もくじ
模試の結果に一喜一憂していませんか?
高校生の受験期、模試が終わるたびに親もドキドキ。
特に、偏差値やA〜E判定を見て 「このままで大丈夫なの?」「落ちるんじゃないの!?」と不安になる方も多いと思います。
でも、ちょっと待ってください。模試の数字には“意味のある見方”があります。
この記事では、親が過剰に反応しすぎないためにも、 偏差値・判定の正しい捉え方をわかりやすく解説します。
実際に長男の受験を経験した中で大事だと思ったこと、反省したことをまとめました。
よかったら参考にしてくださいね♪
偏差値ってそもそも何?

偏差値とは、簡単に言うと「模試を受けた集団の中で、自分がどの位置にいるか」を示す数値です。
偏差値50が“ちょうど真ん中”。60なら“上位16%前後”、70だと“上位2%”というイメージだね!
ただし、重要な注意点があります。
模試によって偏差値の意味が違う!?
たとえば、
- 進研模試の偏差値60
- 河合塾の全統模試の偏差値60
同じ60でも「母集団(受験者層)」が違うため、 実際の難易度や立ち位置の意味合いは変わってきます。
進研模試は、比較的多くの高校生が受験する「広い層」向け。
一方、河合塾や駿台模試は「大学受験を本格的に考える層」が多く受けるため、 偏差値が低くなりやすいです。
つまり、模試の偏差値はその模試ごとの「相対的な位置」ってことね!
模試の種類をよく見た上で、結果を判断する必要があるんです。
文系・理系、私立・国公立で偏差値は変わる?

そういえば…高校選びのときも、私立と公立では難易度が違う気がしたなあ…。
同じ偏差値50でも、単純に比較できなかったよね。
実はこれも大事な視点です。
文系より理系、私立より国公立の方が偏差値が低くなる傾向があります。
国公立志望は5教科型が多く、全体のバランスが求められるため平均点は下がりがち。
一方、私立型は得意科目を絞って高得点を狙う人が多いため、偏差値が上がりやすい傾向があります。
また理系科目(数学・物理・化学など)は得意不得意の差が大きいため、 偏差値が伸びにくいことも。
(理系は医学部志望とか、難関校出身とか、学力モンスターがたくさんいそうだもんね…笑)
「国立の偏差値は私立の+5、理系の偏差値は文系の+5と考えるといい」なんて言われますね。
ですから模試で偏差値が思ったより出ていなくても、 「自分の志望スタイルに合った模試だったか」を見極めることが大切になってきます。
志望校のA〜E判定、どこまで信じていい?

模試には志望校ごとの合格判定が出ます。
- A判定:合格可能性80%以上
- B判定:60〜79%
- C判定:40〜59%
- D判定:20〜39%
- E判定:20%未満
とされますが、これはあくまで「模試の受験者の中での予測」にすぎません。
息子は志望していた国公立大学で、模試では一度もB判定以上を取れませんでした。 秋〜冬の模試では、CかD、たまにE。 それでも最終的には本番で合格できたんです。
直前期に急に伸びたのか?というと、そういうわけでもなく、
本人いわく「本番の問題の方が解きやすかった。模試はひねってあって難しかった」とのこと。
模試は難しく作られている場合も多く、 本番で実力を発揮しやすくする“備え”としての役割もあるのかもしれません。
実際受験を終えてみると、思ったよりも点が取れた子、ほぼふだん通りだった子、ふだんより全然できなくて大慌てする子…千差万別でした。
良くも悪くも、模試通りにはいかないのだなあ…と思いましたね。
模試の見方と親の心構え

親はどうしても結果に振り回されがち。
でも以下のポイントを意識すると、冷静に向き合いやすくなります。
✅ 模試の位置づけを正しく理解しよう
- 模試はあくまで“中間報告”
- 成績は直前まで伸びることがある
- 判定は確定ではない
- 模試によって偏差値や判定の基準が異なる
✅ 子どもに伝えたい視点
- 「今どこにいて、何をすればいいか」を知るチャンス
- 成績が伸び悩んでも、諦めなければ本番で勝てる
- 偏差値や判定だけで自分の可能性を決めないで
✅ 親のNGワード例
- 「こんな判定じゃ無理じゃないの?」
- 「これじゃ落ちるよ…」
- 「前回より下がってるけど、どうしたの?」
親が動揺すると、子どもはもっと不安になります。
「模試は練習、本番が勝負」と言ってあげられるだけでも、心の支えになるはずです。
まとめ。模試で未来は決まらない!
模試の数字に振り回されず、戦略的に活用するのが受験成功のカギ。
そして子どもを信じて支えることが、親にできる一番のサポートです。
判定が悪くても落ち込まない。 最後まで伸びる力を信じて、一緒に走り切りましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました(*^^*)