学校行事が苦手な親ごさん、特にHSP(繊細気質)や内向型の方にとって、運動会や授業参観・保護者会はとても大きなストレスになりますよね。
私もその1人です。
産後うつをきっかけにうつ病を経験し、10年以上心療内科の薬を手放せない日々を過ごしてきました。
その間、下の子を保育園に預けて療養していましたが、どうしても避けられなかったのが「学校行事」という壁でした。
この記事では「HSPの私が、20年近い子育てを通して見つけた、学校行事が少しラクになる5つの工夫」をご紹介します。
苦手でも大丈夫。
頑張らなくてもいい学校行事の関わり方、一緒に見つけていきましょう。
もくじ
学校行事が苦手なのは「自分だけ」じゃない

「みんな当たり前のように行事に参加しているのに、どうして自分はこんなにしんどいんだろう…」
そんなふうに感じてしまうのが、内向型・HSP気質のつらいところです。
でも安心してください!
学校行事がしんどい親は、決して少数派ではありません。
とくにHSPや内向型の人は、
- 人混みやにぎやかな場所が苦手
- 雑談に気を使いすぎる
- 周囲に合わせようとして疲れてしまう
といった傾向があります。
これは「気が小さいから」でも「社交性がないから」でもなく、生まれ持った感受性の違いです。
だからこそ無理に自分を変えようとせず、ラクになれる工夫を見つけることが大切です。
内向型・HSPの私が試して効果のあった5つのコツ

① 「今ここ」に意識を戻す
過去の失敗や、これからの不安を考え出すとキリがありません。
「今日のこの行事は、今日しかない」と意識を「今」に戻すだけで、頭の中のノイズがスッと静まります。
「今この時間だけを過ごそう」
「子どもの姿を見届けよう」
そんなふうに意識を切り替えると、気持ちがラクになります。
② 無理に明るくふるまわない
無理にテンションを上げたり、社交的にふるまおうとすると、あとからどっと疲れます。
むしろ「普段通りの自分でいる」と決めたほうが、心が落ち着くものです。
誰にでもフラットに挨拶して、それ以上は深入りしない。それだけで十分なんです。
相手のテンションについ合わせそうになるけど、ぐっとこらえよう!
むしろこっちのペースに相手を巻き込む!笑
③ 「よかったこと」だけに目を向ける
周囲の親たちが楽しそうに話していると、つい比べてしまいがち。
でも、そこで自分を責める必要はありません。
「子どもがニコニコしてた」
「自分が来たことに気づいてくれた」
「先生やPTA役員さんが、子どものためにがんばってくださっている」
そんな小さな“よかったこと”を見つけてみてください。
④ 行く前に「自分の理想の姿」をイメージする
学校に向かう前、少しだけ目を閉じて“堂々としている自分”をイメージしてみてください。
実際にそうなれなくても大丈夫。
でも「私は私でいい」というセルフイメージが心を守ってくれます。
日頃からこのイメージを持つよう心がけると、いざというときも落ち着いていられる気がします。
⑤ 誰ともつるまないと決める(孤高キャラ戦略)
「ママ友いないって思われたら恥ずかしいかも…」と思ってしまうこともありますよね。
でも、最初から“ひとりでいる人”として振る舞うのも立派な作戦です。
帽子をかぶって、落ち着いた雰囲気で「子どもを見守っている親」を演出する。
慣れてくると、これが一番ラクで自然な形だと思えてきます。
行事に集中できるし、メリットがいっぱいあるよ!
花粉症のフリして、伊達マスクをするのもおすすめ。
コミュニケーションが取りづらくなるので、むしろ好都合♪
もし誰かに話しかけられたときは、にこやかに応対して、さっと立ち去る。
そんな孤高の一匹狼…どうですか?( ̄ー ̄)ニヤリ
親の「しんどいオーラ」が子どもに伝わるときは?
行事が近づくと「行きたくないなあ…」という気持ちが顔に出てしまうこと、ありませんか?
でもそれを無理に隠さなくてもいいと思います。
私は、こんなふうに伝えるようにしています。
「ママは恥ずかしがりやで、他のお母さんと話すのはちょっと苦手なんだけど、〇〇ちゃんの晴れ姿を見たいからがんばって行くね!」
これなら、子どもも「ママは無理してまで来てくれてるんだな」と分かってくれて、
親に過剰な期待をしなくなります。
今、楽しめなくても大丈夫です!

昔の私は、学校行事が本当に苦手でした。
ワイワイ楽しそうなママたちを見ては、「自分はダメだな」と落ち込むばかり。
でも、だんだん達観してきました。
無理して誰かとつながらなくてもいい
子どもが笑顔ならそれでいい
今日ここに来られただけで充分
そんなふうに思えるようになってきて、最近では少しだけ、学校行事を楽しめるようにもなりました。
まとめ。苦手なままでもいい。自分らしい形で関わっていこう
学校行事が苦手な親は、たくさんいます。
HSP・内向型という特性を持っているなら、なおさらです。
でも、苦手なままでも、関わり方は工夫できます。
子どもの成長をそっと見守るスタンスで、あなたらしい関わり方を見つけていけたら大丈夫。
一歩ずつ、自分のペースで、心を守りながら参加していきましょう。