もくじ
スウェーデンで話題の「ソフトガール」という生き方
最近、スウェーデンで「ソフトガール(Soft Girl)」という生き方が注目されはじめているそうです。
女性もバリバリ働いて当たり前、ジェンダー平等が進んで「やっと女性も男性と同じ土俵に立てたね」と祝福されるはずの社会で、
あえて「外で働かずに、ゆったりと生活したい」と願う女性たちが出てきているというのが、おもしろいなって思いました。
いわゆる「専業彼女」のようなスタイル。
結婚していなくても、パートナーに経済的に支えてもらいながら、暮らしの中でのんびりと日常を楽しみ、自分を大切にする…。
そんな生き方に惹かれる女性が、少しずつ増えているみたいだよ。
「全員が働くべき」社会に感じる違和感
私自身も、どちらかというと「ゆったり生きたいタイプ」です。
だから最近の「すべての人が働いて、社会に貢献して当たり前」という空気に、なんとなくモヤモヤ…。
もちろん、働くことにやりがいや誇りを持っている人は素敵です。
でも、もし「働かない選択をしたい」と思っている人がいたら、その気持ちも同じように尊重されてほしいなって思います。
だからこそ「ソフトガール」という言葉が生まれてきたことに、ちょっとした希望のようなものを感じてます。
実際に「専業彼女」って成り立つの?

とはいえ「じゃあそれって現実に可能なの?」と疑問も出てきますよね。
結婚していない場合に、経済的にパートナーに頼るなんて成立するの?と。
でも、もし男性側が「自分が稼いで支えたい」という価値観を持っていて、
女性側も「自分磨きや家のことをまかせてほしい」と思っているなら、成立する関係なのだと思います。
お互いが得意なことで支え合う関係性。っていう感じかな?
無理に対等であろうと張り合うのではなく、それぞれの役割を認め合うことで、心地よいバランスが生まれるのかもしれません。
双方働いていたら、どうしてもライバル関係になりやすいもんね💦
もちろん、経済的に依存する関係はモラハラなどのリスクもあります。
でもカップル双方が精神的に成熟していれば、収入や社会的地位に関係なく、お互いをリスペクトし合えるはず。
ただ経済的に不安定なのは事実だよね。自分だけの収入源(副業など)を持っておくとか、柔らかく生きながらも柔らかく備える って視点も大事そう。
↓私の場合は、備えとしてクラウドソーシング(インターネット上で仕事を受けるサービス)を始めました。
ソフトガールを認める社会、じゃあソフトボーイは?

日本はまだまだジェンダーの面で遅れていますよね。
まずは働きたい女性がきちんと評価され、無理を強いられない社会にすることが大事。
でも同時に「働かない」という選択をした女性が、パートナーと合意のうえでそうしているのであれば、それもアリだよね、という柔軟な考え方も必要なんじゃないかと。
…ただ。
1つ気になるのが、
ソフトガールが認められるなら、「ソフトボーイ」も認められていいんじゃないの?
っていう点。
現実には、スウェーデンのようなジェンダー先進国でも、ソフトボーイ的な男性はまだまだ珍しい存在みたいだよ。
女性の「女性らしさの呪い」は少しずつ解けてきましたが、男性は「稼がなきゃ」「頼りがいがなきゃ」というプレッシャーにまだ縛られているような気がします。
特に日本や韓国、中国といった東アジアでは「男が家族を養うのが当たり前」という文化が根強く残っていて、
幸福度は実は男性の方が低いというデータもあるそうです。
女性側の負担が多かったり、収入に格差があったりしてもなお…です。
びっくりですね。
稼ぎ続けなきゃいけないプレッシャーが、それだけ重いということなのかも。
男性のみなさま、本当におつかれさまです…💦
同時にいろんなことを任される女性もつらいけど、他の道を選べない男性もしんどいですよね💦
私も無意識に、息子には稼がせようとしている
実際、私自身も「娘は働いてもいいし、養ってもらってもいい。でも息子は一生稼がなきゃだめだろうな」
と思いながら、進路を考えていることに気づきました。
これもきっと、社会に植え付けられた「男はこうあるべき」という価値観が無意識に作用しているんでしょうね。
だからこそ、「ソフトボーイ」的な生き方も、これからもっと認められていってほしいし、私自身もそういう価値観に寛容でありたいと思っています。
(ちなみに、私が思い浮かべる「ソフトボーイ」は、NHKのドラマ『幸せは食べて寝て待て』の司さん💕
気配りができて、ゆったりした雰囲気で、周囲に安心感を与える男性。
こういう人も、すごく素敵だなあと思います。男性性の強さとは違う、別の魅力が確かにあるんですよね。)
パートナーの収入に頼る「専業夫」的な生き方だけじゃなくて、
最近増えているクリエイティブ職・フリーランスなどの❝自由と生活のゆとりを重視する男性❞が、ソフトボーイに近い生き方かも。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*^^*)