更年期がくれた「覚醒のスイッチ」
48歳になりました。
半年ほど前から、本格的に更年期に入ったようです。
いろんな不調があらわれ始めました。
最初は本当に小さな違和感からでした。
めがねをかけていると、なんだかキツイ。両側からぐーっとおされているような。
最初は「ネジしめすぎてるのかな?」とたいして気にとめていませんでした。
ほかにはストレッチで頭を下にすると、血が上るような感覚。
あれ?変だな。体調悪いのかな。
でもある日ハッとしました。
万年寒がりだった私が、暑いと感じるようになっていたんです。
夜中に汗びっしょりで目が覚めるようになりました。
「ああ、これ更年期が来たんだ」
そう思いました。
更年期の定番、ホットフラッシュだね。
もくじ
生理周期もメンタルもバラバラに
さらに生理周期も乱れ始めました。
25日 → 32日 → 23日
こんな感じでバラバラに。
まあバラバラなのはいいとして…、一番困ったのがメンタル面でした。
以前は「生理一週間前はおちこみやすい」だったのが、時期関係なく起きるようになったんです。
それはツライね…💦
あとは不安症状。
朝起きたときに不安。
夕方になると不安。
お風呂上がりに不安。
理由もなく、怖い感覚が出るようになりました。
(時間がたつのが怖いような、心細いような独特の感じです)
ただこれは、産後うつのときの症状に似ていたので、すぐ気づきました。
「あ、ホルモンバランスかなり乱れてる…」
久しぶりの膀胱炎…でも治らない
そしてとどめは膀胱炎でした。
ここ10年くらいはかかっていなくて、すっかり油断していたら、久しぶりに発症。
でも以前とは違いました。
抗生剤を3週間投与しても、
- 頻尿感
- 残尿感
- 尿道付近がピリつく感じ
がなくなりません。
(昔はすぐに元通りだったのに…💦)
症状も若い頃のように「トイレ行くとツーンとする!」という急激な変化ではなく、
「なんか変…」という違和感がずっと続きます。
しかも時間帯によって、気になったりならなかったり。
え?ずっとこのままなの?
不安がつのります。
調べて知った「GSM」という症状
「この不快感、なんとかしたい!」という一心でいろいろ調べた結果、「GSM」という症状に行き当たりました。
閉経関連尿路性器症候群(Genitourinary Syndrome of Menopause)。
閉経に伴う女性ホルモンの分泌低下に伴い、外陰や腟の粘膜が弱くなり、様々な不快な症状が起きること。
膣の症状が、膀胱に関係あるの?
膣の萎縮が尿道にも影響するらしいんだよ。
膣と尿道は隣あわせなので、お互いに関係し合っているんだそうです。
今回初めて知ったんですが、
トイレのたびにウォシュレットやビデを使うのも、良くないらしいですね。
(膀胱炎にならないように、ものすごく使ってました。ショック~~💦)
今回の不調で、自分がいかに下半身に無頓着だったのかを思い知ったわけです、ハイ(T_T)
そういえば50歳近くになるというのに、自分のデリケートゾーン(最近はフェムゾーンというんですね)もろくに見たことがありません。
GSM対策には、膣まわりの保湿が良いらしいのですが…。
そもそも見ないと、ケアしようがありません。
ちゃんと直視しろっていうことかしら…。
そう思った私は、勇気を出して鏡でまじまじと観察してみることにしました。
正直なところ「ウエッ」の一言です(-_-;)
そして見たところで、若いころの状態を知らないので「衰えがあるのかどうか」さえわかりませんww
でもとにかく、鏡でチェックしながら、ワセリンを塗るようにしました。
背徳感…(〃ノωノ)
でも気持ち悪いとか、背徳感とか、騒ぎまくったのも数日だけのこと。
あっという間に慣れました。
見慣れると顔と一緒で、「まあこんなもんだな」と思えてくるから不思議です。
フェムゾーンを見ないように生きてきた

ケアしながら、つくづく思いましたね。
自分の体なのに、ろくに見たことないってどうなの、って。
見ないから、いつまでたっても体の中に❝よくわからない怖い場所がある❞んです。
いざワセリンケアを始めたら、ちょっとずつ
「私は私の体を熟知している」
という小さな自信みたいなものが生まれてきて、
やってみてよかったと思いました。
更年期の半数以上が悩む「GSM」
今回私が体験したGSM。
更年期世代の半数以上が悩む症状だそうです。
ただびっくりしたのが、この概念が提唱されたのがなんと2014年なんだとか。
えっ、最近やん…。
あまりにも遅くありませんか?
全人類の更年期世代の女性の、半分が悩んでいるのに。
つまり…私の母や、近所のおばちゃんや。
これまで生きてきた多くの女性は、この不快感をずっとなかったことにしてきた、ってことですよね。
(年だしね、で終わってきたんだと思う)
それに気づいて…やりきれなさを感じました。
女性の体のことって、こんなにも後回しにされてきたんだな、と。
(女性に限ったことじゃないけど)
この社会って、本当になんなんでしょう。
ガマンすることが当たり前

