どこかが病気になったり、謎の痛みや不快感が続いたり…。
そんなときにまずやるのが「不調部分に直接アプローチして、治療すること」だと思います。
でも根本的に不調をなくしていくには「なぜこの不調が起きたのか?」を突き止めることが先決なんじゃ?という気もするんですよね…。
個人的な見解なので、「こんな考え方もあるんだな~」と軽い気持ちで聞いていただければ幸いです。
原因不明の不調に悩まされた過去
私は下の子を出産したあとパニック障害から産後うつになり、その後約10年間、次々と不調に見舞われました。
のたうち回るほど胃が痛くなり、救急車で運ばれたこともあります。
でも先生に見せても「原因はハッキリしませんね、体内のバランスが崩れているんですかねえ…」と微妙な反応。
「胃の痛みは、胆石がたまっているせいかも。胆石のある臓器(胆嚢(たんのう))を取ってしまえば症状はなくなると思います」といわれ、
胆嚢を取り去る手術を行いました。
でも手術後も謎の痛みはなくならず。
…そもそも胆石症の原因である「肥満」「過食」「生活習慣の乱れ」どれも思い当たらない。
むしろ少食・やせ型なので…先生の話をきいても ポカーン( ゚д゚) という感じでした。
強いていえば、当時はうつ症状がひどくて、自分を責めたり落ち込んだりすることは多かったと思います。
この経験を通して私は「体の不調って、心が占める割合がすごく多いんじゃないの?」と考えるようになりました。
不調を根本から治すには、東洋医学のアプローチも必要
漢方には「心身一如(しんしんいちじょ)」という考え方があります。
心と体はつながっていて、片方に不調があれば相手にも影響を与えてしまう。というもの。
不調の謎を解明するには、これらの東洋医学の考え方がすごく参考になると思っています。
たとえば西洋・東洋では、それぞれ医学に対する考え方が真逆。
西洋医学…患部を見て症状の原因を特定し、それに合う治療をほどこす
東洋医学…臓器同士の関係性や体内のバランスをみて、根本原因にアプローチする
西洋は「外側から」「あらわれた症状に注目」「即効性」。
東洋は「内側から」「根本原因を特定」「予防」 といったキーワードがありますね。
そして体調を本当に良くしていく・病気にかからないようにする なら、両方を上手に取り入れていかないといけないと思いました。
「感情」「思いグセ」が身体に与える影響は大きい
不調の原因を探る際に、とても参考になった本を見つけたので紹介します。
2014年に発売された本で、病気の感情的・精神的原因や、自分1人でできるヒーリング方法が紹介されています。
この本で胆嚢・胃について調べた瞬間、思わず「これだ!」と手を叩きました。
【胆嚢の疾患について、考えられる原因】
憤り。男性、あるいは自分の男性性、社会的な業績などに関する悩みや悲嘆。焦燥感。落ち込み。(中略)自分を落伍者だとみなし、成功のチャンスを駄目にすること。自分は二番手だという思い。
【胃の疾患について、考えられる原因】
人生を受け入れられないという思い。(中略)自分は人より偉い、もしくは自分は人より劣っていて二番手のような存在だという思い。
引用:イナ・シガール「体が伝える秘密の言葉」より
出産をされた方なら分かると思いますが、子どもを産んで家にこもっていると、
社会から置いてけぼりになったような、役立たずになったような…。
ものすごい焦りが出てくるんですよね💦
その気持ちを見事に言い当てているように感じました。
当時の私はうつがひどく、病気理由で子どもを保育園に預けていました。仕事も育児も家事も人並にできない…そんな自分への怒りがお腹にたまったんだと思います。
たとえば私たちの年代に増えてくる乳がんは、以下のように解説されています。
【乳がんについて、考えられる原因】
人の問題ばかり引き受けて、自分の世話をできないこと。罪悪感。不当な扱いを受けたという思い。心配事や不安を抱えこむこと。自信の欠如。愛情不足。被害者意識。
引用:イナ・シガール「体が伝える秘密の言葉」より
周りの乳がんにかかっている友人を見てみても、「自分より人」を優先させる優しい人ばかりなんですよね…。
的を射ているように思いました。
また乳がんに関しては、左胸・右胸どちらに発症したかで意味合いは変わってくるそうですよ。
根本原因にアプローチしなければ、再発する可能性も?
体の不調があるときには、普段の感情や思いグセを振り返ってみて「そう思っていたんだね」と受け入れてあげることが大切だと思います。
私のケースに話を戻しますが、
この「置いてけぼり感=社会で活躍できていない自分への焦り」は、実は胆嚢を取ってもなくなりませんでした。
胆嚢はもうないのに、胆嚢があった場所にずっと違和感があるんです。
でも健康診断では「異常なし」。
これはもう、心理的な原因としか思えないですよね💦
このことに気づいてから、自分の中にある男性的な部分(行動することや、仕事で実績を積むことなど)を大事にするよう心がけています。男性であっても女性であっても、男性性・女性性両方を満たしてあげることが大事です。
こちらの本にはめまい、やけど、虫歯、片頭痛、車酔い、いびきなど…あらゆる病気の心理的な理由が書いてあります。
もし「気になる症状があるが、なかなか改善しない」ということがあったら、一度読んでみることをおすすめします。
改善するヒントが見つかるかもしれません(*^^*)
こちらの本、残念ながら紙の本は現在出版されていませんが、楽天の電子書籍版のほか、
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体の不調はあなたへの大切なメッセージ
不調があると、自分の体をうらめしく思ってしまうかもしれません。
でも体はあなたを困らせようとしているのではなく、大切なことに気づいてほしくて、そういったメッセージを送ってきています。
症状もおさえることも大事ですが、同時に
「自分の中に根本的な原因となっているものはないかな?」「それを手放す方法はないかな?」と振り返ってあげてくださいね。