「専業主婦である自分に自信が持てない」「罪悪感が常にある」という方、多いと思います。
本当はのんびり暮らしたい気持ちもあるけれど、専業主婦への風当たりの冷たさに負けて仕事を再開した、という方もいらっしゃるかもしれません。
…でもその罪悪感、ホントに感じなきゃいけないものなんでしょうか?
私は昨今の「稼いでいる方がエライ」という風潮はなんだかなあ…と思っています。
❝稼いでいない自分❞に罪悪感を持ってしまう方の心が、少しでも楽になることを祈って。
「がんばる方がエライ」という思い込み
今や現役世代の中で、専業主婦は4人に1人というレアな存在になっています。
そのうえ「専業主婦を選択すると億単位の損失」だとか「働けないなんて甘えている・なまけている」だとか…
❝専業主婦たたき❞の声もあちこちで聞かれるようになりました。
この環境で罪悪感を持つな、という方が難しいですよね💦
しゅふJOB総研が2018年に行った調査によると、「専業主婦・主夫であることに後ろめたさや罪悪感がある・少しはある」と答えた専業主婦の方が、
- 全体の56.6%(半数以上)
- 子どもがいない家庭の場合さらに高く、69.6%(約7割)
- 年代別でみると、30代以下は70.1%もの人が罪悪感を持っている(約7割)
という結果になったそう。(しゅふJOB総研「専業主婦への罪悪感」をテーマに行ったアンケートより)
かなり多くの方が、専業主婦の自分に肩身の狭い思いをしていることが分かります。
私は出産後体調を崩し、保育園に子どもを預けていた時期が長くあります。当時は「働いてもいないのに、子育てすらまともにできないなんて、私はクズだ」と思い、生きていることさえ申し訳なく思っていました💦
でもよく考えてみれば、休める環境があるなら心おきなく休んでよかったんです(誰も責めていないんだったらなおさら…)。
なぜそこまで自己否定を?と自分を振り返ってみると…、
根っこに「がんばる方がエライ」という学校や親からの圧力があることに気づきました。
がんばれば、確かに結果は得やすいです。
でも一人ひとり人生のペースは違うし、がんばりどころも、性格も違うはず…。
「がんばる方が(無条件に)エライ」はただの思い込み・刷り込みなんですよね。
「稼ぐ方がエライ」という思い込み
そして学校時代は「がんばってテストで点を取った方がエライ」だったのが、
社会に出ると「稼いでいる人の方がエライ」「稼げば稼ぐほどエライ」に見事にすり替わっているように思います。
確かにたくさん稼いで、たくさん納税すれば、社会に大きく貢献できます。
でも「お金を稼ぐ力」というのは、指標の1つというだけ。
給料の多い夫の方が、妻よりも人間的に価値があるわけじゃありません。
働いて社会を支える人・いずれ働き手となるため今は勉強する人・買うことによって働き手に報酬をもたらす人・アイディアを生み出し仕事を作る人・サービスを受け取ることにより、相手に「役に立っている!」という幸福感を与える人…
社会はいろんな人がいるから成り立っていて、優劣はありません。
主婦業は会社でいえば経理や人事・総務といった、社員のバックアップを行う立場。
社員(家族)が活躍するために環境を整えるスタッフです。
「外貨を稼がないから、他の社員よりも立場は下」なんて言われたら、彼らはブチ切れますよね💦
環境を整える仕事って、生きるうえでの土台をになっています。
とても大切な役割だと思います。
その大切な役割についている自分を、卑下する必要はまったくありません。
人によって使えるエネルギー総量は違う
私は普段、占いライターとしても活動しています。
その関係で四柱推命や算命学といった「運命学」を調べることも多いのですが、人の運勢を一人ひとり調べてみると、
驚くほどエネルギー値が違うんです。
つまり同じことをやるにしても、苦なくできる人と、へとへとになってしまう人がいるってこと。
この状況で、全員に同じようにやれというのがムリな話だと思いません?
