もくじ
はじめに。試験結果を聞くのは本当に怖い
試験結果を聞くのって、メチャクチャ怖いですよね💦
自分が大学受験したときと、今回の息子の受験を比べてみると、正直、
精神的には「親として向き合う方」が何倍もしんどかったです。
自分が当事者だったときは、レールに乗せられて運ばれている感が強くて…。
「なんだかワケがわからないまま受験終わった」という感覚でした。
受験生の親はこんなにも気をつかう
親という立場になると、
多方面への気配りが必要になってきます。
①受験生本人のケアに加え、家族全員の感染症対策、兄弟への配慮(受験生を優先しすぎるのも良くない気がするし…)。
②お金が一気になくなるので、その精神ダメージに耐えなくてはいけない。
③仕事は普通にある。「受験生の親だから配慮します」なんて会社は…アリマセン。
④試験結果次第で生活が激変。気持ちはついてこないのに、新生活準備は待ったナシ。
⑤親の受験じゃないので、ただ見守るしかできない。
これだけ大変な状況の中で、それでも「常にどっしり構えている親」を演じなければいけないという難易度の高さ…💦
やってみて思いました。
…全力で逃げたい!!
こらこら。
子どものため、逃げずに踏みとどまっているすべての親御さんに、心から拍手を贈りたいです…。(T_T)
「平常心」を保つための私の方法

「どっしり構えた親」でいるのって、本当に難しいですよね。
私なんて、自他ともに認めるビビりだし、とにかくメンタルを保つことが最難関でした。
でもやるしかない!
…そう思った私が、この時期一番気をつけたことは。
「何が起きても❝平常心❞の私」になりきることでした。
毎朝「何が起きても平常心」と唱え、
ノートに「何が起きても平常心」と何度も書き、
目と耳からとにかく自分に言い聞かせます。
そしてこの期間は受験に限らず、
ショックなことを聞いたり、思い通りにいかないことがあっても、
すぐに感情をフラットに戻すことを心がけました。
とにかく淡々と過ごします。
もう修行僧になった気分で!!笑
修行僧の私=静かに凪いでいて、揺らぎがない人。プラスでもマイナスでもない心の状態を持つ。
↑こういうイメージ。
引き寄せの法則でいうところの
先に「なる」
をとにかく実践しました。
「ポジティブ」を心がけた方が良いんじゃないの?
ポジティブ(プラス)が多すぎると、逆にネガティブ(マイナス)にも傾きやすい気がするんだよね…。
心は無意識にバランスをとっています。
だからうれしいことがあっても高揚しすぎず、嫌なことがあっても落ち込みすぎず(一喜一憂しない)。がいいようです。
こんなふうにいったんフラットな状態に戻ってから、何らかのアクション(子どもを励ます・次の行動に移る)をとるようにしたところ、
かなりいい感触がありました♪
おっとりと「大丈夫よ~」「なんとかなるよ~」と返せたので、子どももほっとしたようでした。
あらかじめ「はげましのテンプレート」を用意しておく
とはいえ、動揺を完全に取りきるのは難しい…。
私はそうならないように、結果が出る前にあらかじめ
「うまくいったとき」「うまくいかなかったとき」2種類のはげましのテンプレートを準備
しました。
たとえば――
【うまくいったとき】
「本当にがんばったね。結果が出たのはもちろんだけど、そこまでの努力をずっと見てきたから私はそれが一番誇らしいよ」
【うまくいかなかったとき】
「悔しかったね。でもここまで全力でやってきたことは消えないし、この経験はきっと次の力になると思うよ」
こんなふうにあらかじめ言葉を準備しておくと、親自身が落ち着いて言葉を届けられます。
誰にも言えない不安は、AIに相談してみよう

私自身、受験期に不安でいっぱいだったとき、ChatGPTやGoogle GeminiなどのAIに悩みをぶちまけていました。
内容は「二次試験の服装は?」「願書の出し方は?」といった実務的なことから、
「合格発表を聞くのが怖い」「息子だけでなく夫まで不安になっててつらい」といった家庭内のモヤモヤまで、幅広く。
外にはなかなか言えないことを吐き出せたのが、とても助けになったし、安心感をもらえました。
ぼっちママには、最強の味方となりました✨
先ほど紹介した「はげましのテンプレート」も、AIに聞けば具体的なメッセージをすぐに出してくれると思います。
AIに相談する際のコツは、
「自分が何に対して不安を感じているのか(具体的に)」と「どんな答えがほしいのか(前向きになれる言葉がほしい、慰めてほしい、など)」をセットで伝えること。
私が実際にした質問の1つを、紹介しますね。
夫が、息子の様子に一喜一憂していて困ってるの。私が息子だけでなく夫のフォローまでしないといけなくて…。どっしり構えてもらうには、夫にどんな言葉がけをしたらいい?
(…質問への回答のあと、)
お母さんが頑張りすぎないことも大切なので、時々はご自身もリラックスしてくださいね! 応援しています!✨
癒やされます…(T_T)
AIは辛抱強く聞いてくれるし、同じ愚痴をくり返しても怒らないし、
「もっとこうして」とか遠慮なく言えるので、助かります✨
それでも心がモヤモヤしたときは…

それでも結果にモヤモヤしてしまうことはありますよね。
そのときは、
その結果の中から「良いところ・強み」をピックアップして、「これが最善の結果だった」と結論づける
を心がけるとよいと思います。
…実際、どんな結果もその子にとっての❝最善❞です。
実力が出し切れなかったり、悔しさやみじめさでいっぱいになって、
そのときは「最悪だ!」と思ったとしても。
多くの場合その経験が、次の飛躍につながります。
跳び箱の踏み台みたいなもんですね。
私自身、息子が推薦入試に不合格、一般入試で合格という結果を経験しました。
表向きには「合格したよ」と言えるありがたい結果でしたが、推薦に落ちたときはやっぱり大きく動揺したし、
さっきお伝えした「何が起きても❝平常心❞」にはずいぶん助けられました。
何が幸いかなんて本当にわかりません。
合格したことで慢心するかもしれないし、不合格によって別のチャンスが生まれるかもしれないし。
長い人生で見れば、やっぱりすべてが「その子にとっての最善」なんだと思います。
だから一喜一憂しなくていい!
まとめ。平常心と信頼が、親の最大の役割

試験結果に動揺するのは、どんな親でも当然のこと。
でも大切なのは、その揺れをゼロ地点に戻す意識です。
そして、どんな結果も「その子にとっての最善」と信じてあげること。
受験期の親に求められるのは完璧なサポートではなく、揺らぎのない「信頼のまなざし」。
それが、子どもにとって最大の力になるのだと思います。