子どもの頃、大人たちは言いました。
「子どもたちの未来のために」
「幸せになってね」
私はわかりの早い子ではなかったので、言葉どおりに受け取り、
社会は、私たちを大事にしてくれている
と思っていたんです。
でも現実はそう甘くありませんでした。
学生を終えたら、
社会人として
妻として
母として
役割を果たすのが当たり前。
ガマンすることが当たり前。
私はずっと、戦後の価値観なんてもう終わっていると思っていました。
滅私奉公は大昔の話だと思っていたら、なんてことはない、
今もそのまんまでした。
「流れに従わなきゃ、みんなと同じようにすれば、みんなよりさらに頑張ればたくさん認めてもらえる」
そう思ってだましだましやってきましたが、
その結果、体がいうことをきかなくなりました。
自分を大切に扱いたい、という魂の叫び
私は出産のときにパニック発作を発症し、そこから体が壊れました。
もう10年以上前、2010年代のはじめのことです。
でもこの頃は赤ちゃんのケアが最優先で、母体は二の次。
産婦人科の先生には「ん~。それはね~。心療内科に行ってもらわないと…」
と戸惑い気味にいわれました。
(「えっ、明らかに出産がきっかけなのに?」とびっくりしたのを覚えています)
その後いろんな先生や、役所の方と関わりましたが(0歳児の世話ができず途方にくれていたので)、
みなさんしきりに「赤ちゃんのため」「お子さんのため」と口にされました。
とてもありがたかった。
ありがたかったけれど…。
心の奥底に、
私は使い捨てにされたのかな
というなんともいえない悲しみ・怒りがあったのも事実です。
(私自身が子どもを持つことに前向きではなかったので、
余計そう思ったのかもしれません)
でも「母となった以上、甘えたことを言っちゃいけない」という観念が、
世間からの圧力が、
「私の人生も大事にしたい」「私自身にも優しくしたい」
という本心を口にできなくさせていました。
でもそれから長い年月がたって、ようやく気づきました。
母だから、いっちょまえの大人だから自分は後回しにすべき、って考えは、
「社会にとって都合がいいから」というだけで、
真実ではないんだと。
私が10年も不調から抜け出せなかったのは、
「母は子どもを最優先にすべき(自分は後回し)」
「私は私を大切にしたい(粗末にしたくない)」
2つの観念がぶつかり続けたから、という気がしています。
(当時はいつまでも回復しなくてなぜ?と思っていましたが)
多かれ少なかれ、多くの女性がこういう葛藤を抱えているんじゃないでしょうか。
だって、母世代や祖母世代の女性たち、つらそうにしていること多かったですから。
私はたまたま感性が敏感だっただけ。体が正直だっただけ。
誰だって自分を犠牲にすれば、魂が怒るんです。
自分の人生を生きる時代へ
社会はようやく
「やりたくないことはやりたくない」
「自分の人生を優先したい」
と口にできるようになってきました。
(コロナ以降、一気に流れが変わった気がします)
子どもを産まない選択をする人が増えていることも、
GSMのケアという概念が生まれてきたことも、
その一環でしょうね。
でもまだまだ過渡期です。
以前の私のように「社会のためにガマンすべき」「私は私を生きたい」の2つがせめぎ合っていて、
ともすれば「べき」論の方に流されてしまう…。
それが現代なんでしょうね。
だからまず自分が自分を救う
「この世界に粗末にされた」
そう思った時、ものすごくつらかったです。
そしてそんな自分に気づいたとき、はじめて
「私は、私をすごく愛しているんだな」 と実感しました。
社会にとって役立たずだろうが、能力がなかろうが、
やっぱり世界で一番大事なんです。
あなたもそうじゃありませんか?
責任感とか、罪悪感とか、無価値感とか。
そういった重たいものをすべて外したら、
奥には「ありのままの自分を愛したい」という気持ちであふれているんじゃないでしょうか。
生まれたときから死ぬ瞬間まで、一生をともにする存在ですから、(ひょっとしたら死後も)
どうか世界で一番幸せにしてあげてほしいです。
まわりからされる前に、あなたが、あなた自身の手で。
更年期は人生の覚醒期なのかもしれない

更年期の話から、壮大な話になっちゃいましたね笑
でも私の中では、全部つながっている感覚なんです。
更年期って、多くの方が似たような転換点を迎えるのだと思います。
きっと、ただ体調が下降する時期ではなくて、
人生を整え直しなさい
人生を生き直しなさい
というお知らせの時期なんじゃないでしょうか。
新しいステージに入る前の覚醒のスイッチ。
そう思うと、やるせなさや怖さが和らいで、勇気が湧いてくる気がします(*^^*)
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