もし「自分は周りの人のようには動けない」と感じるなら、それはエネルギーが足りていないということだと思います。
その事実に対し「良い・悪い」とジャッジをする必要はありません。
エネルギーが余っている人って、たとえ働かなくていい環境でも「じっとしていると気が滅入る!」って家を飛び出しちゃいますからね…。ここがエネルギーの違いなんじゃないかと(^_^;)
私も以前は「みんながんばっているから、私もちゃんとしなきゃ!」と抱えきれないほど仕事を受けていたのですが、
年々仕事量は減らすようにしています。
自分の心と向き合った結果、「ゆっくり過ごす時間も欲しい!」と思うようになったからです。
今の理想は、好きなジャンルの仕事を受けて、少し感謝されて、少し自由になるお金を手に入れること。です。
自分はどんな暮らしを望むのか?が最優先
あなたはどんなライフスタイルが理想ですか?
- 1つひとつの家事を丁寧にこなして、疲れない暮らしをしたい。
- 仕事も家事も育児も、全部ガッツリと取り組んで結果を出したい。
- バランスよくどれもこなして、後悔の無いようにしたい。
- お小遣い稼ぎ程度に働いて、あとはゆっくりしたい。
- …
パターンは無数にあると思うし、どれを選んでも間違いじゃありません。
最初は①だったけどだんだん③になった、ということもあると思います。
まず「周りがやっているから」「誰かにそう言われたから」という外付けの理由を排除して、自分が心から望むスタイルをハッキリさせること。
そしてどうすれば、「自分の理想」と「夫や家族の望み」を両立できるかを考え抜くこと。
ここにエネルギーを注ぎましょう。
理想のスケジュールをノートに書き出してみる方法がおすすめです。自分の望みをはっきりと文章にすることで、理想に近づく方法がひらめきやすくなると思います。
そして願いは正直に書くことが大事!どうせ誰にも見せる予定はないんだし、世間体とか、社会の常識をとっぱらって自由にアイディアを出しましょう!
最近、社会の変化のスピードがどんどん早まっています。
いずれは「働くこと」自体が、一握りの人だけの行為になっていくかもしれません。
「専業主婦だからお金を使いにくい」を解消するには?
とはいえ、専業主婦だと現実的に「お金が足りない」という問題もあると思います。
生活費はなんとかなるけれど、自分の好きなものにお金を使うのは気がひける…と思う人も多いでしょう。
そんなときは、月数万円くらいのお小遣い稼ぎをしてみるのも1つの方法です。
おすすめは、クラウドソーシング。
短期や短時間でできる仕事・遠隔でできる仕事・顔や名前を知られずに完結する仕事 などがたくさんあるので、自分の体調や気分に合うものが見つかりやすいと思います。
↓クラウドソーシングはこちらの記事でも紹介しています。興味のある方はぜひ🎵
まとめ。共働きはただの流行。乗るか乗らないかは自分次第
以前、Yahoo!知恵袋で「専業主婦の自分に自信が持てない」とつぶやいている方がいて、それに対し年配の方が、
「昔は仕事をしている主婦が叩かれてました。ただの流行りだから気にしないで」と回答していました。
…たーしーかーに!笑
私の母(70代)はフルタイムで働いていましたが、当時はいろいろ言われていたようです。少数派を責めたくなるのは、人間の本能なのかも💦
そう。ただの流行なんです。
これからはさらに価値観も多様化していくので、自分の軸をしっかり持って、流行に流されないことが大切です。
もし専業主婦に対して罪悪感があるなら、どんどんその重たい感情を手放して、がんばってくれているパートナーへの「感謝」に変えていけた方が、お互い幸せになれるはず💕
…長々とエラソーなこと書きましたが、私も「稼ぐ方がエライ」の呪縛から完全に抜け出たとは言いがたい状況です(40年かけて洗脳されてきましたからね…)💦
今までお伝えしたことは、自分に向けてのメッセージでもあります。
お互い古い価値観を手放して、どんどん身軽になれたらいいですね(*^^*)