生理前の、
やたら狂暴になってしまう症状、ホントにつらいですよね。
なんとかできないものか…と探したところ、すごくいい方法を見つけたのでシェアさせてください♪
更年期でさらに悪化したイライラ
生理前にイライラして家族にあたってしまうという人、少なくないと思います。
私もその1人。
40代後半に入って更年期症状も出てきて、最近はますます悪化している気がします。
そして一番攻撃してしまうのは、やはり夫なんですよね。
暴言を吐いてしまって、落ち込んで…でもまたやってしまうという悪循環。
いっそのこと、1人になりたい💦
子どもたちにも、キツイ態度で接してしまうことが多いです。
このイライラ~家族への当たり散らし~自己嫌悪ループをなんとかしたい!!
そんなときに見つけたのが、こちらの1冊です。
パートナーへのイライラ解消のカギは、ホルモンサイクル
今から20年以上前に「男は火星から女は金星からやってきた」という本が大ヒットしたのを、覚えてます?
男女間のコミュニケーションの違いをわかりやすく解説してくれている本にゃ。
実は、あの本には続編があるんです。(最近知りました…)
25年の歳月を経て、作者のジョン・グレイ博士(心理学者であり恋愛・結婚分野の専門家)が新たに執筆したのがこちらです。
最近は男女の違いがだいぶ薄れてきているので、そのあたりも踏まえながら、
現代の男性・女性が何を大切にしているか・どう接するのがベストかを教えてくれています。
その中で特にいいなあ~と思ったのが、
生理周期にあわせて、時間の使い方を変えていくという方法。
この本では、次の3つのフェーズが紹介されていました。
フェーズ①相手時間(人のために尽くす期間)
期間:生理が終わったあとの5日間
この期間は体感的に「調子いい!」って思うことが多いですね。
実際女性ホルモンのバランスが一番安定している時期なので、
人のためにがんばる
が向いているタイミングだそうです。
この期間は、
- 仕事量を多めに
- まわりを優先する
- 忙しくても比較的OK
というイメージでいるといいと思います。(もちろん個人差はあります!)
がんばり期って考えるといいね!
フェーズ②2人時間(パートナーと愛を深める期間)
期間:生理が終わったあとの6日~10日間
パートナーシップが一番効力を発するのは、この期間。
(排卵前後のタイミング)
男性から大切にされ、話を聞いてもらい、いわゆる「女性らしく」振る舞うことによって、ホルモンバランスが安定する
のだそうです。
仕事時はどうしても男性ホルモン(テストステロン)が増えやすいので、
プライベートは女性ホルモン(エストロゲン)を増やしてバランスを取った方がいいってことですね。
この時期は、
- デートの予定を入れる
- 一緒に過ごす時間を大事に
- スキンシップ・ハグを多めに
が良いとのこと。
一番妊娠しやすい時期だもんね。パートナーを必要とするホルモンが増える、っていうのもわかる気がする。
特定のパートナーがいないよ!っていうときは、心許せる人(親友とか、家族とか)と過ごす時間もあててもいいかもしれませんね。
フェーズ③自分時間(おひとりさま期間)
期間:生理前の12~14日間と、生理期間
もっとも扱いが難しいのがこのタイミング。この時期はできるだけ、
1人で好きなことをする
がいいそうです。また仲間との絆を求める時期でもあるので、
仲間と好きなことを楽しむ
もいいみたいです。たとえば、
- 1人カフェを楽しむ
- 推し活にはげむ
- ワークショップに参加する
- ヨガやマッサージでリラックス
- 自宅で好きな音楽をきく
- 最新作や気になる映画を1人で鑑賞
- 気の合う仲間と騒ぐ
「自分の好きなことに集中する期間」って考えるといいのかな。
ただ、③の時間を持つこと自体に罪悪感を持ってしまうことも多いですよね。(小さい子どもがいる場合は特に…)
そんなときにジワジワと効果を発するのが、実はフェーズ②なんです!
フェーズ②をちゃんと取るようにすれば、①で周囲に向いていた意識を自分に戻せるようになり、
罪悪感なくフェーズ③に移行できるそうです。
…で、③でたっぷり自分時間を取ることにより、また①で人のために尽くす…という風に、キレイなスパイラルに入れるってことですね。
ホルモンサイクルとともに動けば、イライラは落ち着く
この本を読んで、すごく納得しました。
たしかに②の期間はパートナーとイチャイチャしたくなるし、逆に③は1人になりたくなるからです。
でもなんとなくそんな気がする、と思っていたくらいで、
今回根拠(テストステロン・エストロゲン・プロゲステロンの増減)をもとにロジカルな解説を受け、すごく腑に落ちました。
この豆知識は、パートナーの男性にも知ってもらうといいようです。
排卵期前後は一緒にいてほしいこと、それ以降(生理が終わるまで)は1人活動を増やしたいこと、とハッキリ伝えておくとわかりやすいね。
「生理前は1人回復期なの。そっとしておいてくれると元気になれるよ」って言えば、
男性側も「自分がご機嫌をとろうとがんばらなくてもいいんだ…」ってホッとするよね。
今までの私は「生理前だから、もっと優しくして!大事にして!」って、
ベクトルを相手に向けてました💦
でも今回「関わろうとするほどドツボにはまる時期」と知り…。
ガクッと力が抜けました。(今までの努力は一体…笑)
イライラするときほど相手ではなく、自分を見ろってことでしょうかね。
それにしても…③の期間、長くない?
だよね。
つまるところパートナーがいる・いない関係なく、自立が大事ってことかな。
生理前の期間、パートナーへのイライラがおさまらないという方、
もしかすると解決策は「1人になること」かもしれません。
割り切ることで、私もだいぶラクになりましたから。
よかったら参考にしてみてくださいね。
最後に、実際に読んだ人の感想を紹介します。
月経周期のホルモンバランスによってフェーズを決めており、その説明を読んだが実践的だと思った。
男が弱音を吐かないのは、吐露によりストレスが更に溜まるからというのは驚きだった。
めちゃくちゃ勉強になった!完全に男性的な女性と女性的な男性になってた!お互い各々の「らしさ」を高めてあげる工夫が必要だったのか、、、
引用:読書メーター
本書には閉経している場合や、男性側の特徴もたくさん書いてありました。(さすが恋愛・結婚の専門家!)
パートナーシップに興味のある方、面白いのでよかったら一度読んでみてくださいね。