人でなければ分かりません。
何を望んでいるか本人が分かっていたらまだいい方で…、
「ホントは何をして欲しいのかよく分かんない!でも察して!気分良くして!」
と思っていることすらありますよね…(私も若い頃よくやりました。今思い出してもハズカし~~💦)
数々の失敗談から、これだけは言えます。
自分の機嫌を自分でとれるようになれると、最強です。
これはたとえるなら自家発電装置がついているような状態。
時間がたてば勝手に充電されて、誰かに負担をかけているという罪悪感もなく、自分への信頼もどんどん深まっていきます。
…でもそうなるためには、自分が今何をしたいと思っていて、どう感じているのかを正確に把握しないといけません。
日本人は特に「自分よりもまわりを優先して」としつけられます。
そのせいで、自分が本当はどう思っているのか、よく分からなくなっていることも多いハズ。
もし「自分の気持ちがよく分からない」と感じたら、時間をかけて内面と向き合う時間をとってください。
そしてパートナーにしてほしいことが出てきたら、できるだけ素直な気持ちで伝えるようにしましょう(イヤミっぽくならないように注意!)。
結婚生活で大事なこと④:不満は❝アイメッセージ❞で伝える
「ここだけは直してほしい」「困っている」を伝えたいときは、アイメッセージを意識しましょう。
アイメッセージとは、
「私が(I)、そう思っている」
という伝え方のこと。
×荷物や靴、帰ってきたらちゃんとしまってよ!なんべん言ったら分かるの!
○私は、キレイに整頓されていた方が気持ちいいの。片づけてくれると嬉しいな。
私が、という視点に変えた瞬間に攻撃性が弱まり、相手はすんなりと受け止めやすくなります。
ただしこのアイメッセージを使ったからといって、相手が二度と同じことをしない、という保証はありません。
自分にとっては重要なことでも、相手にとっては気にならないこと。は山ほどあります。
「何度も言ったのに…まあいっか」と水に流す スルースキル も必要になってきます。
夫婦関係が深まれば、いずれお互いのことはツーカーで分かり合えるはず!
…と思っていましたが、残念ながら40歳を過ぎると互いにますます価値観が強固になり、分かり合えない部分が増えてきました。
「分かってもらいたい」→「分かってもらえなくても、まいーや」に変えた方がよさそう。
⑤:聞き上手になる
人間は誰しも「自分の話を聞いてほしい」生き物。聞き上手になることは夫婦円満の大切なポイントとなります。
パートナーが愚痴や悩み事を話すこともあると思います。
誰にも言えない弱い部分を見せられるのはあなただけ。そんなときは「うんうん」と優しく聞いてあげてください。
ただしこの際「真剣に聞かない」ことが大切。
人間は日々ゆらぐ生き物です。
パートナーの発言が、日によって違うこともあるでしょう。
真に受けてしまったら「前と言ってることが違う!」「また同じことの繰り返しで成長がない」とガッカリするかもしれません。
またネガティブな感情が伝染し、こちらまで気持ちが落ち込んでしまう可能性もあります。
このとき何が起こっているかというと、パートナーが自分の失ったエネルギーを、あなたから承認・共感を得ることによって補充しているんですね。
聞いた方はエネルギーを奪われているので「なんだか疲れた」「なぜかモヤモヤする」と感じてしまいます。
パートナーにマウントや否定をすることによって、エネルギーを補充しようとするケースもあります。
だからこそ、もしネガティブな話をされたときは
「彼は(彼女は)100メートルくらい遠くにいる人」「風景の一部」
という気分で、できるだけ臨場感をもたずに聞くことが大切です。
「ひどいなあ…」と思うかもしれませんが、プロのカウンセラーも、話を聞く際には共感しすぎないようしっかり線引きしているんだとか。
疲れない程度に聞く。余裕がないときは聞かずに逃げる。
を心がけるようにし、夫婦であっても相手の問題に踏み込みすぎないようにしましょう。
↓聞き上手になる方法に関しては、以下の本がとても分かりやすかったです。
「聞き疲れしない方法」「本音を引き出す聞き方」など、プロのカウンセラーの技術が詳しく紹介されているので、よかったら読んでみてください(*^^*)
↓「聞き疲れ」に関しては、こちらの本もおすすめ。優しいタッチの漫画で、聞き疲れをなくすコツが紹介されています。
まとめ。パートナーとのイザコザは自分を大きく成長させてくれる。
20年の結婚生活を経て、分かったことがあります。それは、
パートナーは互いの未熟な部分に気づき、成長させてくれるために存在しているんだってこと。
最初は相手に依存しがちだった2人が、少しずつ自立し、互いに与えあえる真のパートナーに成長していくのです。
成長があるってことは、成長の❝前段階❞もあるってわけで。
今パートナーとの関係がイマイチなんだとしたら、それはむしろ「のびしろだらけ」って考えていいんじゃないでしょうか。
2人が仲良しだからいいとか、ケンカ続きだからダメだとか、考えなくていいんです!
「その問題から、自分が何を学びとるか」だけに集中しましょう。
2人の関係が今後どんどん進化していくことを、心から祈っていますね🎵