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【親も初めての受験⑦】大学の学費と生活費を比較!親が準備すべき金額とは?

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「大学って、結局どれくらいお金がかかるの?」

そんな漠然とした不安を抱えている保護者の方は多いはず。

この記事では、国公立と私立、理系と文系、自宅通学と一人暮らしの費用を比較し、

「高校3年生のうちにいくら貯めておけば安心なのか?」を具体的に解説します。

この記事は、こんな方におススメ
  • 子どもの進路に備えて、大学費用のめやすを知りたい
  • 国公立・私立・一人暮らしの違いを理解したい
  • 今から何をどのくらい準備すればいいかを考えたい
ひいろ

2025年に長男の受験を経験した中で、わかったことをまとめています。

「地方住まい、できれば国公立希望」という親ごさんには特に参考になるんじゃないかと!

国公立と私立の学費は、ここまで違う!

ベネッセ教育情報「専門家監修:国公立・私立・文系・理系の学費を比較」 より)

区分学費合計(4年間)
国公立(文系・理系)約250万円
国公立(医歯系)約350万円
私立(文系)約400万円
私立(理系)約550万円
私立(医歯系)約2,300万円

国公立大学の授業料は年間53万5800円と全国一律で、比較的費用が抑えられます。

一方で私立は大学によって差があり、理系は文系より100万円以上高くなる傾向にあります。

家ネコ

理系は実験設備や材料費、実習などによるコストがかかるため、高くなりやすいよ。

ひいろ

一方、国公立大学は文系も理系も学費が同じ。

やっぱりスポンサー(親)としては「国公立に行ってくれたらありがたいなあ…」と思っちゃいますね。

自宅通学 vs 一人暮らし、どれくらい違う?

特に、一人暮らしをする場合は、家賃・食費・光熱費などが重なり、自宅通学と比べて年間で大きな開きがあります。

下記は、全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)の調査をもとにした、大学生の1か月あたりの生活費の平均額です。

全国大学生活協同組合連合会「第60回学生生活実態調査(2024年)」より算出

項目自宅通学一人暮らし(下宿生)
住居費約0円(家庭負担)約54,130円
食費約21,000円約25,880円
通学費約4,200円約4,580円
教養娯楽費約8,500円約10,000円
その他(通信費・日用品等)約35,800円約37,100円
合計(月額)約69,500円約131,700円
家ネコ

自宅通学でも、何かと費用がかかるみたいだね。油断禁物!

ひいろ

住居費は、住む地域によってかなり変動すると思います。(首都圏なら軽く見積もっても6万円以上、地方なら4万円代もアリ?)

…ではこの金額をもとに、年間生活費を算出してみましょう。

(わかりやすいように、かなりザックリとした金額にしてみました)

項目自宅通学一人暮らし
年間生活費の目安約80万円約150万円
4年間合計約320万円約600万円
4年間の差額約280万円

つまり、仮に国公立に合格したとしても、一人暮らしをする場合は、費用面で私立と大差ないというケースも多いのです。

ひいろ

私も実際に計算してみてびっくりしました。

「あ、国公立でも一人暮らしだと安くない…」ってw

一番高いパターンで考えておけば安心

進学費用の備えとして安心なのは、

この最大ケースを想定しておくと、どんな進路になっても慌てずに対応できます

(ただし医学部・歯学部のケースは除きます!)

大学にかかるお金は子どもの進路によって大きく変わるため、ある程度余裕をもって備えておくと安心です。

1,200万円はかなりの出費ですよね…。

わが家では、高3の段階でそこまで貯められそうになかったので、

「国公立(約250万円)+一人暮らし(約600万円)」を前提に、約900万円を目標に教育資金を貯金しました。

(理想は1,000万円でしたが、ちょっと間に合わなかった…💦)

ひいろ

息子にも「一人暮らしなら国公立を狙ってね」「自宅通学なら私立でもOK」「それ以外の進路なら、プラス分は自分でまかなってね」と伝えました。

家ネコ

厳しいようですが、ここは最初にキッチリ伝えておかないと!

教育費に対する考え方は、家庭環境・住んでいる地域によっても変わってくると思います。

(地方住まいなら「国公立!」と思う人が多そうだけど、首都圏なら「有名私立!」というケースも多いだろうし…)

もちろん「子どもの希望は極力叶えにいく」という判断でもよいと思いますし…。

この辺りは、各家庭できちんとすり合わせできるといいですね。

家ネコ

最近では、約半数の大学生が奨学金を受けているみたいだよ。奨学金を申請するかどうかもあわせて検討した方がいいね。

あと追い打ちをかけて恐縮ですが、

理系の場合は、大学院の費用も見ておく必要がありそうです。

(背筋がゾクゾクしてきた…(((;゚Д゚)))

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でも、すべてを高校3年生までに用意する必要はない

とはいえ、1,000万円単位のお金を高3の冬までに全額準備するのは現実的ではありません。

実際に必要なのは、入学前にすぐ支払うお金。その目安は以下の通りです。

  1. 入学金(国公立:約28万円、私立:約25〜30万円)
  2. 授業料の一部(特に私立は入学時にまとめて納付)
  3. 家具・家電・引越し費用(地方から都市部への一人暮らし)
  4. 滑り止め校の入学金(納付期限が早い)

これらを合計すると、すぐに動かせる現金が100万円ほどあると安心です。

ひいろ

最近の大学生は、パソコン必須です。

入学時にかかる費用も見越しておく必要がありますね。

まとめ。「全体を知る」ことで備えが変わる

大学進学にかかる費用は、

  • 国公立か私立か
  • 文系か理系か
  • 自宅通学か一人暮らしか

という条件で大きく変わります。

そして、高3の冬までに100万円ほどの現金を確保しておけば、いざというときにも対応しやすくなります。

大学進学は親にとっても一大イベント。少しずつでも、できることから準備してくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました(*^^*)

ABOUT ME
ひいろ
ぼっち生活をこよなく愛する40代HSP主婦で、大学生・中学生の母。WEBライター・ブログなどをコツコツとやりながら、長年の夢だった、ひとり時間を満喫する暮らしを楽しんでいます。