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【親も初めての受験⑫】受験を見守る親にもっとも大切なこと。それは「信頼」

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受験期、親は本当に「自分のことに集中」できるのか?

前回の記事で「親は親自身に集中することが大事」とお伝えしました。

でも実際は、そんなに簡単にできるものではありませんよね。

受験期の子どもを前にすると、つい口出し・手出ししてしまう。

それはなぜかというと、やっぱり「不安だから」。

そしてその不安の根っこには、「子どもを心から信頼できていない」という気持ちがあるのではないでしょうか。

なぜ信頼できないのか? それでも信頼が必要な理由

親にとって子どもは、生まれたときから見てきた存在。

何もできなかった赤ちゃん時代を知っているからこそ、高校生になった今でも「本当に大丈夫なのかな」と心配になってしまいます。

ひいろ

うちの子も、受験前はだらしなくて、幼くて、全然頼りなく見えていました。

でも、ちょっと思い出してみてください!

自分が子どもだったとき、親から「大丈夫?」「本当にできるの?」と過度に心配されると、

「信じられていないんだな」と感じて悲しくなったことはありませんか?

親からの「信頼」は、子どもにとって大きなエネルギー源です。

信頼されると、自信が湧いてきて、不思議と力が出せる。

逆に、不安や心配の目を向けられると、どんどん自信がなくなってしまう。

だからこそ、受験期にもっとも大切なのは「信頼のエネルギーを向けること」だと私は思っています。

私が「信頼」に切り替えるためにやった2つのこと

とはいえ「信頼しよう」と思っても、すぐに気持ちを切り替えられるわけではありません。

そこで私が実際にやってみて、効果を感じた2つの取り組みをご紹介します。

① ママ友との接触をやめてみた

受験前、私はママ友と会うたびに「いかに息子が頼りないか、だらしないか」を熱弁していました。

すると相手も同じように、自分の子のダメなところを話して、お互いに子どもを謙遜し合う…という流れに。

家ネコ

ママ友あるあるかも💦

でもこれって正直、むなしいんですよね。

悪いところばかりに意識が向いてしまって、帰るころにはますます不安が増している、という悪循環。

ひいろ

言葉には力がやどる(言霊)、なんて言うしね。

悪いところを口にすればするほど、ホントにそうなりそう。

それに気づいてからは、思い切って受験期の間、ママ友との接触を断ちました。

情報は断たれますが、不安や焦りも同時に断ち切ることができ、精神的にとても安定しました。

(高校受験のときは、逆にいろんな噂を聞いて不安だらけになってました💦)

家ネコ

どんなふうに断ったの?

ひいろ

説明会やイベントは1人で参加する・立ち話をしない・「最近調子悪くて…」と極力会わないようにする とかかな。

まあここまで徹底するのは難しいと思いますが、「ごめんね、忙しいから…」と長話を避けるくらいならできるかもしれません。

実際みなさん受験で大変な時期ですしね。

あまり話したがらない雰囲気を出すと「あ、お子さんのことで何かあったのかな?」と察してもらえる気がします。

② 子どもの長所をノートに書き出した

もう1つの取り組みは、子どもの長所をノートに書き出して毎日読み返すこと。

人はどうしても短所や不安な面ばかりに目がいきがちです。

でも、それを意識的に逆転させようと思いました。

私が書いたのはこんな内容です。

【(息子)の性格】

①意志が強い

②へこたれない

③やるときはやる

④堂々としている

⑤我が道をいく

⑥勝つと決めたら必ず勝つ

⑦さっぱりしていて切り替えが早い

⑧淡々と勝利をつかむ

特に「受験に有利そうな長所」に注目して書き出しました。

そして何かと不安になったときはこのノートを読み返し、「大丈夫、あの子ならやれる」と自分に言い聞かせました。

家ネコ

息子君、すごくいい男だね…✨

ひいろ

「今はそうでもないけど、未来にはきっとそうなってる」という希望観測もかなり含まれてます笑

「そんな未来が来るかも」とちらっとでも思えるなら書いてOKではないかと!

(誰にも迷惑をかけないし、これくらい強気でいいと思います)

…ちなみに私は、最後の「淡々と勝利をつかむ」がかなり効きました。

不安なときは何度も口にするようにしました。

(これは担任の先生が「○○君は、いつも淡々としとるなあ。淡々と勝利をつかむタイプだな!」と言ってくださったのを採用しました。先生ありがとう✨)

信頼は伝わる。そして、子どもは変わっていく

最初は不安でいっぱいだった私も、これらの取り組みを数ヶ月続けたことで、

少しずつ「信頼する目」で子どもを見られるようになりました。

すると、不思議と子どもの様子も変わってきたように感じたのです。

信頼の気持ちは、届きます。

(そりゃあもう、親が思った以上に!!)

そしてその信頼にこたえようと、子ども自身も少しずつ変わっていく。

受験期って、そんな変化の起点になるような時期なのかもしれません。

まとめ。受験期こそ、信じて見守ることが一番のサポート

「子どもを信じる」ことは、親にとって本当に難しい。

でもそれは、親に課せられた最後の試練のようなものだと思っています。

不安になる気持ちも、情報を集めたくなる気持ちもよくわかります。

だからこそ、この記事では「できること」として2つの方法をご紹介しました。

あなたの不安が少しでも軽くなり、子どもを信頼の目で見守れるようになりますように。

ABOUT ME
ひいろ
ぼっち生活をこよなく愛する40代HSP主婦で、大学生・中学生の母。WEBライター・ブログなどをコツコツとやりながら、長年の夢だった、ひとり時間を満喫する暮らしを楽しんでいます。