もくじ
はじめに:子どもが「親に頼らない」タイプだったら?
わが家の長男は、2025年に国立大学を一般選抜で受験しました。
でも、実は私、
彼の成績も志望校もほとんど知らずに1年間を過ごしました。
模試の結果も見せてくれないし、オープンキャンパスの申し込みも全部ひとりで。
「え、それで受験できるの?」と、当時の私はかなり不安でした。
塾にも入っていないので、情報は一切入ってこないし…💦
でも、本人は「自分のことは自分でやりたい」タイプだったんですよね。
この記事では、そんな自立心の強い受験生に、親がどう関わるのがベストか?
私の体験をもとに、時期ごとのポイントをまとめてみました。
春(高3スタート):信頼して「任せる」スタンスを持つ

✔ 親ができること
- 体調管理(食事、睡眠、生活リズムの見守り)
- 金銭面の準備(予備校代、模試代、受験費用の把握)
- 大学や受験制度の基本情報を親も少し知っておく(聞かれたときに答えられるように)
✖ やめた方がいいこと
- 「どこ受けるの?」「判定どうだった?」と毎回聞く
- 模試の答案を見せてと迫る
- オープンキャンパスの付き添いを強引に申し出る
でも、もどかしいよね…
最近はYouTubeに受験動画がたくさんアップされているので、ひそかに勉強しておいてもいいかも!
夏(受験の方向性が固まり始める):見えない不安とどう向き合うか

✔ 親ができること
- 出願スケジュールや制度をざっくり調べておく(本人が聞いてきたとき用)
- 昼食やおやつで、ちょっとしたサポートを続ける
- 夏休みで生活リズムが崩れないように注意
✖ やめた方がいいこと
- 「このままで大丈夫なの?」と不安をぶつける
- 勝手に志望校の情報を集めてプリントアウトして渡す
- 周囲の受験生と比べる発言をする
本番までまだ時間があるので、自宅内を受験モードにしすぎない、という点も気をつけました。
本人は勉強に集中しているけれど、家族はいつも通りゆったり過ごす、という感じで。
家族がピリピリしていたら、本人もプレッシャー感じるもんね💦
秋(受験直前モードへ):親の不安が高まる時期こそ冷静に

✔ 親ができること
- 願書の印刷、写真、証明書の準備などを事務的にサポート
- 出願の振込や郵送チェックなど、お願いされたことを淡々とこなす
- あたたかい食事、体調管理、本人のペースを乱さない環境づくり
✖ やめた方がいいこと
- 「願書ちゃんと出した?」と何度も確認する
- 「E判定だけど本当にそこ受けるの?」と詰める
- 「頑張ってる?」と追い詰めるような声かけ
何も言わず、黙ってココアをさし出す…それだけでも、子どもの気持ちは落ち着くと思います!
冬(共通テスト〜個別試験):静かに「応援団長」を務める

✔ 親ができること
- 移動・宿泊の手配(交通・ホテル・現地のルール確認)
- 本人が忘れそうなことをメモにして伝える
- 緊張しているときほど、笑顔で軽めの声かけ
✖ やめた方がいいこと
- 「受かったらこうしてね」など、結果に紐づく話をする
- テレビやスマホの音などで集中を乱す
- 合否をしつこく聞く、自己採点を無理にさせる
この頃は、女優になった気分で「お気楽母」を演じてました。
「ダメでもいーじゃん」「緊張して当然だよ」「もうできることは十分やったし」「なんとかなるよ」って。
全部ウソ!笑
返事はなかったけれど、ほっとした顔をしていたので、多少効果はあったのかな…と思います。
おわりに:親の出番は少ない。でも、だからこそ大切

自立心の強い子は、親があれこれ言わない方が力を発揮できます。
でも、見えないところでの親のサポートが、実はずっと支えになっていたというのは、受験を終えてから感じました。
もしあなたのお子さんも「親に頼らないタイプ」なら、無理に関わらなくても大丈夫。
「信じて、待つ」ことも、立派な受験サポートです。
次回の記事では、大学受験をはじめて迎える親がまず引っかかるポイント、「受験方式の名前やスケジュールの違い」について詳しくお届けします。
ぜひシリーズで読んでいただけたら嬉しいです!