現代人の多くが悩んでいる、時間が足りない 問題。
「やることが多すぎて、自分の時間がとれない」「もっと子どもに優しく接したいのに、余裕がない」「いつも焦っている(T_T)」
そうですよね。すっごくわかります…💦
私も、時間が足りない問題に長年ふりまわされてきました。
(特に仕事を始めてからは毎日てんやわんやで、常にイライラしていましたね)
でもだんだん「おだやかな日を増やしたい!」という思いが強くなってきて、
時間が「ある」状態にしていく
に本気で取り組むようになりました。その成果か、最近は以前よりかなり余裕のある暮らしが送れるようになっています。
今日はその経験を通して見えてきた、時間を増やすコツをシェアしたいと思います。
ゆっくりしたいと思っているのに「なぜかいつも忙しくなってしまう」という人はいませんか?そういうときは言葉とはウラハラに、深層心理で忙しい状態を望んでしまっているかもしれません。←私もコレでした(^^;)
今回は精神面からのアプローチ方法もご紹介しています。両方から対策すれば、効果が出やすいかもしれません🎵
よかったら参考にしてみてくださいね。
- 時間が足りなくて困っている
- もっと自分の時間を持ちたい
- いろんな「時間を作る方法」を試してみたけれど、あまり効果がなかった
時間が「ある」状態にする、現実的な対策
まずは現実面での対策を5つご紹介します。
①:優先順序をハッキリさせる
まず優先的にやるものを決めましょう。
1日の中で集中できる時間は限られているし、お子さんがいる主婦の方であればなおさら予定外の出来事に時間を取られることも多いでしょう。
締切日が迫っているもの・やっておきたいことから先に取り組む必要があります。
そして優先順序を決める際に特に大事なのが、やりたいことの中に「自分の予定」を最優先でぶっこんでしまうこと!笑
仕事→家族の用事→両親→友達→最後に自分…と、自分を一番後回しにしていませんか?
時間があまったら、自分の自由時間にしよう✨
…でも大抵あまらないんですよね…( ̄ロ ̄lll)ヒー
手帳にあらかじめ予定を書き込み、「空いてる?」と聞かれても「もう予定があるからそこはムリ」と答えるようにしましょう。(たとえそれが「1人でブラブラ散歩する時間」「ぼーっとする時間」であったとしても、です!)
②:やりたくないことを、やめる
次に大切なのが、取捨選択です。
新しい出会いや出来事がせっかく訪れていても、本人にそれを受け入れる時間の余裕がなければチャンスは逃げてしまいます。
だから時間を増やすことよりもまず、やめること・捨てることに焦点を当てましょう。
たとえば罪悪感や義務感、周りの目を気にして「本当は面倒だし、やりたくないけどやっていること」はありませんか?
それを1つずつ手放していくとOK。
「自分ががんばらないと周りが困っちゃう…」と思うかもしれませんが、あなたの助けがなくなると、案外相手は自分でなんとかしようとするものです。
あなたのがんばりが、逆に相手の自立心や発展のチャンスを奪っている可能性もあります💦
見守る愛・手を放す愛もあるってことですね…。
もし罪悪感がムクムク湧いてきたら、その気持ち自体を思い切ってポイしてしまいましょう。
自分の人生の中で「やりたいこと」「心地いいこと」「安心すること」の割合を増やしていってくださいね!
③:マルチタスクをやめる
効率化のため同時にやっていることがあったら、1つに絞りましょう。
マルチタスク(脳に同時に別のことを考えさせる)は、集中力をいちじるしく落とすことが分かっています。
「女性はマルチタスクが得意だ」なんてよく言いますが、実はそれも間違い。
女性は相手の変化を読み取るセンサーが優れているため、子どもの体調や相手の言葉のトーンなどに気づきやすいですが、
同時にやろうとすると集中力が落ちるのは男女とも一緒。
音楽を聴きながら料理を作ると、明らかに完成までの時間が遅くなるもんなあ…。ナットク。
「この時間はこの仕事だけ」と決めて、目の前の作業に集中することをおすすめします。
④:全部自分でやろうとしない
「人にまかせること」も大切です。
ロンドン・ビジネススクールの研究によると、
実は労働者の大半が、労働時間の約4割を「本来なら人にまかせられる仕事」に費やしているんだそう。
自分の仕事の中に、部下や同僚・家族や家電・外部サービスにまかせられるものはないでしょうか?
特に日本人は「がんばることがエライ」「迷惑をかけてはいけない」と幼い頃から教育されているため、人に頼ることに罪悪感を持つ人も多いと思います。
でも時代は着実に「がんばらない生き方」へとシフトしつつあります。
人にまかせて、感謝する。
相手ができないことは自分がやってあげて、感謝される。
なんでも1人で抱え込むのはやめて、「親切の循環ができる環境」を目指していきましょう!
