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【親も初めての受験⑧】理系は大学院が当たり前?進学率と費用を解説!

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高校2年の春、わが家の子どもが突然「理系に進む」と宣言しました。

小さい頃から算数や数学が得意というタイプではなかったので、親としては文系しか想定しておらず、

「まさか大学院まで行くなんてこと、あるの?」と正直大慌て。

ひいろ

親2人とも文系出身だったこともあり、理系の進路や進学事情については未知の世界💦

似たような経験をされている方も多いと思うので、

家ネコ

「理系のことはサッパリわからない!」そんな親ごさんの参考になれば幸いです♪

↓前回の記事「大学の学費と生活費を比較!親が準備すべき金額とは?」と合わせて読むと、より全体像がつかみやすくなります。

理系は大学院に行くのが当たり前って本当?

たとえば文部科学省の「学校基本調査(令和5年度)」によると、

大学院進学率
理学系約45〜60%
工学系約30〜50%
文学部などの文系学部約10〜20%未満

(参考:文部科学省「令和5年度 学校基本調査(確定値)」)

特に研究職や開発職を目指す場合、修士号が前提条件になっていることも。

ひいろ

う~ん。「せっかく理工学に進んだなら、研究職・開発職に有利なルートを狙いたい!」と思う子も多いだろうね。

家ネコ

理系に進んだ場合、「半分くらいの学生が大学院に行く」と想定しておいたほうがよさそうだね。

難関大学ほど大学院に進む人が多い?

これはある程度「本当」です。

その理由としては、

  • 大学の研究室が、院進学を前提に設計されている
  • 教授が進学を強くすすめるケースがある
  • 「学部の段階ではまだ専門性が足りない」と考える学生が多い

ひいろ

お子さんが優秀であればあるほど、院進学の可能性は高まりそうです!

大学院進学にかかる学費は?

大学院の学費は、基本的に以下のようになっています。

区分入学金(初年度のみ)授業料(年間)2年間の総額(目安)
国公立大学院約28万円約53万円約135万円
私立大学院(文系)約20〜30万円約80〜100万円約180〜230万円
私立大学院(理系)約25〜35万円約100〜130万円約230〜300万円

※大学・学部によって異なります。研究費や設備費が別途必要な場合も。

大学院進学時の生活費は?

理系院生の多くは一人暮らしを継続するため、生活費は学部時代と同程度かそれ以上が必要です。

以下は一般的な生活費の目安です。

生活スタイル月額(目安)2年間の総額(目安)
自宅通学約69,500円約170万円
一人暮らし約131,700円約300万円

また研究や実験の時間が増える大学院生は、研究や実験の時間が増えるため、アルバイトがしにくい状況。

家ネコ

つまり大学+大学院(私立理系)で一人暮らしした場合、

学費は約550万円(大学)+約300万円(院)≒約900万円

生活費は約600万円(大学)+約300万円(院)≒約900万円

合計1,800万円くらいかかるね。

ひいろ

理系で私立だと、2,000万円くらい見ておかないといけないんだね💦

(国公立でも1,300万円くらい…)

奨学金を受けている割合は?

特に多いのは、

  • 日本学生支援機構(JASSO)の貸与型・給付型
  • 大学独自の研究奨励金
  • 民間財団の支援

親としては、進学前に「返済の必要があるかどうか」「卒業後の返済シミュレーション」まで確認できると安心です。

家ネコ

ひいろさん家は奨学金を借りる予定なの?

ひいろ

できれば親が負担したいけど…下の子の学費もあるし、現時点ではハッキリ決められないなあ💦

とりあえずタイムリミットまであと数年あるので、もう少し考えてみるよ。

私は息子に、「大学の学費は貯まっているけど、院の費用は貯められてないの。もし院に行くなら奨学金をお願いする可能性があるよ」とだけ伝えています。

もう成人だし、お金の話もちゃんとしておくべきだと思ったので。

また親側もムリしすぎない、という方針でいきたいからです。

(このあたりの考え方は、各家庭で変わってくると思います!)

まとめ。理系の場合「6年間分」の費用を見ておこう

理系の大学進学は、実質的に「大学4年間+大学院2年間=6年間の通学」を前提とする家庭が多いです。

ひいろ

わが家のように「文系しか考えていなかった」ご家庭ほど、驚きが大きいかも。

学費と生活費の合計をざっくりと見積もると、次のようになります。

「そこまで急に用意できない…」という方も多いと思いますが、実際にすべての費用を高3までにそろえる必要はありません。

まずは“すぐに必要になる費用”として、入学金や初期費用など100万円程度を現金で確保しておけると安心です。

そして、今の段階では「もしかしたら6年間かかるかも」と見越して、情報収集や家計の計画を少しずつ始めておくことが大切です。

もし似たような境遇の方がいらっしゃいましたら、参考にしてみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました(*^^*)

ABOUT ME
ひいろ
ぼっち生活をこよなく愛する40代HSP主婦で、大学生・中学生の母。WEBライター・ブログなどをコツコツとやりながら、長年の夢だった、ひとり時間を満喫する暮らしを楽しんでいます。