⑤:持ち物&人間関係を整理する
最後に、持ち物や人間関係など、目に見えるモノも取捨選択していきましょう。
「モノ」はたくさんあればあるほど、脳がその情報を処理しようとがんばらなくてはいけなくなります。
つまり集中力ダウン→行動・判断に時間がかかる→時間の余裕がなくなる ということですね。
部屋の中がゴチャゴチャしていると、それだけで集中力が落ちるし、エネルギー不足でイライラしやすくなります。
長年使っていないもの・壊れているものがあったら処分していきましょう。
また一緒にいると振り回される人・会ったあとでネガティブな気持ちにさせられる人からも少しずつ距離を取りましょう。
不要な人付き合いが減れば、必要なものに時間を割きやすくなります。
時間が「ある」状態にする、精神的な対策
ここまでは現実面での対策をご紹介しました。
でも以外と盲点なのが、次から解説する「精神面」の対策なんです。
自分のケースに照らし合わせてみてくださいね。
①:実は「忙しい自分」を望んでいないかチェックする
もしかすると、今の忙しさは自分が招き寄せているかもしれません。
「自分が配属されたとたん、その部署が忙しくなる」「予想外の出来事にしょっちゅう時間を取られる」「時間が空き始めると、つい別の予定を入れてしまう」
もしこんなことがよくあったら、要注意。
実は深層心理で忙しい状態に満足感を得てしまっているかもしれません(忙しい=自分に価値がある、というふうに…)。
深層心理は、行動の90%以上を司っています。
だから、いくら表面上は「のんびりしたい」と思っていても、深層心理で「私は忙しい方がいい」と感じていると、その通りになってしまいます。
❝自分の価値❞と❝忙しさ❞を切り離しましょう。
忙しいと、自分の中にある「無価値感」に味わわずにすむからある意味楽なんですよね…。私もまさに、この考えが根底にありました💦誰かの役に立っていなければ価値はない、って。
グータラしていても・誰の助けになっていなくても、あなたは(あなた自身にとって)唯一無二の存在で、かわりはいません。まずはそのスタンスに立つことが大切です。
②:自分には「時間がある」と決めてしまう
セルフイメージを「私は忙しい」から「私には時間がある」に変えていきましょう。
長年忙しい生活を続けていると、「私には時間がない」というセルフイメージ(信念)がガッチリできていることが多いです。
これを変えていきます。たとえば…
- ギリギリにならないとできない
- 予定通りに終わらない
- 私は常に忙しい
もし心の奥にそういう思い込みがあるな…と感じたら、
- 私はいつも時間が余る
- 予定ピッタリに終わる
- 私には時間がある
と何度も言い聞かせましょう。
最初はすっごく違和感があると思います(いや終わらないじゃん!どう見ても予定あふれてるやん!というエゴの声との闘い笑)。
でもだんだん慣れてくるから大丈夫!
脳に繰り返しインプットし、うま~くだますことができれば、現実はじょじょに変わっていきます。
③:「ある」にフォーカスを当てて生活する
日常生活の中で、「ない」ではなく「ある」に注目していくことも大事。
心理学には「フォーカスを当てたものが増えていく」という法則があります。
赤い車が欲しいな、と思っていると赤い車ばっかり目につく…といった経験、ありませんか?感情も同じ。多く感じると、さらにその感情が増えやすくなります。
②で「私には時間がある」と言い聞かせよう、と説明しました。
次は「時間がある」という感覚を、全力で味わってみてください。
時間がない!と言っても、残り時間が0なわけじゃないですよね。
どんな人にも1日24時間が与えられています。
すなわち「時間はある」んです。
コーヒーをゆったり飲む時間、おふろでほっと息をつく時間。
そういった「ゆったりした時間」にフォーカスを当てて、しっかり味わいましょう。
おすすめは、ご飯を食べる時間です。食材の味を1つひとつ確かめながらゆっくり食べるようにすると「ある」を感じやすいですよ🎵
私もこれを試してみて、1か月くらいでだんだん「あれ、そういえば前ほどバタバタしていないな」と思うようになりました。不思議…
まとめ。「忙しい」と感じる日常も、実は全部自分が作っている。
「ある」と決めて、「ある」と感じられる時間をめいっぱい味わう…。
この行為でなぜ時間が増えていくのか、自分なりに考察してみました。
おそらくゆったりした時間の快感を味わうことによって、
同じ気持ちを(無意識に)また味わいたくなる→無理なスケジュールを組まなくなる→今までは引き受けていたことにもNoが出せる(または代替案を出せる)
という流れが起きてるんじゃないかと。
ただ不思議なことに、「子どもが発熱!」とか「仕事で予想外のトラブルが」といった、一見自分ではコントロール不可に思えるものも減っていくんですよね…。
題名に書いた通り、現実にある出来事は「自作自演劇場」ということなのかもしれません。
もし時間作りに悩んでいる方がいらっしゃいましたら、実験がてら試してみてください(*^^*)